子どもらしさがない小学生の少女
このストーリーの前に主人公の紹介をしましょう。
光乃 結花
小学4年生の少女。
子どもらしさがなく、冷静な奴
では話をはじめましょう。
…私は…
私は誘拐された。
気づいたら見知らぬところにいた。
どういうことなのか、未だに理解が出来ない…
薄暗い部屋の中、ここには私以外いないだろう…
一応自由に動ける。この部屋を探索することにした。
結果的になにも無かった。(小さな窓とかはあるが)おまけにこの何もないやけに広い部屋から
出ることも出来ない。
あぁ、どうしてこうなったのだろうか、思い出してみるとするか…
この日は普通に学校があった。特にこれと言った事がない、ただの日常だった…
記憶が残ってるのは下校時。私以外誰もいない道、午後3時くらいだっただろう…
それ以降の記憶が無い。分かることは、何者かに誘拐されたことだ。
…思い出してもなにもならない。小さな窓を覗いてみるとしよう…
あぁ…なんと言うことだ。ここは…恐ろしい所だ。紅い地面、人形の様な手足だ転がってる。
逃げないといけない。ここから出なければ。
いくつのも命があっても足りない。
まずはこの部屋からでなければ…いや、この場所がどこなのか、そして何のための場所なのか
私以外に誰かいるのか、まずそれを知ってからだろう。
必ず脱出してやる。
そう、心の中で誓った直後のこと。
足音が聞こえた、複数だ。
扉が開く、私は身構えた。