表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/14

1 苦難の異世界転生

「はあ…………」

 五月原さつきはらヒロハルはいつも通りにため息を吐く。

 今日も今日とて迷宮探索。

 それも一人で。



 単独なのが寂しいわけではない。

 孤独は慣れてる、むしろ一人の方が良い。

 だが、危険は跳ね上がる。

 それが問題だった。



 世界に突如あらわれた迷宮と怪物。

 これらが人々を脅かすようになって幾星霜。

 記録の示すところによれば、これらは数百年前にあらわれたという。

 以来、人々は襲いかかってる怪物との戦いを余儀なくされた。



 ────というのは良く知ってる筋書である。

 ヒロハルが前世の日本で楽しく遊んでいたゲームの通りだったからだ。

 ダークな基調のRPGだったそのゲームは、一定数の支持層を集める名作である。

 ヒロハルもやりこんだものだ。



 ただ、実際にそんな世界にいたいかというと、そんな事はない。

 危険な怪物と常に隣り合わせ。

 常に襲撃を警戒していなければならない。

 実際に、年に何回かは村や町は襲われる。

 迷宮の勢力圏に接触してる場所ならば。



 命を常に脅かされるこんな世界にいたいのか?

 多くの人間は断るだろう。

 ヒロハルもその一人だ。



 しかし、幸か不幸かヒロハルはこんな異世界に転生してしまう。

 危険な作業を余儀なくされる。

 今さらどうにもならないので、これはあきらめるしかない。

 だが、それならば少しは有利な状況で始める事が出来ればというもの。

 前世の、西暦2000年前後の時代でもてはやされた、異世界転生チートのように。



 なのにヒロハルはそんな利点や特典など一切なく。

 むしろ真逆の状況でこのRPGな異世界に生まれてしまった。

 以来、苦労に苦労を重ねて今に至る。

 そんなヒロハルは、己の能力値を表示してため息を吐く。




【能力値】



五月原さつきはらヒロハル


19歳


レベル 10


 体力 5

 敏捷 5

 知恵 5

 意思 5

 魅力 15



【能力値】



 必死になってあげてきたレベルと能力値。

 そのあまりの低さに頭を抱える、いつも通りに。

「なんでこうなるのかな……」

 そんなに悪い事をしてきたのか?

 これが業なのか?

 何度も問うてきた疑問を頭に浮かべてしまう。


 思い付きを書いてみた。

 とりあえず、書けるところまで書いた。

 続きは少しずつやっていく予定。

 まだ連載してる話も他にあるので。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


_____________________

 ファンティアへのリンクはこちら↓


【よぎそーとのネグラ 】
https://fantia.jp/fanclubs/478732


 投げ銭・チップを弾んでくれるとありがたい。
登録が必要なので、手間だとは思うが。

これまでの活動へ。
これからの執筆のために。

お話も少しだけ置いてある。
手にとってもらえるとありがたい。


_____________________



+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ