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俺の強さは出目しだい!〜時々最強 時々最弱 全ては運しだい!  作者: 眼鏡羊@実はコンタクト
第1章 クルド大陸編
3/3

第1話 異世界と遭遇

まだストック分です

異世界イースフィアにある大陸の草原に召喚陣が浮かび上がる


召喚陣は、白く発光し繭の様になると数瞬の後、弾けて消えていった


光が消えた後には青年が一人、盤が立っていた


「もう着いたのか?今回は意識を失わなくてすんだようだけど・・・ここはどこなんだ?」


どこに送られるかはわからないと女神様から聞いてはいたが目の前には広大な草原しかない


「都合よく夕陽ちゃん達のいる国の近くに召喚されていればいいんだけどなぁ。・・・・あっ そういえば女神様に夕陽ちゃんがいる国の名前聞いてなかった・・・」


やらかしたとは思ったがもう異世界に来てしまった以上どうしようもない


「まぁ、仕方がないか。とりあえず女神様に言われた通りステータスを確認するか・・・・どうやればいいんだ?」


大事な事を聞き忘れすぎな盤である。


「とりあえず適当に唱えてみればいいか。えーと、『ステータス 開け』」


適当に言ってみたのだが正解だったのか目の前に自分のものと思われるステータスが表示された


ーーーーーーーー


三矢 盤 18歳


種族 人間


Lv.1


体力 120/120

魔力 100/100


筋力 80

守り 30

敏捷 50

知力 70

運 ???


【戦闘スキル】

・なし


【補助スキル】

・鑑定


【常時発動スキル】

・異世界共通語


【特殊スキル】

・天獄のサイコロ Lv.1



【称号】

・召喚に巻き込まれし者


ーーーーーーーー


「これは・・・いいのか?比較する相手がいないからわかんないな」


ステータスは確認出来た。あとは、スキルについてか・・・とりあえず1番気になる天獄のサイコロに鑑定を使ってみるか


『鑑定』


すると目の前の表示が切り替わり鑑定結果が表示される


ーーーーーーーー

【特殊スキル】

・天獄のサイコロ Lv.1 消費魔力 30


三矢 盤がスキル玉を使用し生み出したスキル。スキルを発動させると6面のサイコロが現れる。

それぞれの面には壱~陸の数字が書かれており、サイコロを転がす事で効果を得る。弐~伍までは数字に応じて各ステータスが数字の数だけ倍になる

陸が出ると各ステータス6倍+一定時間全ての攻撃から守るバリアが展開される。ただし、壱が出た場合全てのステータス(体力以外)が1となりさらに状態異常(毒、麻痺、部分石化、暗闇、混乱、回復不能、魔封じ)となる

それぞれの数字の効果時間は約10分、次回使用時までに10分のクールダウンが必要


ーーーーーーーー


「これは・・・メリットも大きいが壱が出た時のデメリットもでかいな」


これがどうやらオレがスキル玉で得たスキルらしい


残りのスキルは物事の情報を見る事ができる『鑑定』と一部の種族を除いた全ての種族の言葉を話す事が出来る『異世界共通語』だ


「これで、見たい物は全部だな。ステータスを閉じるのはさっきの逆でいいのかな?『ステータス 閉じろ』」


予想通り目の前に表示されていたステータスが閉じる


「うまくいったな。さてとお次は着替えか・・・隠れるとこないんだけどな・・・まぁ、誰か見てるわけでもないしここで着替えればいいか」


盤は辺りを気にしながらもその場で魔法のカバンに入っていた服に着替えることにした。


後ろにある草むらから覗く何かがいるとも知らずに・・・



・・・・5分後


「これであとはこのマントを羽織るだけっと、出来た!

マント羽織るとなんか異世界の旅人ってかんじだな」


女神様からもらった一般的な服は、黒のズボンにクリーム色の長袖シャツ、あと深緑色の金具で留めるタイプのマントであった。


女神コーデ・・・一般的であると信じよう


元の世界から着てきた服はカバンにしまい、今度はカバンの中身を確認する

中には・・・・


・水袋(材料不明)

・銅の短剣

・紙幣数枚

・ほどよい固さの干し肉(原材料不明)


が入っていた


とりあえず銅の短剣はズボンに装着しておく


地図は送られる場所が分からない以上ないのは当たり前だが、鑑定をかけても材料が不明な物が2つもあるってどうなんですか女神様


そんな事はさておき確認する物も確認し終わり、着替えも終わった


いよいよ異世界旅スタートだ!と大きく一歩を踏み出したところで後ろから強い衝撃を受けた


「な、なんだ、なにが起こったんだ!?」


出鼻をくじかれる感じで衝撃を受けた俺は数メートルほど前方に吹っ飛んだ。受け身なんて上級テクニックを持っていない俺は吹っ飛ばされたあと少し転がり止まる。慌てて立ち上がり自分のいた場所を確認するとそこには・・・


「兎?」


小型犬ぐらいの大きさの茶色い兎が敵意むき出しの瞳でこちらを見ていた


「兎ってこんな大きかったっけ?・・・そんなわけないないよな。じゃあ、こいつは魔物か!」


俺はまだ慣れないながらも兎に鑑定をかける


ーーーーーーーー

茶色兎(ブラウンラビット


Lv1 体力60/60

魔力10/10


各スキル なし


ーーーーーーーー


とだけ表示された


「Lv.1であの衝撃か魔物ってのはこんなんばっかか」


素早く自分のステータスを確認すると体力が120から100へと減っている。あと、5回くらえば終わりだ


「最初だしな、出し惜しみしても仕方がない」


俺は唱える


『天獄のサイコロ』


すると目の前に正六面体のサイコロが現れる。直感的にそれを殴った


天獄のサイコロは飛んでいかずその場で乱回転している

数瞬の後勢いは収まった


目の前に見える数字は『参』


それを確認した瞬間、体に今まで感じた事のないほどの軽さと力強さを感じる


「これで、10分の間は俺のステータスは3倍。だが、初戦闘だ、油断なんかしない。・・・一気に決める!」


俺は、足に力を入れ大地を蹴った


「はははっ!なんだよこれ!体が軽りぃ!軽く地面蹴っただけなのにこれかよ!」


スキルの効果にテンションが上がる。俺の動きに茶色兎は、全く反応出来ていない


盤は素早く茶色兎の後ろにまわると腰の短剣を抜き、背後から一閃した


声をあげることもなく茶色兎はその場に倒れた


「嘘だろ?一撃かよ。これがスキルの効果か」


初めてスキルを使い魔物を倒せた事に喜びを感じながらも盤は考える


「倒せた事は嬉しいだがこいつどうするかな?・・・死んだらカバンに入るのか?」


先ほどこっちの世界の服を取り出す時に何気なくカバンを鑑定した結果生物はカバンの中に入れられないと判明した。だが、死んだ後の事は書いていなかった為試してみる


すると、なんの抵抗もなく茶色兎は丸ごとカバンの中に収まった


「生きた状態の魔物はダメだが、死んだら大丈夫って事か」


盤がカバンの実験をしていると、さらに後ろの草むらが動く物体が出てきた


今度は、茶色兎が2体だ


「2羽同時か、効果時間は・・・」


素早くステータスを開くと右下の方にデジタルタイマーが存在した


残りは約5分30秒


いける!


そう確信し銅の短剣を握り直す。数が1羽多かろうとさっきの要領でやれば充分倒せるだろう


「よし!いくぞ!」


盤は気合を入れ地面を蹴った・・・




初戦闘から40分後、俺のカバンの中には30羽の茶色兎が入っている


あれから、出てきた茶色兎を倒すとすぐにまた別の何羽かが姿を現し盤を襲ってきた。それを繰り返す内に気づけば30羽も倒してしまっていた


「少し倒し過ぎたかな。天獄のサイコロもあの後もう1回使っちゃったし、でもそのおかげでまだ旅に出てもないのにLvが4まで上がったから、まぁよしとするか!」


気楽なものである


ちなみにレベルが4まで上がったステータスがこんな感じ


ーーーーーーーー

三矢 盤 18歳


種族 人間


Lv.1


体力 65/180 60up

魔力 50/150


筋力 110 30up

守り 45 15up

敏捷 75 25up

知力 80 10up

運 ???


【戦闘スキル】

・なし


【補助スキル】

・鑑定


【常時発動スキル】

・異世界共通語


【特殊スキル】

・天獄のサイコロ Lv.1 (使用回数 2)



【称号】

・召喚に巻き込まれし者


ーーーーーーーー


どうやら俺は、守りが上がりにくく、体力や筋力は上がりやすいようだ。それと小さな発見として時間経過で魔力は回復するという事が分かった


そんな事を考えている内にステータス画面に表示されている天獄のサイコロのクールダウン時間が終わっている


「さてと、茶色兎のしまい忘れはないな。じゃあ今度こそ

異世界の旅スター・・・えっ?うわっ!」


改めて異世界の旅をスタートしようとした直後、後ろから風切り音が聞こえとっさに横っ飛びに逃げる


「な、なんだ!また茶色兎か!?」


さっきまで盤がいた場所を風切り音と共に駆け抜けていった何かは数メートルほど進み砂煙をあげながら停止する。

盤は素早く短剣を抜き構える。


次第に草原に吹く風で土煙が晴れてきた。

盤は自分を襲った相手が少し見えた瞬間鑑定をかけた


ーーーーーーーー

特大茶色兎(ジャイアントブラウンラビット)


Lv.15 体力320/320

魔力50/50


【戦闘スキル】

・突進 Lv.3

【補助スキル】

・属性付与 風 (速度上昇、刃)

ーーーーーーーー


レベル差11か・・・まずいな


素早く天獄にサイコロを発動させて殴りつける。出来れば『肆』以上が出て欲しい出ればまだ勝機もみえてくるんだが・・・


数瞬の後、正面にきた数字は・・・『弐』


「最悪だ・・・」


俺の現在のレベルが4だ。単純に考えても2倍で8、まだ7もレベル差があることになる



土煙が晴れると完全にその姿をを見せた特大茶色兎の背中が見えた。でかい、さっきまで戦っていた茶色兎の3倍はあろうかというその巨体は重い足取りで俺がいる方向へ体を向けようとしているその巨体ゆえに方向を変えるだけでも時間がかかるようだ。


今しかない!

そう思い盤は駆け出した


腰から銅の短剣を抜き、飛び上がると手や足が届かないであろう首元を狙って短剣を振り下ろす


だが、振り下ろしたところには既に特大茶色兎の姿はない


「なっ!どこだ!?」


素早く辺りを確認するが姿が見えない


その時だった。背後から骨がきしむほどの衝撃と鋭い痛みを背中に感じた。


「がはっ!」


肺から空気が無理矢理吐き出される。背中の痛みと相まってかなりの激痛だ


何が起こったと理解する前に次の衝撃と痛みが襲ってくる


それが一度や二度ではない何度も繰り返し襲ってくるのだ。


衝撃と痛みで軽く意識が飛びそうになる。霞む視界の中正面を見ると特大茶色兎が右足で土を巻き上げながら再び俺に襲いかかろうと力を溜めている姿が見えた。



スキルの効果で高まったステータスでも勝てないのなら諦めるしかない。もはや、争う術を持たない盤はふらふらと体を揺らしながら立っているしかない



ついに力を溜め終わったのか特大茶色兎が地面を蹴り砂を巻き上げながらこちらに突進してくるのが見えた。


「ははっ、まさかこっちの世界に来て1日も経たずに死ぬのか・・・」


激痛で心が弱くなる


特大茶色兎との距離はあと1メートルしかない


ああ、死んだな


盤は目を閉じる






「・・・・・・」


あれ?衝撃と痛みが来ない?


目の前に特大茶色兎の気配は感じるのだがいつまで経っても衝撃と痛みが襲って来ない


盤は恐る恐る目を開けた


「なっ!?」


ほんの30cmといったところで特大茶色兎が止まっている

なんでだ?そう思う前に特大茶色兎の喉元に刺さった剣を発見する


「なんで剣が、刺さってるんだ?いったい誰が・・・

・・がっ!」


疑問に思っていると先ほど受けた背中の傷が再び痛んだ

地面に膝をつき痛みに耐えるもだんだん意識が遠のいていく


ザッ


遠のく意識の中誰かが俺の傍まで来たのが分かった


「・・・君は・・・・」


誰かは俺の傍まで来るとじっと俺を見下ろしているようだった


「・・・・・・・」


何か言っているようだが何も聞こえない



次第に瞼は閉じていき痛みから逃れるように俺は、意識を手放した・・・

よろしくどうぞ

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