第一章 第十三話 『VS水神』
相変わらずのgdgd小説です。
書いてる作者にも展開が読めません。
螺旋状の階段は異様に長く、緩やかな段差の為に頂上まで上るまでには相当な体力を使った。
そして途中で出会った魔獣達を蹴散らし、死ぬほど疲れた俺達の前に現れたのは。
恐らくは神。
屋上に出た俺達を待ち受けていたのは人の形こそしているがその背には水のようなもので模られた翼が生えていた。
もっともそれは完全なモノではなく片方の翼は根元からもぎ取られていたのだが。
神は無表情で佇んでいるが心なしかその顔からは苦痛が読み取れたような気がした。
誰がやったのか。
そんな事は大体分かる。
だが、まぁ心配してやる気はない。
何故ならその後、神は俺達に挑発を掛けて来たからだ。
「人間、主の望むものを手に入れたければ、まずはこの水神をひざまずかせてみるがいい」
挑発には当然乗る。
出来れば話し合いで済ませたかったのだが、バトル展開になるのが王道なのだろう。
そう、俺がこの選択をとった瞬間に戦いは始まったのだ。
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「いいぜ、神様がそれを望むってんなら今すぐ土下座させてやるよ」
俺は指の関節を鳴らしながら神に語りかけた。
遅れてやってきたクオリナも、
「何かよく分かんないけどカミヤがそうさせたいんなら私も頑張るよ」
と、小さくガッツポーズをして意気込んでいた。
「ふむ、威勢は良いが、所詮はただの冒険者。果たして何秒持つかな」
「さぁ? でも暇つぶしにはなるだろ」
俺は地を蹴り、一直線に神の下へと飛び込んだ。
勢いで加速した俺の右フックは虚しくも空を切る。
「速度は中々だが。それでは忌々しきあの男の足元にも及ばないな」
「……ちッ」
神の両腕が俺の方向へと向けられた。
俺が何かを考えた瞬間。
まるでかめ〇め波のごとくその手の内から光線を射出した。
「クオリナッ!」
「言われなくても初めからそうするつもりだったんだけどー」
光線が一瞬にして凍る。
もちろん原因はクオリナだ。
割り込んで入ってきたクオリナの手が光線を凍らせた。
神の表情が少し歪んだ。
凍らされるのが予想外だったのだろうか。
「ちなみに言うけどお前のその光線は二番煎じだからな。病的ライオンが先だ」
「そうかい。ま、今のは小手調べだ」
神の右手が横向きになぎ払われた。
────と、その軌跡から散弾のように複数の水の弾丸が飛び出した。
先ほどの光線よりは随分と遅い。
俺は一歩で当たらない場所に避ける。
これもまだ小手調べなのか? と俺は疑問符を浮かべたが、どうやらこれはもう小手調べじゃなかったらしい。
「ごほ……」
気付けば脇腹から血が滲み出していた。
避けたはずの弾丸が当たっていたのだ。
クオリナについても例外はなく、彼女も左腕を押さえている。
「何故……」
神は答える。
「何故? こんなもの神でなくても使える魔法だ。ただ空中で再び分裂させただけだ」
「つまりはクラスターボムみたいなもんってことか」
「くらすたーぼむ?」
クオリナが首をかしげた。
この状況なのに不思議そうにしている彼女に萌えた。
「空中で……まぁ分裂する爆弾だよ」
細かい仕組みはよく分からないし、教えてもあんまり意味が無いと思ったので簡単に説明する。
そんな俺の話を神も聞いていたようで
「そのような兵器は聞いたことがないな。主はこの世界の人間なのか?」
「違うよ、俺は異世界からやってきた英雄だ」
神の懐にもぐりこむように地を蹴る。
今度は神の手にも注意しながらだ。
「届かないな」
ゴボオオオオオオオオ
神の片翼がみるみる内に姿を変えた。
唸りを上げ、それは意思を持って動き出す。
「翼が……龍になった?」
俺が神に到達する前に龍はその巨躯な体で俺に体当たりをぶちかます。
ガードなんて考えている暇は無かった。
「がはァッ」
俺の体が数メートル先、空と屋上を隔てる壁にぶち当たる。
壁を突き抜けるほどの威力だったら俺は大空からパラシュート無しのスカイダイビングだった。
つか、なんかものすごい背中痛いけど、骨とか折れてないよね。
更に龍はとどまる事を知らず、その勢いでクオリナの方向に旋回する。
彼女にぶち当たったとしても凍らされるのが落ちだろうと思ったのだが、俺の考えは甘かったようだ。
「凍らせられない……ッ!?」
ドゴオオオオオ
彼女の華奢な体がクの字に曲がり、吹き飛ばされる。
普通の人間なら死ぬ一撃。
だが彼女は直前に氷の壁を展開していたようで生身の体でも耐えることが出来たようだ。
「ぐうゥ……」
倒れこむ俺達に神はつまらなさそうな顔で言った。
「そういえばあの男も異世界からやって来たと言っていたな。そして主はあの男の知り合いだろう? 奴は言っていた。もう一人この世界にイレギュラーが現れた……と。ならば主を始末しよう、遠まわしにはなるがそれが奴に対する仕返しになるだろう────」
神は俺の前に立った。
「そんな訳だ。個人的な都合で悪いが死んでくれ」
神の片翼が大きく唸りを上げる。
「カミヤッ! 避けて!」
「だめだ、避けられそうにな────ッ!?」
翼は咆哮をあげ、龍へと姿を変える。
次の攻撃をくらえば死ぬ事は分かっていた。
それでも体は攻撃の速度についていく事ができない。
倒れたままの俺に避けられるはずも無い一撃がぶち込まれた。
水神がチートってますねw
片翼ぶっ潰されてんのに余裕の表情とかww
さて、ここからどういう展開になるんだろうか((黙