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第22話 田舎王子と許嫁達の夜<詩織、?編>




〇二階 詩織の夜



「予定通り、4人の姫は接触できました」

私は画面越しに話をしている。

『そうか・・・ところで若は?どうであった?そのままのお姿で成長されていたか?』

「はい、私の思い描いた..いや?それ以上の素敵な男性に成長されておれれました」

『それはなにより・・・あとの事はお前の思う様にやれば良い』

「もとよりそのつもりです、3人とは友好な関係をむずび各々で若・・・みーちゃんを堕とすと宣戦布告は済ませました」

『なによりだ・・その内残りの2家も接触してくるはずだ・・・特に六橋は引き抜きに失敗した事をかなり根に持ってるからな・・・』

「でしょうね・・・しかし今一番危険なのは・・・・家ですね」

『そうだ、あれはある意味直接的な関係があるからな・・・まぁ血の気の多い血族だ遠からず接触してくるはずだ』

「ではその時は、今の4家と同じように・・・・・」

『任せる・・・・そもそも6家揃わないと・・・だ」

暫くして画面の通話を切り

今日もSNSを確認する、相変わらずネットアイドルと化した【しおりん】の人気いはすさまじく未だにアーカイブの再生は数百万回を超える

ただ今日の学校の騒動で身バレをするような投稿をしてるのでは?と監視ツールにて監視していたがそういう投稿は無かった。


今日は配信の予定がないので、そのままパソコンと機材だけの部屋を後にする。


一歩部屋を出ると周りにはみーちゃんの写真やパネル、有名なイラストレーターに書いてもらった似顔絵など部屋全体がみーちゃん一色だ

そのなかで、私は一番大きなお気に入りの写真の前に立つ


▪︎▪︎▪︎▪︎私は何個もの仮面をつけている。


分厚い眼鏡のおさげ女子

普段は誰とも会話しない、クラスでも目立たないように地味を貫いている。

たまにクラスでの集まりで、カラオケとかに行っても途中で清算して一人で帰っても誰にも気づかれない。

寂しいとか悲しいとか全く感じなかった、そもそも雅君以外の男性に興味ないし女性の友達はみんな幼稚すぎて話についていけなかった。

私は自分の容姿やスタイルが優れてる事を理解した上であえて隠れ蓑として地味な女性の仮面をかぶっていたからこれは望んで得た仮面だ

しかし、雅君と出会い、彼の婚約者として隣に立つ以上この仮面は必要無くなるだろう


Vチューバー【しおりん】

地味な恰好と性格の仮面をどこかで外さないと息がつまると思っていた事と、画面の向こうのみーちゃんが昔に明るい子が好きと言っていたので

明るくふるまえる事を意識したくてお父さんに頼みVチューバー事務所を作り、そこで歌い手として活動する事にした。

私の声とキャラ絵にファンは急増・・・わずか半年でVチューバー界の頂点に立った。

しかし私にとっては地位も名誉も不要・・・ただみーくんに好んでもらえればこれで良い。

【しおりん】をみーくんが気に入らないのでればいつでもこの仮面も捨てる事が出来る。



二階 詩織

私自身は父の前では計算高く冷静沈着なお嬢様、他の人のまえでは、取まとめ役、しかしみーくんの前では好きをアピールしまくるあざとい女

そんな2面性を持つがどちらも本当の自分だ。


しかし色んな仮面をつけても本質は同じ・・・



私はみーくんが好き


私は今日ほかの許嫁に対しアプローチはしても皆で悩みを言い合い仲良くしようと言葉をかけた。

これは暗示だ、アプローチ自由といいながらお互いに遠慮の範囲で相談というブレーキが掛かる、あとは私が皆を上手く誘導してみーくんと二人きりになれば・・・・



じゅるっ


だめだダメだ!想像するとよだれが出てしまう。



ただ・・あの3人の決意の目を侮っては、いずれ私も出し抜かれそうだ、慎重に大胆に攻める必要がある


そして残りの2家・・・こちらも警戒だ特に六橋は何かにつけて協定を盾に手をだしてくるはずだ


そしてもう1家も・・・・

部屋で一番大きい雅の写真に顔を寄せ写真を撫でながらささやく


【でも・・みーくんと最後に結ばれるのは・・・この私以外に居ないからね・・・私の許嫁様w】


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〇六橋 〇〇の夜


お父様より、協定の話きいといてよかったわぁ

このままじゃ泣き寝入りだったし、まぁこの先でイベントもあるしここは使えるもんはつかうしかないなぁ

待っててやぁ、雅さん・・・もうすぐ会いにいくでぇ



〇?? ?の夜


はぁマジかよ・・・なんでアタイがナンパな軟弱野郎と結婚なんか・・・・

オヤジも話にならねーし、ここはもう実力行使だな・・・・どのみち六橋が動くだろうしな・・・

まぁここは、お手並み拝見といこうか・・・


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