文化祭前編
「はぁぁぁ」
僕は今日の事を振り返りため息が出た
「なんで僕もメイド服を着ないといけないのさ…」
正直言ってめちゃくちゃ着たくない…なんで男なのにメイド服を着ないといけないのさ…執事服なら着てもいいんだけども…
「ぅぅうううう…」
そう唸っていると
「ただいまー!!ってどうしたの?」
紗奈が帰ってきた
「メイド服着たくない…」
そう申し出てみたが…
「絶対着てもらうからね?(圧)」
そう一蹴されてしまった、しかも圧が…
「大丈夫1週間後だから」
「1週間なんてすぐに過ぎるよ…」
その僕の言葉どうりすぐに過ぎてしまった
「じゃあまずは先生にはこの学園中をこれを持って宣伝してもらうわ」
そう言って渡されたものには
1年2組でメイド喫茶をやっています。よかったら来てね♡ 僕は撮影OKです!!
と書いてあった
「っておい!!最後の消せ!!」
「じゃあ襲ってOKって書く?」
「このままでお願いします!!」
うう…辛い…
そう思いつつ看板を持って教室を出た
(うん助けて)
教室を出た後すぐに囲まれてしまった
「カメラ…カメラああああああああぁぁぁ」
「くそ、ケータイの充電が…」
「うぉおおお!!目に焼き付けるんだああああああああぁぁぁ」
怖い怖い怖い怖いえ?え?え?なんで?とりあえず逃げるか…
「失礼します!!」
そう言って全力で走った
「あっ待って!!って早!!」
「追えーー!!」
「うぉおおおお!!」
そうして3時間ほど追いかけられた…まあ本当に全力で走ったらすぐに逃げられたんだけどね
「お疲れ様お兄ちゃん」
教室に帰ると紗奈が出迎えてくれた
「さ!!次はここで注文を取ってきて!!」
「疲れたのに…」
嘘である
「とにかく行け」
「イェッサー!!」
うちの妹が怖い…そう思いながら注文を取りに行くのであった