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ワールズダスト  作者: Hekuto


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第二十七話 非日常から非日常へ

 どうも執筆中に寝堕ちるHekutoです。


 二十七話完成したのでお送りします。王城での非日常から冒険者としての非日常へ、第二十七話『非日常から非日常へ』始まります。




『非日常から非日常へ』


 ここはグノー王城の城門前、そこには数人の人影が話をしているようだ・・まあ、ユウヒ達なのだが。


「ここまで見送りに来る王族もどうなんだ?」


「だいじょうぶ問題無い」

 そこにはユウヒの他にアルディス、ティーラ、ルルイアが居りその後方で門番の兵士数人がヒソヒソと何やら話している。その状況に疲れた目をしたユウヒが現状について疑問を投げかけるもルルイアに即答されてしまう。


「折角できたお友達ですもの、お見送りして当然です」


「ティーラまで・・まぁその辺はだいぶ慣れたけどな」


「ユウヒ、気を付けてね?あといつでも遊び来ていいからね」

 グノー王家のフレンドリーさにも大分慣れたユウヒもここまで見送りに来てくれるとは思っていなかったようだ、ちなみにルティアナはユウヒの説得?でバルノイアの看病中である。


「あーまぁ気が向いたら来るよ・・あとアルにみんなへの置き土産渡してあるからよかったら貰ってくれ」


「おきみやげ?」


「そ、ルルイアにもあるからな物は見てのお楽しみだな」

 ユウヒはアルの遊びにおいでよ発言に曖昧に返事をしながら置き土産についても話す。そんなユウヒをじっと見上げているルルイアはどこかそわそわしだしていた、おそらく置き土産の中身について想像しているのであろう。


「それじゃまたな」

 そう簡潔に言うとユウヒは手を振りながら城門前を後にしたのだった、その後ろでは仲の良い三人の王家の子供達が思い思いに別れの言葉を言いながら手を振っていた、さらにその後ろでは兵士達が敬礼をする・・・それが彼の最後の姿だと言う事をしら・・。


「ちょっとまって!?不吉だから!?そんな事絶対ないから!・・・あれ?今ものすごく不吉な事を言われたような?」

 冗談だったのだが・・やはりこの男相当に感が良いようである、そんな彼は頭を捻りながら城下町へと消えていったのだった。


「あーいっちゃった、次はいつ会えるかな?」


「そうね冒険者さんですし、予想がつかないわね?」

 アルディスがそうだよねーと返しているとルルイアがアルディスの袖をちょんちょんと引っ張る。


「ん?どうしたのルルイア?」


「おきみやげどこ?」


「そうだねみんなの分預かってるから父上の所で分けようか?」

 そのアルディスの提案にルルイアは一度コクリと頷くとアルディスの袖を摘まんだまま歩き出す。


「わわ、そんなに急がなくてもユウヒからのプレゼントは逃げないよ!?」


「ふふふ、待ちきれないのね・・さっ行きましょ」


「え?ええ!姉さんまで!?ちょちょっとー!?」

 ルルイアの行動に柔らかい微笑みを向けたティーラは少し考えるとその表情を悪戯っ子のような笑みに変えるとルルイアとは反対側のアルディスの腕を取り妹と同じ方向に引っ張りだす、その動きに慌ててついて来る弟の姿に一層笑みを深めるのであった。


「(こ、これが王家の癒しのちからか!!?)」


「(はぁはぁ・・何と言う目の癒し!?)」


「(おれ・・一生この国に・・いやグノー王家に付いていくよ)」


「「「(ご馳走様です!!)」」」ビシッ!

 美男美女美幼女なアルディス達一行が去った後、城門前には鼻から忠誠心(鼻血)を垂れ流しにしながら恍惚の表情で最敬礼を続ける兵士達がいたとか・・それはまた別の話・・。


「ふんっふふ~ん♪お~い交代のじか・・な、何があった!!こんな血だらけで倒れて!?衛生兵!えいせいへーい!」


「・・王家に・・栄光・・あ・・れ・・ぐふ」

 別の話だって言ってるだろ!?・・おわれ!!





「うーん朝飯食べたばかりだし今回もこの辺の飲食店はパスかなぁ?」

 俺は城門前を後にし行政区をブラブラ歩いているのだが、やはりこの辺りは飲食店がメインの様である。しかし何だろう城門の方から聞き取れないけど大きな声が聞えるな。


「まぁいっか・・ん?あの店は、文房具売ってますって感じだな」

 後方から聞こえる気がする声を無視しながら昨日とは違う道順を歩いていると、前方にペンとインク壺だろうか木製の看板にその二つが描かれているお店を見つける。


「んー別に急ぎの用も無いしちょっと覗いてみるかな」

 そう言って行動方針を決定した俺は、興味を引かれたお店に歩を進めた。その店の外観は周りの建物と同じ木材と石材を合わせて作られていて特徴は入口の横の窓が低い位置まで出窓になっている、その中には俺の住んでいた世界で言う所のショーウィンドーの様に商品を並べてあるようだ、他の店もショーウィンドーはあったのだがどこも普通の窓であった為、その違いにも少し惹かれてしまったのかもしれない。


「ふーんこの出窓、窓枠や細部にまで妖精かな?飾りがされてて可愛いな・・おじゃましますよー」


「はいはいいらっしゃいねぇ・・」

 何となく店内に入る時に挨拶をしてしまうと奥の方から少し背の曲がった小柄な御婆さんが出てくる、見た目はだいぶ歳をとっているようだがどこか品を感じた、濃い水色のワンピースにこげ茶色のショールには何かの模様が描かれている。


「どうも、ここは文具屋ですか?」


「はいそうよぉ?ペンに墨に羊皮紙にいろいろあるわぁよ?何か欲しぃの?」

 なんとも独特なイントネーションの女性であるが、嫌な感じじゃなくどこか温かみを感じる喋り方だ。


「特に欲しい物があるわけじゃないんですが外の出窓が可愛かったので入ってきちゃいました、見て回っていいですか?」


「あらあら、うれしいぃ事言ってくれるねぇいいわよぉ?気が済むまでみていってねぇ」

 女性はそう言うと奥の椅子に座りお茶を飲み始めたのだった。特にこちらを見張る様でもないので俺は落ち着いて商品を右目で見始める。昨日もそうだがどうもお店で商品を見て回っていると監視の目を向けられてしまい、落ち着いて商品を見るのが難しかった。


「(ふむ、文具も高いなそれともここが高いのか・・でも品質的に見ても少し高めではあるのかな?いろいろ見比べないと分からないけど)」

 万年筆のようなものが平均的な武器より高かったり羽ペンも小銀貨数枚などである。墨壺もいろいろグレードがある様で値段がピンキリであった。そんな風に調べていると羊皮紙のコーナーに入ったようだ。


「(そういえば紙って高価だったんだよなここは羊皮紙ばかりか・・)」

 羊皮紙もやはりピンキリで値段が小銀貨1枚から金貨数枚まで・・って金貨数枚の羊皮紙って何に使うんだろう、疑問が増えつつもゆっくり進みながら見ているとお目当ての物があった。


「(高い・・いやそこまで高くない?けど品質に見合わないなぁ・・ん?)」

 俺が顎に手を当て紙を見ていると不意に御婆さんと目が合う。


「なぁに?紙が欲しいのぉかい?」


「あ、いえ品質を見てて・・」


「そうねぇ良くないねぇ・・一昔前はもう少し良質な紙もあったんけどねぇ、作ってぇた村がなくなぁてなぁ」

 どうやら昔は品質の良い紙があったようだが、作っていた村が無くなっただけで全体の質が落ちるものだろうか、もしそうなら恐らくその村独自の技術で作られていたのだろうもしくは、紙の発祥がその村だったのかその辺だろうな。


「そうですか、えーっとこの紙を買い取りとかできますか?」

 俺は合成魔法で作った草製の薄緑色の紙がどのくらい価値があるか調べてもらおうと思い、ここに置いてあるEランクの紙より少し品質の良いD-ランクでA4サイズの紙を取出し御婆さんに渡す。


 ちなみにこういった品質などのランクはE<E+<D-<D<D+、と言った感じにランクアップしていき同じ総合品質がDだとしても詳細なランクはそれぞれ異なり色がDより高かったり丈夫さがDより低かったりと言った感じに個々の違いは詳しく調べると解ってくるのである。


「んん・・こぉれは良い紙ねぇ!ん、ん、昔の紙を思い出すぅよぉ?これぇ売ってぇくれるのかい?」


「あ、はい今お渡しした物なら大丈夫です。どうでしょう?」


「いぃ紙ねぇ・・この大きさで5枚ならねぇ大銀貨1枚でどうかしらぁ?もっとぉ色つけてあげたいけれぇどぉ量が少ないのよねぇ買い手はぁすぐつくとおもうけどぉ」


「大丈夫ですそれで充分ですよ、量ですか・・まだあるにはありますけどそれでも何十枚もあるわけじゃないですからね」

 大銀貨1枚か、てことは紙1枚あたり小銀貨2枚少しランク下の紙が小銀貨3枚で売ってあるのだから良い値段だろう。大体俺の感覚的に大銀貨は1枚5000円といった感じであるから紙の値段の高さを感じる。


「そうかい、それじゃこれが大銀貨一枚ね・・」


「はい確かに」

 御婆さんはカウンターテーブルの奥からお金を取り出すと俺の掌に長さ3㎝くらいの長方形の銀貨をのせてくれる、この大銀貨は大と付く割にはそこまで大きく無い、それでも小銀貨に比べると厚さも大きさも一回り以上大きいけどね。


「んーあなた、・・あぁ私としたことがぁお名前聞いてなかったわねぇ私は、ミーゼルって言うのみぃんなミーゼル婆ちゃんってぇ呼んでくれるからぁそう呼んでね?・・あなたはなんて呼んだらぁいいかしら?」


「え?あ、これはご丁寧にどうも、俺は冒険者をしてますユウヒと言います」

 どうやら何か要件がありそうだその前に自己紹介らしい、確かに名前が分からないと話し辛いものである。


「あらあらぁ冒険者さんなのね、それでユウヒさん?まだ紙はあると言っていましたね?」


「え?あ、はいまだ何枚かありますけど・・ええ!?」

 俺はこの時スル―するところだった、なんと急にミーゼル婆ちゃんの喋り方が変わったのだ・・それだけじゃなく。


「ふふふ、びっくりしちゃったかしら?いつも初めてのお客さんや一般のお客さんには、こぉんなぁ感じなのぉよ?・・今から私ユウヒさんにお願いがあるからこれは誠意としてね」


「それで口調を・・」


「ふふふ、ごめんなさいでもこんなお婆ちゃんこんな声で喋っていたらそれも可笑しいでしょ?」

 確かに・・さっきまではしわがれてどこか間延びした覇気の無い声だったが、今聞いている声はその姿から想像できないほど若々しい潤いのある声色にどこか上品な喋り方である。ヨボヨボの婆ちゃんがそんな声で喋っていたらそれはそれで違和感があるかも。


「落ち着いて話しをしたいからお店閉めるわね?そこに座って待ってて・・それとちょっと着替えてくるけど覗いちゃだめよ?ふふふ」

 ミーゼル婆ちゃんが喋りながら手を振ると店の入り口の看板が消え勝手にすべてのカーテンが閉まる、それと同時に消えていた燭台の蝋燭に火が灯り天井に有った光の魔石だろうか石に明かりが灯る。そんな不思議現象を起こした婆ちゃんは覗くなと言いウィンクをすると奥のカーテンの中に消えていった。


「覗くなって・・まぁ特殊な性癖の方にはたまらないだろうけど・・・」


「あらぁ失礼ねこれでも見た目には自信あるのよぉ?」

 どうやら肩をがくりと落し椅子に座った俺の呟くような声がちゃんと聞こえていたようである、歳とると耳って遠くなるんじゃないのか?異世界だから違うのかな。そんな事を考えながらしばらくするとまたカーテンの奥から声が聞えた。そして俺は怪奇現象と遭遇した。


「おまたせーちょっと時間かかっちゃったわね・・どうしたの?そんなコッケルがウォータボールぶつけられたような顔して?」

 どんな顔だよ想像できねぇよ・・ってそうじゃない。


「・・・・ミーゼル婆ちゃんじゃないだろうな・・」


「婆ちゃんだなんて、この姿で言われたのは初めてね?ふふふ・・この姿の時はミューゼルって呼んでね?」

 そんな事を言い始める謎の物体X改め、ミューゼル・・まさかとは思うがしかしこの世界はファンタジーな世界だあの魔法があっても可笑しくない、なんせ妄想魔法なってものもあるくらいだ。しかし名前が違うが。


「ミューゼル?」


「うふふそうよ、たぶんその顔はもう正解にたどり着いてるわね?変身魔法は初めて見たみたいだけど・・あのお婆ちゃんの姿はまぁ幻みたいなものね」

 そう言って楽しそうに笑っている目の前の物体え・・いや認めようあれはファンタジーの代名詞、ファンタジー好きなら一度は憧れたあの種族・・エルフ。身長は170くらいですらっとした体系に主張しすぎない程度に女性らしいライン、キラキラと腰の辺りまで流れる少し青味の入った銀色の髪に整った顔と白い素肌、そして最大の特徴である長く尖った耳!エルフ好きなら一度は弄り倒したいであろうあの耳である。


「・・まさかエルフだなんて予想もしてなかったな」


「あら、その割には全然驚いていないわね?心音もあまり変わらないし・・これでも見た目には自信あるのになぁ心音も最初に少し上がった程度だし・・むー」


 まぁそれはしょうがないよ、神様印の精神力だし・・って心音とか聞こえるのか?それなら俺の呟きも聞こえるわけだよな。しかし、ここでこのパティーンは普通嫌なフラグの予感もするが現状俺の感は大丈夫と言っているな。


「もう、そんなに警戒しないでよちょっとした頼みがあるだけなんだから・・ね?」


「・・んーまぁどうもその姿は隠していたみたいだしそれをそちらから見せた当りいきなりどうこうするってわけじゃなさそうだな」

 少し困ったような笑みでね?と言って来るミューゼル、そう確かに隠していたことを先に晒したのだからそこに相手の信頼を得ようと言う意図を見ることはできる。


「当然!ミーゼルがミューゼルって言うエルフだって事は信頼できそうな人にしか教えないもの」


「信頼ね?そんな簡単に信頼できるものか?」

 そんなあってほんの数分で人間性やらなんやらを図れるのだろうか?俺の右目みたいなのがあればまた別なのだろうが、無いよねそんなの?ちょっと怖いな。


「ふふ、そこはエルフならではのやり方ね・・精霊は悪い人には寄り付かないもの、あなた相当好かれてるわよ?・・・ちょっと引くくらいに」


「引くのかよ!?」


「やぁねーちょっとした言葉の綾よぉ」

 ああ、引くって言葉の方向性自体は否定しないのね・・右目を使えば精霊も見えるんだろうけど、使うのが怖くなってくるじゃないか。


「まあそれは置いておいて、冒険者みたいだし依頼って形でどうかしら?」


「個人的には置いておいてほしくないんだが・・まぁ依頼内容にもよるけどアサルトボア狩って来てとか言うレベルなら断るぞ?」

 つい最近あったしばらく遠慮したい出来事を思い出しながら、依頼内容について聞いてみる。


「私そこまで鬼じゃないわよ!?・・んん、簡単に言うと納品と宅配の複合依頼って所ね」


「ふーん?て事は、何か手に入れてかつどこか特定の場所に持って行けと?」


「そ、手に入れる物はユウヒの持ってきた紙、今回と同量で良いわ品質は問題無しあれ以上の物なら追加報酬を出すわ」

 なるほど紙か・・確かにこの店にある物より高品質ではあるからな、何だったらもう少し品質の高い物で追加報酬も狙ってみるのも悪くないが、問題は持っていく場所だな。


「量も質も問題無いな・・でどこに持っていくんだ?」


「グノー学園都市よ・・て知らないって顔ね?」

 グノー学園都市・・そんなものがあるのかと思い頭の中でアミール知恵袋を参照していると俺が知らないことがばれたようだ、まぁ知られたからと特に問題は無いのだが、ふむここからなら西の方角にあるらしい。


「ここから西に行ったところか?」


「あら?そうよ、様々な育成機関を複合した学園を中心に居住区、商業区、研究区なんかが集まった町よ広さだけならここより広いかしらね」


「ふーん面白そうなところだな?その町のどこに持ってけばいんだ?町の地理は流石に無いぞ」

 学園都市か、何かロマンを感じる名前だな少し興味が出てきたが広いと迷子になりかねない、どこに持っていけばいいのやら。


「魔法研究区のアン・ヴェールって娘に届けてくれればいいわ、こっちからも連絡入れておくから報酬は向こうで貰ってくれる?基本報酬大銀貨4枚で追加報酬は大銀貨6枚までなら上げられるわ・・どう?」


「期日は?」


「特に無し・・元々が手に入れるのが難しかったから急ぐものでもないの、まさかこんな形で上質な紙が手に入るとは思わなかったわ・・ちょっと出所とか気になるけど聞かない方がいいかしら?」

 期日は特に無しと言ってもあまり長くなるのも不味いだろうな、届け先はアン・ヴェール・・・まぁこの辺は着いてみてからでいいか、あとは出所か確かに急に現れた人間が都合よく上質な紙を持ってれば気になるか・・このエルフの女性なら問題なさそうな気がするしいいか。しかし何に使うのかね?


「その個人依頼了解した、少し時間はかかるかも知れないが届けよう、それと・・信頼には信頼でかな?悪いエルフにも見えないし?あの紙は俺が作ったものだこれでいいか?」


「そう、ありがと・・紙を何に使うか気になっているみたいだけどそれについては向こうでアンに聞いてね?あの子の方が詳しいし」


「そうか、それじゃこの辺で失礼するよ」

 どうやら深くは聞いてこないようだ、紙の使い道等についても別に秘匿性の高いものじゃないのかアンって人に聞けば教えてくれそうな言い方である。それらを確認した俺は椅子から立ち上がると出入口の方に歩を進める。


「何かあったらまた来てね?ユウヒなら大歓迎よ」


「おう、またな」

 まさかこんな形でエルフに会えるとは思わなかったが、悪く無い出会いだったと思いながら俺はその不思議な空間を後にしたのだった。



 いかがでしたでしょうか?


 ここから大体三章と言ったところでしょうか?王城での厄介事が終わりそしてまたなにやら厄介事な匂い、新たにユウヒの歩む先には一体どんな物語が待っているのか・・・。それではこの辺で、またここで会いましょう(´・ω・`)さようなら~

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