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ルカタイムレコード   作者: パトパト(パトパトチャンネル)
第2章 世界巡り篇
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第二章39話「水惑星1」

瑠花達4人は満足した後、ソフィアから水着3着を受け取る


ソフィア「はい!フリーサイズというか、来たら勝手に調整してくれるから!後はカラーだけど皆の髪の色に合わせてみました~~」


ソフィアは3着の水着をドヤ顔で三人に見せつける


瑠花「すっごく可愛いです!ソフィア師匠!」

琴理「うう、やっぱりデザインはすっごく可愛い・・・」

アトリー「うわぁ、こんな面積の少ない服を着るんだ・・・恥ずかしい」

琴理「胸元見せてる人が言う?」


三人は各々水着を手に取り、満足そうに見つめる


ソフィア「ちなみにだけど、その水着の恩恵だけど、どこに行くか知らないから【低温化防止の加護】と【破壊防止の加護(極強)】となんか適当な物入れといたから~」

琴理「なんか適当なものってなんですか!?ソフィア様!?」


ソフィアとはいつもこのような感じなのだ、しっかりしているのだが、どこか抜けている


瑠花「ソフィア師匠が作ったんだから問題ないよ!それじゃあ二人共!次の目的地!水惑星に向かおう!」


瑠花は水着を受け取りそのまま走り出す


研究員A「瑠花様!試練頑張ってください!応援してます!」

研究員B「いつでも帰って来てくださいね!ソフィア様の面倒をお願いします!」

琴理「もうそれってソフィア様の面倒見係じゃない」


技術開発部隊の研究員からエールを貰い、三人は施設を後にし、水惑星の向かうための街の管理局に向かい、宇宙船をレンタルし、出発の準備を整える


アトリー「うわぁ!凄い!実際はあんな風に手続きしないといけないのね!てっきり皆好き勝手に飛び回ってるかと思ったわ!」

琴理「瑠花の時もそうだったけど、帝国の常識がない子、多過ぎない?」

瑠花「ほらほら目的地はセットしたからすぐに到着するよ~」

アトリー「水惑星・・・楽しみだな~」


アトリーは「ふんす!」と鼻を膨らませながら身体全体でワクワクしている感情を動きで表現する


そしてそうこうしている間に【水惑星】に到着する


・・・・・・

【水惑星 1日目】


アトリー「そういえばこの惑星で何を見つけるの?」

瑠花「この星ではね、【粋水花すいすいか】っていうすっごく珍しい花を手に入れるんだよ」

琴理「ちなみにこの星の水深はまだ解明されてないのよね、そして【粋水花】だけど、大抵水惑星の核に最も近い海底に咲くと言われる純粋無垢で穢れが一切ない美しい花、見つけるのは普通の神や生物では無理ね」


琴理はそう言いながら宇宙船の窓際を眺める、


琴理「【水惑星】は陸地が存在しない、だから海の生物が凄く凶悪、それに加え、こっちは水の中で上手く動けない、その中で戦いながら先に進まないといけないってわけね」


琴理はそう言うと瑠花が質問する


瑠花「この宇宙船ごと深海に向かえばいいんじゃない?宇宙空間のワープ圧にも平気で耐えるレベルだし問題ないと思うけど」


瑠花が質問すると、琴理は目を反らし


琴理「さて!水着に着替えて進むわよ!ほら!準備しなさい!!」


アトリー「あ、誤魔化した、確かにそうだよね、ぶっちゃけ瑠花姉様が困難な場所は宇宙船で移動して、近くで降りて探した方が効率いいと思うんだけど」

琴理「子供はおだまり!!早くその12歳とは思えない身体をこの星に居る魚畜生共に見せつけてやりなさい!瑠花はダメだけど!!」

アトリー「なんでよ!!!!」


琴理とアトリーがにらみ合う、そしている間に瑠花は水着に着替え終えていた、もちろん服はそこら中に投げ捨てて


瑠花「ほら!琴理が言うならなんか意味があることなんでしょ!なら早く行こうよ!水の中!すっごくワクワクするね!!」


瑠花の水着を見て琴理は鼻血を吹き出す


琴理(グッジョーーーーーーーブ!!!!くぁわいい!!すっごくくぁわいいわ!!というかなんで私が目を反らした隙に着替え終えてんのよ!!ああ!水着をお着換えしてるところをじっくり眺めたかった!そして脳内カメラで保存して毎晩のオカズにしたかった!!!!!)


瑠花「琴理!?大丈夫!?私回復出来ないのに~~」

アトリー「気にしないでいいですよ瑠花姉様、それより、姉様、すっごく綺麗なボディーラインですね・・・すっごく理想です!」

瑠花「そう?あんまり意識したことないんだけどね?ほらアトリーちゃんも着替えて!脱ぐの手伝ってあげるから!」


瑠花はそう言うとアトリーの衣服を脱がし始めた


アトリー「あわわわ!!自分でやります!大丈夫です!」

瑠花「そう?琴理は?」

琴理「ぜひお願いしま..ごふ!!?」


琴理が喋り終える前にアトリ―が琴理の首根っこを掴んで進む


アトリー「琴理は瑠花姉様と同じ歳なんでしょ!なら自分ですぐに着替えなさいよ」

琴理「アトリ~~~!仕方ないわね、瑠花とのイチャイチャはお風呂までお預けにしておくわ」


三人はワイワイと話しながら水着に着替え、脱いだ衣服を整え、準備が整う


瑠花「いざ!尋常に!!参る!!」


瑠花が先陣切って宇宙船の扉を開ける!


ひゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅx


瑠花「ひゃあああああああああああ!!寒いーーーーーー!!!?」


瑠花は咄嗟に思いっきり扉をドカン!っと閉める


琴理「加護があっても寒いものは寒いんだからちゃんとオーラ纏っておきなさい」

アトリー「え!?瑠花姉様オーラも纏わずに出ようとしてたんですか!?無謀な・・・」

瑠花「ごめん~~、まさかこんなに寒いなんて思わなくて~~」

琴理「ここ一体は近くの惑星含め温度の低い惑星が固まってるからね、かなり冷えてると思った方がいいわ、凍ってないのはこの惑星の性質なのかもしれないわね」


琴理は自分の指を水面につける、そして大体の水温を把握する


琴理「大体マイナス780度くらいね、まあ表面でこの程度ならまだ良心的な惑星じゃないかしら」

瑠花「そんな~~そんなの入った瞬間カチンコチンになっちゃうよ~」

琴理「だからオーラを纏うんでしょ!ほら!早くオーラを纏っていくわよ!」


琴理にそう言われると瑠花はオーラを纏い、再度扉を開ける


瑠花「うう、さっきまで楽しい気持ちだったのに、なんかすっごく怖くなってきたよ~」

琴理「大丈夫、オーラの膜を破かなかったら外部の影響は受けないから、あと、オーラ内に空気を溜めておきなさいよ、その限られた空気量で水の中を探索するんだから」

瑠花「え?どうやるの?」

アトリー「自分の周りのオーラを広げるんですよ!瑠花姉様!そうすれば空気を維持できる面積が増えますよ」


アトリーはさぞ当たり前かのようにこなす、それを見た瑠花は自分の身体の皮膚に覆っているオーラを広げる


瑠花「これ・・・自分の身体から離れるから制御難しいかも・・・」

琴理「ああ、そこまでの技術は教えてなかったわね、でもまあ、自分の身体を大きくしたようなイメージでやれば結構安定するわ、イメージ大事よ」


瑠花はアドバイス通りにオーラ制御を行う、そして数十分後、馴染みだし、今度こそ水の中に入る


・・・・・・

【水惑星 水深0~100M】


琴理は宇宙船を片付け、瑠花とアトリーと共に先に泳ぎ進む


瑠花「そういえば私泳ぐの初めてかも」

アトリー「私も初めてですね、とりあえずオーラを放出して進んでいますけど」

瑠花「なるほど!そんな手があったんだね!」

琴理「辞めておきなさい、それをするとそれなりの速度で進むけどすぐにオーラがガス欠するわよ」


琴理は瑠花にそういうとしっかりと泳いで進んでいた


瑠花「わあ、琴理って泳げるんだね!凄い!どこで学んだの?」

琴理「そんなのいいでしょ!ほら!身体全体を使って先に進むように!無駄な力を使うと全然前に進まないわよ!」


琴理は瑠花に泳ぎを教え、真似させる、瑠花も運動神経はいいため、すぐに要領を得て、泳ぎを身に着ける


そしてそのまま瑠花と琴理は泳ぎ、アトリーはオーラを放出しながら奥へ進む


【水惑星 水深100M~200M】


瑠花「ねえ、なんか身体が重くなった気がするんだけど・・・」

琴理「そうね、流石にここまで来たらオーラを纏っていても圧がわかってくるわね」


琴理は一度進むのを辞め、瑠花に質問をする


琴理「ここから先はどんどん身体が重くなって上手く進めなくなるわ、だからそれに負けないだけの分厚いオーラを纏いながら進むようになるわ、つまりここから先はオーラ消費スピードがかなり速くなるってこと、それに加え、それだけエネルギーを使うから空気の消耗も早くなる、だからこまめに宇宙船の中に戻って休憩しましょう。」


そこで一つ疑問が浮かぶ


アトリー「宇宙船って水の中で開けても大丈夫なの?」

瑠花「う~ん、流石にそれは無理かな~~」

琴理「しまったわね、つまり一気に最深部に行ける程のスタミナとオーラ量が居るってことか・・・」


琴理は想定していた計画に狂い、考え出す


琴理「とりあえず引き返しましょう、作戦を考えなおすわ」

アトリー「だから宇宙船で入っていけば」

琴理「馬鹿ね、さっき水中の中で宇宙船は開けれないってわかったのに宇宙船で最深部にいってその後どうするのよ」

アトリー「確かに・・・」

瑠花「とりあえず戻ろう、まあ、一日目はこんなものだよ!」


瑠花がそういうと3人はそのまま水面まで戻る、そして宇宙船を出し、三人は宇宙船の中に入る


琴理「とりあえずオーラを解かずにそのまま水着の状態でお風呂に入りましょう、水着を脱いだら加護が抜けてそのまま低温化が進んで死んでしまうわ」

瑠花「はーーい!」


三人は水着のままお風呂で身体を温める、


琴理「う~ん、どれくらい温もればいいのかしら、アトリー、ちょっと脱いで確かめてみて」

アトリー「なんか私こういう毒味みたいなことばっかやらされるよね、まあいいけど」


アトリーは浴槽のお湯の中で水着を脱ぐ、そして脱ぎ切った後、猛烈な寒気が身体を襲う


アトリー「ひゃああああああああああ!!!」


アトリーは咄嗟に水着を身に着ける


アトリー「これ・・・すっごくまずいわ・・・」


アトリーの反応を見た二人は真っ青な顔をしながら


瑠花・琴理「水着・・・脱げなくなっちゃった・・・」



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