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プロローグ
今日もそこでは、多くの人々が歓声をあげる。人生を変えたいと思うもの、それを娯楽として楽しむもの、その姿に興奮を覚えるもの。
様々な人々が思いを寄せて、目の前で起きる夢に弾む。
馬鹿にするものもいるかもしれない。たかがギャンブルと罵るものもいるかもしれない。それでもそこに人生を懸けるものもいて、ドラマがあり、夢がある。だからこそ人々はそこに集まるのだ。
そして有馬貞樹も、その興奮に、迫力に、感動を覚えたのだった。
たったの3歳で―――
よろしくお願いします。
1話は出来上がり次第あげます。