表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/23

第一章 第十四話 『第一覚醒』

おや、神也の様子が……?

 轟音が辺りに響き渡る。

 龍が俺に激突したのだ。

 避けられない速度だった。

 かろうじて両手でガードするのが精一杯。


「うぐあァァァァァァァッ!!」


 絶叫。

 痛みによる叫び。


 ただし、俺が叫んだわけじゃない。

 神が叫んでいたのだ。


 だが龍は確かに俺に激突した。

 避けられるはずも無く、両腕で防ぐ事しかできなかった。

 それなのに俺の体にはまるで痛みは無い。

 何故か。


「主……一体私に何をした!!」

「何って……別に」


 が、そこで俺は気付いた。

 今もなお攻撃を受け止め続けている両手。

 右手の甲に刻まれた紋章が龍の一撃を受け止めていたのだ。

 同時に何故、神がダメージを受けているのも理解した。

 原因はその紋章から放たれていた電撃だ。


 水は電気を通す、ゆえに神の身体に伝わったのだ。


「雷属性だと……? 何故滅ぼされたはずの魔法を──。いや、それよりも何故私の魔法無効化が効かない!?」

「……滅ぼされたはずの魔法?」


 雷属性。

 よく分からないが今はもう存在していない属性らしい。

 つかそんなものが何故俺に?

 その前に俺、才能が無いから魔法は使えないはずじゃ……。


「たしか……雷属性は100年ほど前に属性を司る神が消えたことによって存在しなくなったはず……」


 クオリナが震える身体を支えて立ち上がった。


「神が消えた?」

「うん……。いきなりこの世界から消えたの」


「厳密に言うと存在を喰われたのだがな。……ともかく、雷属性にしても私の魔法無効化を更に無効化するなんてものはかつてその神が扱っていた魔法以外にないのだがな」


 俺は黙りこくるだけだった。

 話しについていけない。

 神が存在を喰われた?

 神にしか破ることが出来ない魔法無効化を俺が破った?


「神が扱う魔法、それらは特別な魔法として《神術》と呼ばれる。かつて雷神だった奴は《神雷》を操る唯一無二の存在だ。……それを何故主が扱える!」


 ────どうやらお前の能力はまだ完全に解放されていないようだ。

 ────世界の主が解いた封印はお前の能力にかけられていた最初の鎖しか断ち切ることが出来なかったらしい

 あの男の言葉が蘇る。

 最初の鎖は断ち切ったと言っていた。

 となるとこれが……この《神雷》とか呼ばれているこれが俺の能力なのか!?


「は……はは」


 俺の口から静かに笑みが漏れた。

 確かにこれは絶大な攻撃力だ。

 神にしか破れない無効化を俺の《神雷》が突き抜けた。

 さらに、それはまだ第一段階だ。

 これが最終段階までいくとどうなるか……考えただけでワクワクするね。


「クオリナ」

「?」


 俺は少し遠くにいたクオリナに指差す。


「一気に奴を潰すぞ。相手は元よりダメージが蓄積している。相性も抜群。問題は防御力だが……まぁ何とかなるだろ」


 彼女も1つはぁ……とため息をもらすと、


「神に勝つ気でいるなんて……。」

「駄目なのか?」

「いや、私も本気を出さないといけないかなーと思っただけ」


 そして何故か空気を読み、攻撃をして来なかった神もついに動き出した。

 なんか目がマジモードになってらっしゃってるのですが。


「ふむ……少々取り乱したが《神術》とはいえ、使用者は人間。その程度の力で神に挑もうなどという甘い考えをぶち壊してやろう」

「────などとほざいている神の甘い考えこそを俺はぶち壊そうと思う」


 ドッ! と神の神の翼が龍に変化する。

 更に神の右腕からも水龍が飛び出した。

 恐らくはこれが奴の現在での本気なのだろう。


 ここから本当の戦いが始まる。

 

 

長引かせたくて長引かせてるんじゃないんですけどね……。

ともかく、次が決戦ですよー。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ