第一章 第特話 『これまでのあらすじ~第二章 風神編のお知らせ』
今までのあらすじとか-。
「これまでのあらすじを分かりやすく紹介しろ? こっちは時間が無いっていうのにいきなり何を……」
「カミヤ、何かここは時間軸が特殊らしくて時が止まってるらしいよ?」
「マジすか……。ま、たまには過去を振り返るのもいいかもな」
「私はカミヤに出会うまでの話も聞きたいしねー」
「仕方ない、それじゃ話してやるか……」
~これまでのあらすじ~
ある日、尊敬する兄貴が行方不明になった。
家族や近所の人、警察にも連絡したが見つからなくていつしか俺しか探していなかった。
それで1ヶ月ぐらい経ったときに突如俺の部屋に案内人が現れて世界を破滅さそうとしている兄貴を止めてくれっていきなり言われて……俺は異世界に行ってしまった。
その途中に世界の主とかなんかに紋章の力を授かり、絶大な攻撃力(未完成)なんかを得て、俺は始まりの街〔ラグライン〕に辿りついた。
それから《神の塔》に行け、とフードの男に言われてまずはパートナー探しをする俺。
夕方まで探したのに美少女パートナーが見つからなかった俺は、そこでクオリナに出会う。
鎖を壊したりして、彼女は何かパートナーになってくれた訳だ。
冒険者登録を済ませ、《神の塔》を目指すために街を出る俺達。
そういやこの途中で巨大熊に襲われた気がする。
夜中になってようやく俺達は《神の塔》に行くルートにある〔リグリス〕という町に到着。
疲れてたんで即行で宿屋に泊まったが何かイベントが発生したような……。
次の日、レストランにて超特大ヘヴンチョコレートパフェを食べていると店がいきなり襲撃された。
ジーニスって人がデュアラという凶暴そうな奴から逃げてきてたんだっけ。
そういやジーニスって特に出番無かったな。
で、入り口側がデュアラの能力によって火事になり、いろいろあってクオリナが襲われたんで俺は始めて戦闘モードになった。
ま、肩を丸焼けにされたり、いろいろ痛めつけられたが一瞬の隙をついて勝負は俺の勝ちに終わった。
起きたら治癒魔法をかけられていたな。
そこにこちらに向かって歩いてくる人影を見つけ、俺も無理やり体を動かしてそいつの元に行った。
名前は知らないが灰髪碧眼だった奴は俺の兄貴……黒斗の手下だという。
そして俺を監視しているという奴は《神の塔》へ行く為の資格とやらをくれた。
あいつは何だったんだ?
〔リグリス〕を出発し、《神の塔》へと向かった俺達。
たどり着いてみたら、天まで昇るような塔でマジで焦った。
中に入ったら病的ライオンなどが待ち受けていて……地獄かと思うくらい螺旋階段が続いていたな。
何時間かしてやっと屋上に着いたら神と対面。
兄貴に片翼をもぎ取られていた。
神がひざまずかせてみろとかほざいたので俺達は挑発に乗って戦闘を開始する。
でも見た目以上に強くて死にかけたな。
俺の能力が覚醒しなかったら負けてた、うん。
ま、そこから奇跡の大逆転が始まったわけだ。
それでも最後は危なかったけどな。
そして水神に土下座をさせて、俺の能力の封印の1つを解除し……今に至る。
「まー、こんな感じだろ」
「そんな感じだねー」
「……あー、そーいやさ、次回から『風神編』が始まるらしいぞ?」
「風神編……となると第一章は『水神編』だったんだ」
「なんか新たな展開が始まるとか始まらないとか……」
「曖昧だね」
「ま、そんな訳でまだまだ神を土下座させていくつもりなんでよろしくー」
「今度も土下座させる気なんだ」
そして第二章へと……。
噂ではシグマ側や黒斗の組織の話とかも絡んでくるとか……?
第二章も良ければ見ていただけると幸いですー。