ウユニ塩湖各爆撃【1000文字未満】
あるアニメ嫌いの人間が、突如核を手に入れた。テロに持っていくハズだったものを、テロリストはトイレに忘れてしまったのだ。
人間はアニメが嫌いだ。だったではない。今も嫌いだし大嫌いだ。特にオープニングが気に入らない。三十分間の始まりをいきなり数分、スタッフ紹介に割くのだ。人間は陰謀論に騙されやすいプランクトンのような奴だったため、このような資本主義は好まない。
さらに言えばウユニ塩湖が特に嫌いだった。オープニングに、とりあえず尺に困ったから入れているアレが嫌いだった。地面に鏡でも置いておけと叫びたかった。
なのでウユニ塩湖を消滅させることにした。ちょうど核があるのだ。政府の大規模電磁波攻撃から逃れるために買ったレシプロ機を飛ばす。安心安全のアルミホイル製だ。
日本からウユニ塩湖までひとっ飛び。夕暮れまでには着いた。眼下の湖は、空を跳ね返す光景でいっぱいだ。水の底にある雲に飛行機が映る。
さあ核を投下する。これでウユニ塩湖はなくなるのだ。
「そうはさせるか!」
大声。見てみると、ウユニ塩湖に大量の人々。彼らはアニメのオープニングでウユニ塩湖にいたことのあるキャラクター達だ。縁のなさそうな学生服も多い。
ある者はバットで、ある者は超能力で、核を空へ押し返した。人間に向け、核が投下される。空中なのに。
核爆弾は飛行機を貫通。いろいろサイエンスなことが起こり飛行機は爆発。爆弾はそのまま大気圏外へ行ってしまった。
(花弁やら白い羽やらが舞って場面転換)
核爆弾は地球に接近中の隕石に衝突、爆発した。破片に別れるハズだが作画カロリーが高いので省略され、一件落着。
ウユニ塩湖の神秘は地球の神秘。人類はこの遺産を守るため、今日も戦う。ゆけ! バイバイスカル! 地球の未来はどっちだ!