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ルカタイムレコード   作者: パトパト(パトパトチャンネル)
第2章 世界巡り篇
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第二章27話「挫折・失望・後悔」~専属神契約の説明あり~

【砂惑星 2日目】


瑠花は昨日に引き続き探索を続ける、目にオーラを纏い、まだ探索していない場所に向かっては地面に大きな穴を空け、目的の物を探す、


瑠花(やっぱり見つからない、入手難易度が高いのは知ってたけどこれはかなり大変だね、琴理は何かしてるのかな?)


瑠花は何かヒントが得られないかと琴理の方角を見ると、琴理は瑠花と目が合うなり、笑顔で小さく手を振る、


琴理(もう昨日みたいなヘマはしないわよ、瑠花、私も瑠花の意識が向いていないタイミングを警戒して探索する、こればかりは自分で気付かないとね、)


琴理はそう考えながら瑠花を少し離れた所で眺める、


瑠花「む~、琴理も昨日私が参考にしたのを根に持ってるな~、いいじゃん、教えてくれてもさ~」


瑠花はむ~~と顔を膨らませながら、思い通りに行かないという葛藤に少々イライラしていた。


そして数時間後、何十か所という場所を探索してまったく成果を得られなかった瑠花は疲労を覚え、座り込んでしまう。


琴理「お疲れ様、ほら、飲み物あるからゆっくり休みましょう」

瑠花「ありがとう、でも琴理が教えてくれたらもっと早く効率よく探索が出来ると思うんだけどな~」

琴理「だ~め、自分で見つける、自分でその先を発掘する、これを身に着けないといけないからね、多分教えたら今の瑠花なら難なく出来ると思うわ、だからこそもっと瑠花自身試行錯誤をして答えを導いてほしいのよ」

瑠花「む~~、そう言われると何も言い返せなくなる~~」


瑠花は顔を膨らませて足をバタバタと不機嫌アピールをする


琴理(ふふふ、不機嫌な瑠花も可愛いわね、あれ?私実はS!?)


瑠花(試行錯誤ね~、琴理曰く教えたらすぐに出来るってことは本当にあと一歩の所で私が固定概念に拘って実行に移してないんだろうね、でもそれがわかるなら苦労はしないんだよな~)


瑠花はそう考えると目、手、足、頭と多くの個所にオーラを集約させる、そして何か大きな効果を得られないかを確認する、


瑠花「後はオーラを外気に放出して光線を打つっと」


瑠花はそう言うと同時に手の平からオーラの光線を放つ、数メートル先で瑠花が放ったオーラが大きく爆発し、砂柱が立つ


瑠花「後は身体の周りにオーラを纏う技術があるくらいか~難しいね」

琴理(そこまで考えたらあと一歩なのよ!でもまあ、仕方ないか、まさかオーラを伸ばすことで辿れる気配範囲が広がるなんて想像もつかないわよね、身体に纏うオーラも1ミリ以下の薄い膜のわけだから、そこから微少のオーラ気配を感知するなんて発想にはなかなかなり得ないしね)


琴理は瑠花が一生懸命に試行錯誤している横でクスリっと笑い、瑠花の成長を見守る、

だがそこに謎の集団の気配を感知する


琴理(ん?生命反応?この星に?戦闘力オーラ量も結構ある、鉱石惑星のゴーレム同様瑠花には荷が重い相手の可能性があるわね)


琴理は感知したことを瑠花に伝えようとすると横に居た瑠花の姿が消えていた。


琴理「瑠花!?あれ!!どこに行ったの!?」

琴理(私が気配を感知出来なかった!?でも遠くに居る集団の気配は私でもわかる、なら・・・下か!!)


琴理は瞬時に地面に向かって大きな一撃をぶつける、そして大きな穴が空いた所を確認するがそこには既に何も居なかった。


琴理「やられた!!まさか地面の中なら気配を消せる一族か!しかも地面の中の移動は恐ろしく早い、クソ!瑠花の気配も辿れないし!これはマズイわね!!」


琴理は一気に殺意を開放し、一気に遠くに居る集団の気配に向かって突撃する


サンドグレイA「ゲゲゲゲゲゲ」


砂漠一面に居たのは数キロ先まで埋め尽くす程のサンドグレイと呼ばれる生命体の軍勢が集まっていた


琴理「おい!我が世界の王候補である四季瑠花を奪い去った愚か者はお前達か!!直ちに返さなければ今この時お前達の種族は絶滅する!!さあ早急に帰せ!!」


琴理は手のひらいっぱいに超大玉の波動弾を作る


サンドグレイB「グゲゲゲゲ」


サンドグレイの軍勢は琴理の殺意と攻撃を感知し、集団揃って琴理に向かって攻撃態勢に入る


琴理「成程、私と戦争をするわけね、いいわ、なら貴方達はここで絶滅しろ!!」


琴理は超火力の破壊光線をサンドグレイの集団に目掛けて放つ、大きな砂埃が巻き上がり琴理とサンドグレイの間の視界が一気に悪くなる


サンドグレイは砂煙の中でも視界が良く見える種族であるため、琴理の存在を感知していた、

だが琴理も同じくオーラで気配を辿っていたため視界が悪くなろうが関係なくサンドグレイの元に移動し、即蹴散らす


琴理(オーラ量は大体1体30万、それでオーラで感知している数は大体10万体弱、雑魚なのは変わりないわ!!)


琴理は咄嗟にサンドグレイの足を薙ぎ払おうと足にオーラを溜めて攻撃を仕掛ける!!


バキ!!!


琴理はサンドグレイの足を折った音だと思っていた、だが実際に折れていたのは琴理の足の方だった


琴理「ぐぅ!!?」


琴理は目の前に想定外の出来事に脳が理解せずに反射的にサンドグレイの軍団と距離を置いてしまう


琴理(なんで!?相手はたったの30万の雑魚よ!しかもまともにオーラも扱っていない、鉱石惑星のゴーレムの方が全然強かったくらいなにのなんで!!)


琴理は自身の能力である波動支配を使用して足のケガを治し、完治させる、そしてもう一度能力でサンドグレイの集団に向けて波動支配の能力攻撃を仕掛ける!


琴理「波動支配【虚空断衝閃こくうだんしょうせん】」


琴理の指先から眩い光が生まれ、そして次の瞬間サンドグレイに向けて無数に近い衝撃破が飛び交う

だがその攻撃もサンドグレイの集団が作り出した防御シールドによって防がれてしまう


琴理「まさか集団行動が出来る知能がある種族・・・しかも集団でオーラを掛け合わせて格上相手の攻撃も凌ぐ術を持つ・・・」


琴理は想定外の出来事に強い焦りを感じた、まず自身が思っていた以上に力が出せないということだった。


琴理(気付かなかった、今まではオーラを最小限にして最大限に活かすオーラの高等技術を応用して今までサポートしていたり探索していた、だから全然違和感がなかった・・・)


琴理は今改めて自身の戦闘力オーラ量を確認した、


月詠琴理(オーラ12000/8400)


琴理(やっぱり!!戦闘力最大オーラ量が瑠花と同じになってる!!なんで!!)


琴理は自身の力が落ちている事に今頃気づき、現状の危険度を認知してしまう。


琴理「能力は集団の防御シールドで防がれてしまう、そして物理攻撃を仕掛けようにもサンドグレイの守備力はかなり高いから今のオーラ量だと精々10体を始末するのが限界、しかも限界を迎えたら集団リンチ、絶対に負ける闘いになってる・・・」


琴理は戦況を把握し、その場を後にすることを選んだ、そして宇宙船を使い、早急に応援を呼ぶために帝国に戻る


・・・・・・


琴理は宇宙船に乗ってからの出来事はあまり覚えていなかった、ただ感じていた感情はあった


自分に対する失望感


琴理は宇宙船の行き先設定を行った後、操縦席の横に座り、自身の弱さ、瑠花を救えなかった失望感、怒りが混ざった感情を抱きながらうずくまる


琴理(私が、自分の力を過信し過ぎてたせいだ・・・だから本当の緊急時に瑠花を救出出来なかった・・・私がちゃんと自分の力も把握しておけば・・・自分の事すらちゃんと把握できないなんて・・・そんな馬鹿な事はないわ・・・)


宇宙船は既に帝国に到着していた、だがいつまで経っても降りてこない琴理を心配した従業員は宇宙船に入り、琴歌の姿を見つけて、早急に医務室に運ばれる


・・・・・・

琴理の件を聞きつけた月花は仕事を投げ出して琴理の元に向かった


月花「大丈夫!琴理!!」


月花は治療室で座っていた琴理を見て安堵するが、そこに瑠花の姿がない事に気付き、琴理に聞く


月花「琴理、瑠花ちゃんはどうしたの?」

琴理「守れませんでした・・・私が・・・私が弱いがために・・・」


琴理はそのまま泣き崩れてしまった、だが月花は琴理の両肩を強く掴み事情を聴く


月花「後悔するのは後!!今はまだ瑠花ちゃんは生きているんでしょ!!ならオーラ量が戻ったらすぐに助けに行くわよ!!」

琴理「わかるんですか?」


琴理は瑠花を救えない状況から数時間が経過していたため最悪絶命していると考えていた、

だが月花は瑠花に対して生きているとはっきり断言した。


月花「琴理、貴女、もしかして専属神の事について知らないの?」

琴理「知ってます、専属神は一生を誓う契約で・・・それで」

月花「違う!!そこじゃない!!専属神の契約内容よ!!」

琴理「え・・・契約内容、主の命令は逆らえないとかのルールなら」


月花は琴理の専属神としての認識が未熟だったことに驚く、


月花「肝心な所が抜けてる・・・一番抜けたらダメな所なのに・・・」


月花は勤勉な琴理を信じていた、だがそんな琴理も知識に抜けがあったことに対して驚き、そして

【琴理なら知っているはず】という自身の思い込みに強く後悔を覚え、反省すると共に琴理に向けて専属神の事を教える


月花「琴理、今から専属神の契約について話すから聞いて、それでもう一度理解して、」


そして月花は琴理に向かって専属神について話す


【専属神】


それは【神王級】以上の位の神から許される神界の制度である、

精密には【神王級】で1人、【帝王神候補級】以上で10人を付けることが出来る、

専属神とは主となる神にだけに尽くす神、【契約】である


1度専属神になると、主の命令には絶対に逆らえず、主が死ぬまで文字通り一生主に尽くすことになる、そして主が死んだ場合、同じように絶命する、まさに運命共同体的存在なのである。


そして一度【契約】すれば二度と解除できない、主から【死の宣告】をされない限り一生尽くさなければないらない、神にとって人生全てを掛けた一番重たい契約である


もし、主の程度が低ければ二度と寝返る事もできない、究極の縛りの契約、従属をはっきりさせる契約なのである。


・・・・・・【第二章1話参照】


そして専属神内には1級、2級、3級の階級制度があり、その階級によって契約内容が異なる


1級専属神(1名)・・・・主以上の戦闘力オーラが出せない

           ・2級、3級の専属神達に命令が出来る(専属神内のリーダー)

           ・主が死ぬと同時に死ぬ、逆に主が死ななければ死なない


2級専属神(3名)・・・・主以上の戦闘力オーラの使用が可能

           ・1級の命令には逆らえない、3級には命令できる

           ・1級と同じく主が死ぬと同時に死ぬ、逆に主が死ななければ死なない


3級専属神(6名)・・・・主以上の戦闘力オーラの使用が可能

           ・1級、2級専属神の命令には逆らえない

           ・主が死んでも死なない


そして全員共通ルールがある

・主の地位によって専属神の地位も変わる(瑠花が帝王神候補なら、専属神はそれ以下の地位より上になる、主と同じ地位の神に対しては地位が低い)


・一度専属神契約を行うと一生契約解除が出来ない


・主が死ぬ、もしくは主から【死の宣告】を5回連続命令が続いた場合、専属神は消滅する


・主に敵意のある攻撃・反抗をした場合専属神側に激痛が起こる(ただし主が専属神の攻撃に敵意を感じない場合は発動しない)※修行等の訓練を行えるようにするための処置


・主(1体)に付く専属神は10体まで


・・・・・・


月花「以上、知らなかったことはあったかしら?」

琴理「・・・階級制度・・・知らなかった・・・ということは私は・・・1級」

月花「一人しかいないんだから必然的に1級でしょうね、だから今の琴理は瑠花ちゃんと同じ力しか出せないのよ、この契約内容は昔メリアちゃんも悩み苦しんでたからよく理解しているわ」


琴理は今まで専属神の契約内容をしっかり理解していなかったためにこの現状を作りだしてしまったことを強く後悔し、反省した。


琴理「私・・・どうすれば・・・」


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