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誘拐されたので脱出します  作者: 抹茶闇ラテ
報告書一
3/51

脱出に使える奴ら

私は身構えた。



入ってきたのは少年少女四人。

皆、どこかしら包帯を巻いている。彼らを見た限りだと待つだけでは

無事に帰る事は出来なさそうだ。

そんな事を考えていた時だった、一人の少年が私に声をかけてきた。


「君は誰?」

…聞くなら先に名乗ってほしいものだ。

「光乃結花。小4だ。お前は誰だ」

「僕は立花柊(たちばな しゅう)。君も誘拐されたんだね」

「疑問だが…なぜお前らは包帯を巻いている。それにお前は片腕もないじゃないか

 良かったら教えてくれないか」

こいつらは何かここの事を少なからず知っているだろう。

「あ、うん、いいよ教えてあげる。

まず、ここは…研究所って所かな。その研究所は…僕たちを使って…

 人体実験をしているんだ…だから皆、どこかしら包帯を巻いているんだ

 僕はその実験で片腕を無くしたんだ」

「…なら何故ここから出ない?」

その答えには部屋の隅にいる少女が答えた

「こ、ここからは逃げ出せないよ…逃げだそうとしたら…あの窓の向こうの…

 あの人たちみたいに…」

「なるほど…」

「ちなみに私は、斉藤想(さいとう こころ)そして私の隣は美夏(みか)ちゃん」

「よろしく。想とは仲が良いのよ」

「俺は深川広太(ふかがわ こうた)、力には自信がある」


なるほど…脱出が難しい事が分かった。だが…こいつらは

使える。

私はあることを持ちかけてみた。

「このまま実験で死ぬか、脱出して平凡な生活を手に入れるか、どっちがいい」

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