第二章36話「アトリー・メルトリア2」
瑠花は試練を終え、証をサンドワームから取った【砂神魂】に照らし合わせ、承認する
瑠花「これで三つ目・・・今回は色々あったけど、でも4日で終わらせることが出来たね・・・」
琴理「そうね、今日はもう休むとして明日から色々準備しないといけないからもう瑠花は休んで、私は次の惑星に向けて準備してるから」
瑠花「うん、お願い、もう私もヘトヘト、このオーラ切れから起きるだるさ、どうにかならないかな~」
瑠花はそう言いながらお風呂場に向かう、そこで琴理はアトリーにお願いする
琴理「アトリー、心配だから一緒にお風呂に入ってあげて、それとアトリーも疲れてないと思うけど今日は休みなさい、明日からもし本当についてきてくれるなら大変だと思うからね」
アトリー「わかったわ、琴理は今から何するの?」
琴理「さっきも言ったでしょ?次の惑星の準備、ここからの惑星は【一度ミスしたら即死】の惑星が続くからね、少しでも瑠花のために準備しておかないといけないのよ」
自然惑星、鉱石惑星、砂惑星、基本的にオーラ技術が未熟でもなんとかなる惑星は攻略した、
残りは水惑星、灼熱惑星、月、
水惑星の探索は基本水の中、そして深海、圧力も凄まじく、生身の肉体が深海に潜るだけでも命懸けになる、そして次の目的地でもある。
そして灼熱惑星、ここでは基本的に酸素が燃焼し続け、二酸化炭素が充満した星であり、そのうえ星全てが灼熱に燃え続けている、例えるなら小型の太陽のようなものである。
そこは星に入った時点でオーラ技術必須になる、
そして月、ここは無重力、酸素や二酸化炭素の概念がそもそも存在しないため、灼熱地獄同様一度でもオーラ技術に欠点が生まれれば死に直結する。
これから攻略する惑星はどれも難易度が高い惑星ばかりなのである
そして、地球と暗黒惑星
琴理「地球は一番簡単だけど、この段階の時のは【瑠花一人で目的を達成出来るだけの強さ】を持っていてほしい、暗黒惑星に関しては・・・」
琴理は自身のオーラを眺めながら考える、
琴理(暗黒惑星に居る種族は戦闘力が億から兆に達する生物が殆ど、しかも暗黒というだけあって、星全体が暗闇で覆われていて、しかも物質も禍々しい危険物が多い、とてもじゃないけど今の瑠花じゃ到底攻略できる星じゃない、そしてそれより厄介な)
光世界の五大厄災、【夢世界】
第1世界の半分以上を飲み込んだ霧に覆われた空間、そこに一度入った者は二度とその霧から抜け出すことは出来ないとされている
琴理「広さも物理的に考えて星一つ所じゃない、世界の半分・・・桁外れだわ、私の探知スキルでも届かないレベルの広範囲、そして二度と出る事が出来ないとされている異質な空間、種族も未知数、原因も不明、暗黒惑星が可愛らしく思える程の大物、それまでに瑠花には成長してもらわないといけない。」
むしろここまでの惑星はこれからの第二の試練のチュートリアル、入門編だと思えるレベル。
ここからが厳しい世界、死と隣合わせの過酷な試練の始まりなんだと琴理は認識した。
琴理(とりあえず次は水惑星・・・オーラバリア技術をしっかり安定させるために裸体に近い状態で挑みたい・・・つまり・・・水着!!!!!!)
琴理はさっそく帝国から持ってきた水着カタログを開き、瑠花に似合う水着を探しだす!!!
琴理「うわ!こんな際どい水着とかいいわね!!いや瑠花ならこれも!なにこれ!女性しかいない帝国だからってこれはハレンチだわ!最低限中の最低限しか隠せてないじゃない!ダメダメ!!私の瑠花がこんなハレンチな水着なんて・・・でも私の前だけなら・・・ありかも・・・(ゴクリ)」
どこまでもしっかりしているようで抜けている琴理であった。
・・・・・・
【砂惑星 5日目 目的達成】
朝、あの後、三人は就寝し、今朝食を食べ終え、砂惑星を後にしようとしていた
瑠花「よーーし!とりあえず帝国に帰ろう!」
琴理「そういえばアトリー、管理局から【許可証】貰ってるわよね?一緒に出してあげるから私に渡してちょうだい」
アトリー「許可証?なにそれ?知らないわよ?」
琴理はアトリーの発言に驚く
琴理「ならどうやってここまで来たのよ!」
アトリー「え?見てなかった?バビューン!!って飛んできたじゃない」
琴理「違うわよ!世界の境界をどうやって跨いできたのよ!」
アトリー「そんなもの、こじ開けたに決まってるじゃない」
琴理(この子・・・スペックやポテンシャルは本物なんだけど馬鹿すぎるわ・・・いや世間知らずなだけか・・・)
アトリ―はそう話している内に思い出す
アトリー「あーーー!!そういえば門番の人にお母様に確認をとって貰ってるんだった!!その時間潰しでここに来たのよね~~、いやぁ、忘れてたね~」
琴理「馬鹿じゃないの!アトリー!貴女はとりあえず帝国の門まで自力で行きなさい!私達は管理局に戻ってから帝国内からそこに向かうから!!」
瑠花「アトリーちゃん、ちゃんと待っててね~」
アトリー「はい!瑠花姉様!門番が通れ!って言っても二人が来るまで通らずに待ってます!!」
琴理「いや、それは通りなさいよ、門番の人可哀そうでしょ」
そうしている間に準備が出来たアトリーはそのまま帝国の門まで猛スピードで飛んで行った
琴理「まったく、常識外れな子ね、でも凄く戦力になるから手伝ってくれる間は頼もしいけどね」
瑠花「そうだね~、それに楽しそうで良かったよ、アトリーちゃんも琴理も」
琴理「まあね、だって世話の焼ける妹、になるからね、アトリーは」
瑠花「そうだね!よし!それじゃあアトリーちゃんも向かったし、私たちも帝国に戻ろう!」
瑠花はそう言うとモニター入力をはじめ、宇宙船が動き出し、あっという間に帝国に到着する
・・・・・・
【帝国城下町正門前】
瑠花と琴理は管理局で許可証を返した後、転移装置で帝国城下町正門前に到着していた、だがそこには門番と揉めているアトリーの姿があった
アトリー「なんでよ!2日もあってなんで確認取れてないの!絶対仕事サボってたでしょ!」
門番「いや、そういう訳じゃなくてね、そもそも帝王神様に確認取れるのは聞いてから数日かかるのよ、帝王神様は全世界の事情に耳を傾けているお方、そう中々案件は帝王神様の所までたどり着かないの」
アトリー「だーーかーーらーー直接私がメリアお母様に交渉するからあんなにしてって言ってるでしょ!というか帝王神のご子息を2日以上待たせて門前払いってどうなの!帝国的にも大問題じゃないの~~」
アトリーは地団太を踏みながらなんとも威厳の欠片もない言い争いをしていた
琴理「何やってるのよ」
アトリー「ああ!琴理!ねえ!どうにかしてよ!この分からず屋!2日経ってるのに全然話が進んでないのよ!」
瑠花「ま、まあ門番さんには門番さんの都合があるしね?だから待っててあげようよ?」
門番「瑠花様・・・心遣い感謝です・・・」
瑠花「とりあえず私がこの子を責任もって管理するから帝国内に入れてあげて?」
門番「大丈夫ですか?何かあったら瑠花様の肩書に傷が・・・」
瑠花「大丈夫!この子はすっごく可愛くて礼儀正しい子だよ!問題なんて絶対に起こさないよ」
アトリー「瑠花姉様~~~」
瑠花が門番に話をつけアトリーを帝国内に入れることに成功する
琴理「帝王神候補に技術開発部隊副総長の肩書が伊達じゃないわね」
瑠花「使えるものは全部使わないとね!」
アトリー「へえ、瑠花姉様って帝国でもすっごく偉いんですね!尊敬です!」
琴理「そうよ!瑠花は帝国、いや世界で最も多くの発見、や技術の向上、開発、発展に貢献してきた天才なんだからね!しかもアトリーも知ってる通り、実力も私達とは桁外れ、伊達に【帝王神候補序列2位】じゃないわよ」
アトリー「うう、瑠花姉様素敵過ぎてもう一生ついていきます!!」
瑠花「あはは、とりあえずメリアさんの所に行こうよ!近況報告もしたいし!」
瑠花はそう言うと帝国の城に向かい、帝王神の間に向かった
・・・・・・
【帝王神の間玉座】
瑠花「メリアさん!お久しぶりです!」
バン!と瑠花は思いっきり扉を開ける、そこにはメリアとアリシアの二人がちょうど休憩をしていたところだった
メリア「あら、瑠花ちゃんじゃないですか、久しぶりですね、試練は順調ですか?」
瑠花「はい!まだ月花叔母さんの試練の最中だけどちゃんと進んでるよ」
アリシア「それは良い事ですね、そのまま頑張ってね」
琴理「恐縮です、アリシア様」
アリシア「もう、琴理、私達にはお母さんとして接してっていつも言ってるでしょう?母と子はあれど、私達からすれば貴女達全員可愛い私達の子供なんだから」
アリシアはそう言うと席から立ち上がり、琴理の頭を撫で、ほほ笑む
琴理「はぁ、やっぱりアリシア様が私の理想の女性です」
瑠花「あ、また様って言ってる、そういえばメリアさん!アトリーちゃんって知ってますよね?」
メリア「ええ、知ってるわ、なにせご主人に預けた大事な娘ですからね、でもなんで知ってるのですか?」
メリアがそういうと瑠花は扉の裏で隠れてるアトリーに声を掛け部屋の中に入れさせる
瑠花「アトリーちゃんで間違いない?」
瑠花はアトリーの方を抱いて、メリアに見せる、
メリアはアトリーの姿を見て驚くように立ち上がり、アトリーの傍まで向かい、アトリーを強く抱きしめる
メリア「アトリー!こんなに成長してたんて!凄く嬉しいです!これは雪花ちゃん達に御礼を言わないとですね」
メリアはそう言いながら優しい笑顔でアトリーの頭を優しく撫でる
アトリー「メリア母様・・・」
アトリーは生まれてこの方一度も会えなかった母親との対面に涙を流し、メリアの懐に顔をうずめる
瑠花や琴理、アリシアはその光景を見届ける
メリア「ずっと会えなくてごめんなさいね、でも私も会えて凄く嬉しいです」
アトリー「私もメリア母様に会えて嬉しい!会いたかった!メリア母様!」
瑠花「良かったね、アトリーちゃん」
瑠花はアトリーとメリアの姿を見て、母親と長年会えてない故に心細い気持ちになっていた
瑠花(私もママと会えたなら・・・)




