文化祭の翌日
文化祭の翌日
「説明してもらうよ?お兄ちゃん」
やっぱ気になるよねーでも馬鹿正直に僕は元殺し屋なんだ〜って答えることなんて出来ないし…うーん…あっそうだ!!格闘技を紗奈と別れてからずっと習ってたってことにしよう!!
「紗奈と別れてからずっと格闘技を習ってたんda」
「嘘はいらないよ?」
何故バレた!?くそう、でもこれで押し通すしかない!!
「本当だってー」
「次嘘ついてみろ、お兄ちゃんの服を全て燃やしてスク水着せるぞ。」
社会的に殺そうとしないで!?…どうする!?本当のことを言えば軽蔑されたり批判されたりするだろうし、嘘をつけば社会的に殺される…いや、社会的にというか僕の精神が壊れる…だが、僕にはあれがあるじゃないか!!
「あっ!!あれなんだ」
「え?何?」
今だ!!逃げろ!!僕の足ならすぐに逃げられる!!
そして僕はあることに気がついた。
(朝の会まだ終わってないじゃん…)
そう思った瞬間、無慈悲にも朝の会開始のチャイムが鳴った。
(戻らないと…でも、戻ったら殺される…だが仕事だし…ぅぅぅぅ)
僕には、戻るという選択肢しかなかった。
「お兄ちゃん、服燃やすから」
戻った瞬間に紗奈から無慈悲にそう告げられた。
だがしかし!!帰りに服を買えばいいんだよな〜
「新しく買っても燃やすから」
オワタ\(^o^)/
「それはそれとして、そろそろテスト期間に入るので勉強しておくように、以上!!朝の会終了!!」
そう言って僕は、現実からも紗奈からも逃げ出した。
正直に言って男にスク水着せる意味あるの?
僕はそう思いつつ、走り回った。
翌日
まじで服ないんだが?その代わりに紙袋が机の上にあり、中にはスク水があった
(パジャマで行くか?だが、そうするとパジャマも燃やされて一日中スク水になってしまう!!)
僕には着るしか方法が無かった…