第1章8話「試練の準備3」
メリアは瑠花に対して、今後の対策について話す
メリア「とりあえず、瑠花は誰の試練を受けるつもりですか?」
瑠花は少し悩みながら
瑠花「正直わかんない、まず、メリアさん以外の専属神で知ってるのはソフィア師匠くらいだし」
ソフィア師匠とは
技術開発部隊総隊長のソフィア・ターフェアイト
の事である。
メリア「最初からソフィアはハードル高いですね〜、あの子何考えてるかわかったもんじゃないから」
瑠花「否定できない・・・」
ソフィアは凄く明るく、天真爛漫な性格で常に常人とは
かけ離れた発想力と行動力がある。
それはメリア含む専属神の中でも飛び抜けている程
瑠花「そもそも帝国に居るパパの専属神は何人居るの?」
メリア「今は私含めて6人ですね。残り4人はご主人の天帝神王の城に居るからそう簡単には会えませんしね」
瑠花「ママがその1人だよね、凄いなぁ、帝王神ですらなかなか入れない所にパパとママが居るんだから」
メリア「それで今回ご主人の元に居る4人の専属神は後回しにしましょう、まずは帝国に居る私を除いた5人からの試練をクリアする!」
瑠花「おおーー!」
メリアと瑠花はパチパチパチと拍手する
まるで子供達の作戦会議のように。
瑠花「それでなんだけど、ソフィア師匠はわかるとして、残り4人は何処にいるのかな?」
メリア「4人は各自帝国の4大部隊の総隊長をしていたり、1人は私の補佐をやっていますよ、わかりやすく言うと」
エウレカ帝国 4大部隊
帝国専攻部隊 総隊長 白銀帝王龍(第5専属神)
帝国護衛部隊 総隊長 黄金極真龍(第4専属神)
帝国技術開発部隊 総隊長 ソフィア・ターフェアイト(第6専属神)
帝国政府部隊 総隊長 四季 月花(第10専属神)
帝王代理秘書・帝王神補佐 アリシア・ホーリーナイト(第2専属神)
メリア「この中で1番良心的なのは月花ちゃんかハクちゃんくらいかな」
ハクとは白銀帝王龍の本来の名前である。
瑠花「ん〜、なら最初だし、月花おばさんの所に行こうかな!」
四季 月花は瑠花の母親、雪花の姉で、
4姉妹では月花が長女、雪花が次女になる。
メリア「月花ちゃんならしっかりしてますし、いいと思いますよ!それじゃあ善は急げ!月花ちゃんの元に行ってらっしゃい!」
瑠花「あれ?メリアさんも来てくれるんじゃないの?」
メリア「だ〜め!もうこれ以上はひいき出来ません!」
瑠花「う〜、なら私1人で頑張るか〜」
瑠花はわざとしょんぼりしたように見せる
メリア「試練はまだ始まったばかりですし、頑張っていきましょう!」
瑠花は覚悟を決めた笑顔を作り、一気に紅茶を飲み干し、椅子から立ちあがり、拳を宙に掲げる
瑠花「よーし!頑張って帝王神目指すぞーー!」
四季 瑠花の長く、そして過酷な帝王神の試練が始まる!