第4説 三人目と四人目の伝説の能力者
第4説です
「どうした?二人とも 速くその女二人も殺るぞ」
と、光汰は言った
俺は、不思議に感じた・・・なんか今の光汰は、光汰であって光汰ではない気がした
「でも・・・殺すなんて私には・・・」
俺も奏愛の言うことには同意だ・・・
「でも、殺さないとこっちが死ぬぞ・・・」
光汰はそう言うとクナイをこちらに投げてきた。
会話しているうちに相手の女二人がこう言ってきた
「もう戦わなくてもいいんじゃない?」
その言葉に俺は、返事をしようとすると・・・
ヒュンッ!
二人は消えた・・・
俺と奏愛は顔を見合わせた
「えっ!?えっ!?何で消えたんだ」
俺は、不思議がおさまらない
「戦闘放棄だ・・・」
と、光汰が言った
俺は、ルールと違い何で?と、光汰に聞いた
「放送で言い忘れたのだろう・・・多分その言葉を発するだけで、戦闘放棄と見なし消されると言うことを・・・もちろん、その相手の言葉に同意しても消されるだろう」
俺は、あぶねぇ~と思った。何故なら、俺は、そうだなと相手の意見に同意しそうになっていた
「でも、私たち勝ったのよね」
「・・・多分」
と、話しているうちに放送が流れた
[ブラボー!!音楽室での、戦闘をしていた人たちでは、教室に戻って、担任の先生から勝利品をもらって下さい]
「勝利品?」
俺は、不思議に思った。死闘なのにそんなものあるのか?とりあえず、勝利品が気になるので、急いで教室に戻った。
☆
教室に戻ると、教室の前で佐賀Tが待っていた
「お前たちが一番だ!よし、この中から好きな勝利品を選べ!」
勝利品
明日の課題テストの数学の解答
明日の課題テストの国語の解答
明日の課題テストの英語の解答
明日の課題テストの理科の解答
明日の課題テストの社会の解答
たわし
来週一週間学校休める許可書
髪どめ
ゲームカセット
図書券10,000円分
卒業証書
まくら
トイレットペーパー
「えーっと どれにしようかなぁ♪」
奏愛と光汰がおかしい商品が紛れこんでいるのに選びだした
「ちょっと!まてぇぇぇぇぇーーー!!!お前ら選ぶの?選んじゃうの?紛れもなくおかしい商品があるだろうがぁぁぁぁぁぁぁーーーー!」
「じゃあ、私これ!明日の課題テストの社会の解答♪私、社会苦手なのよ♪」
奏愛が違和感もなく選んだ
(完全に無視ですかぁぁぁー)
「じゃあ・・・俺は、たわし」
「おい!まてぇぇぇぇぇーーー光汰ぁぁぁ」
「何?」
「そこでたわし選ぶの?選んじゃうのぉぉぉ!」
俺がそうツッコムと光汰は、頷いた
「どうせなら、明日のテストに役立つ物を選べよ」
「でも、良い点数をとってはいけない」
「そっか」
俺は、納得して勝利品を選んでいるところに奏愛が文句を言ってきた
「もーう速くしなさいよ!」
(えーっ、そこキレるとこ?奏愛もさっき無視しましたよね?)
俺は、声に出さずに心の中で叫んだ
「よし、お前ら帰っていいぞ。明日は課題テストだから今日は、2時間で終了だ」
と、先生が言ってきた
「よっしゃー!帰ろうぜ」
と、俺がオオゴエで言うと、奏愛の携帯電話が鳴った
「はい」
「ちょっと会社まで来てくれないか?」
「分かった」
「誰からの電話?」
「お父さん。ちょっと会社まで来てくれって」
俺たちは、奏愛のお父さんのところに移動した
☆
「何?お父さん」
秀二さんは、少しニヤけて答えた
「三人目と四人目の伝説の能力者が分かった!」
俺と奏愛は、期待を胸に顔を見合わせた
「三人目は、お前たちの同じ高校の柳 光汰くん! 四人目は、同じく、お前たちの同じ高校の宇都宮 (うつのみや)つゆりさんだ!」
「おっ!?光汰が入っている!」
「お父さん、光汰くんならここにいるけど」
「おおっ!もう、友達どうしだったのか!」
やはり、俺の予想は、当たっていた。三人目は光汰だった。
そう思っていると、光汰が訪ねてきた
「どういうこと?」
「えーっと説明すると・・・カクガクシカジカ」
「そう言うことか・・・分かった俺も協力する」
カクガクシカジカで分かったのか
「それならば、四人目を頼むぞ!」
と、秀二さんは、言った
俺たちは元気よく答えた
なんか今回ぐだくだだったような気がする