スク水での1日と師匠について
学校まできたが、いつにも増して視線が…って何人か走って来た!?
「もう我慢できねぇ!!」
「うおおおおぉ!!」
「確保しろー!!」
怖い怖い怖い怖い!!
とりあえず教室へ!!
「そんな格好で何をしているんですか?」
「げ、理事長…」
捕まったら、色々とされる!!逃げろ…逃げるんだぁ
「何処へ行くのですか?」
肩を掴まれ、逃げることが出来ない…って痛、痛ダダだだだ!!どんなけ力入れてるんだよ!!この筋肉ゴリラ!!
「筋肉ゴリラ…ですか。調子に乗るなよ?糞ガキ」
そういえば心を読めるんだった…あっ痛い痛っ
「理事長室に行きましょうね〜」
「いや、僕は教室に行かないと…」
「ではそうしましょうか」
…え?
「生徒達にその格好を見てもらいましょうか」
あっそういえば僕今スク水なんだった…
「やっぱり理事長室に…」
「教室行きましょうか」
「嫌だあぁぁぁぁ!!」
そのまま肩を掴まれて強引に教室へと連れていかれた
「先生がスク水を着てるだと!?」
「先生は合法ロリだった?」
「紗奈ナイス!!」
「我が生涯に一片の悔い無し!!」
嫌だあぁぁぁぁ!!恥ずかしすぎる!!
「服…服をください…」
「はい、朝の会開始〜」
スルー!?ってか服!!服ーー!!
「理事長!!質問です!!」
「どうしました?」
「先生を写真撮っていいですか?」
「いいですよ?」
え?僕の意思は?
「スマホ用意!!」
「撮れー!!」
そうして僕は生徒全員から写真をめちゃくちゃ撮られるのだった…
その後、僕は理事長室へと連れていかれた。
「話っていうのはなんですか?」
「単刀直入に言うと、あなたの過去についてね」
「…どこまで知っている」
そう殺気を込めて言うと、
「超越者」
「んな!?…何故その人の事を…」
「覚えてないかしら?私は超越者の仲間よ?」
「え?…もしかして、肉体派のあの人…え?」
やばい…殺される…
「殺さないわよ」
心読まないで?それよりも…
「どうして僕の過去についての話なんですか?」
「あなたの師匠で私の仲間の隊長の超越者なんだけど…」
「師匠についての話ですか?」
どうして今師匠の話を…
「超越者についてどのくらい知ってるの?」
「あまり知りません。数年前に殺されたって言うことぐらいしか…」
「あの人生きてるわよ?」
「…え?」
「それだけだから。帰っていいわよ」
…え?
「じゃあね〜」
そうして僕は理事長室をつまみ出された。
まぁ全然理解出来ないけども…師匠が生きてる…それだけはわかった。
そして夜
「あの…紗奈さん?」
「どうしたの?お兄ちゃん」
少し貯めてから、僕は切羽詰まったような声で
「せめてスク水以外の着るものをください!!」
そう言った。すると紗奈は、
「じゃあメイド服ね」
と、言われた。え?また?
「せめて男物の服を…」
「ビキニの方をご所望?お兄ちゃん」
「もうメイド服でいいです。」
こうして、僕はメイド服を着ることとなった。