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ルカタイムレコード   作者: パトパト(パトパトチャンネル)
第2章 世界巡り篇
56/85

第2章16話「真の試練」

【自然惑星 7日目】 目的地まで 2480Km


瑠花は靴紐をしっかりと結ぶ、そして準備を整える、


琴理「瑠花~、準備はいい?」

瑠花「うん、大丈夫だよ、それじゃあさっそく行こうか」


瑠花達は2日ぶりに移動を開始する、だが琴理から見ても瑠花の反射神経が以前より間違いなく良くなっていた、それは本人の瑠花も実感していた。


瑠花(凄い、この2日間ずっと琴理のスピードに対応してたからか、今のスピードくらいなら全然障害物が気にならないかも!これならもう少し速度を上げても大丈夫かも!)


瑠花はそう考えると一気に速度を上げる!後ろでついてきていた琴理は驚きながらも瑠花についていく


琴理(いい傾向ね、このペースなら以前より倍の距離を進めるわ!)


数時間後、瑠花と琴理は休憩を取る、


琴理「凄いわね、以前より早いのに全然疲れてないのね」

瑠花「うん、体が自然に反応するから全然意識せずに進むことだけ集中することが出来たんだ」

琴理「良かったわ、でも生物の件もあるし、油断し過ぎないようにね」


琴理は瑠花に注意して再度移動を再開する。そして琴理の言った通り餌を求めてこの星の生物が瑠花を襲ってきた。


琴理(来た!瑠花・・・大丈夫意識はちゃんと敵に向いている後はどうする)


瑠花は襲ってきた大型のカマキリタイプの虫の鎌を掴み、オーラを駆使し、カマキリが襲ってきた勢いを利用してそのまま何週かカマキリを回し、遠くへ投げ飛ばす


瑠花「ふう!行くよ!琴理!」


瑠花は何事もなかったかのように先に進みだす


琴理(間違いなく成果が出てきてる!順調だわ!)


こうして数日かけ、瑠花と琴理は目的に向かい続けた、虫や動物が襲い掛かって来ても瑠花が全てオーラを駆使して薙ぎ払い、自然に障害物を反応出来るようになった瑠花は目の前の速度にだけ意識が向けられるため、集中力も以前より少なく済み、体力も温存出来ていた、間違いなく2日の実践が生きていた、そして目的地の自然惑星の世界樹に到着する


【自然惑星 15日目】 目的地 世界樹到着


瑠花「世界樹にとうちゃーーく!」

琴理「お疲れ様でしたーー!」


瑠花と琴理は目的地の世界樹に到着した。


瑠花「遠くからでも結構見えてたけどデカい木だね~」

琴理「ええ、なにせこの星そのものを支える御神木ですもの、それはそうよ」

瑠花「それで【世界樹の涙】はどこで取れるの?」

琴理「この世界樹の最下層ね、この世界樹の中は迷宮みたいになってて、それで一番最下層、つまり世界樹の根の部分に行って、一番濃密な世界樹の栄養となる原液を取る、その原液が【世界樹の涙】

って呼ばれてるの、取り過ぎたら世界樹の成長に影響が出るから取れる量は一つの世界樹からごく少数、数日前私が少し取っちゃったから出来る事なら後数回くらいかしらね」

瑠花「あ~あ、琴理が無駄遣いするから~」

琴理「え~そんな事言うの~」

瑠花「冗談だよ!ほら!さっそく世界樹の中に入ろう!ここで目的の物が手に入ったら一歩前進だよ!」


瑠花は身軽な動作で世界樹の内部への入り口を探し始める

琴理も肩を落としながら瑠花についていく


瑠花「あったよ!これが世界樹の入り口だよね!」

琴理「ええ、そうよ、っていうか以前私が行ってるんだから私に聞いたら良かったのに」

瑠花「だーめ!自分で探す事に意味があるんだから琴理に聞くのは反則~」


瑠花は口元に手で小さな×マークを作り琴理に見せつける


琴理(可愛すぎかよ)

琴理「はいはい、それじゃあ行くわよ、あ、杖は持っていくの?」

瑠花「うん!命を大事に!ということで杖はちゃんと持っていくよ!」


そして瑠花は愛用の杖を持ち、琴理と共に世界樹の中に入る。


中は思ったより明るく、道先がしっかり把握出来た


瑠花「うわあ!木の中なのに凄く明るいんだね!意外!」

琴理「この光は地球で言う蛍みたいな発光する虫、それと世界樹の栄養を促す脈、人で言う血管みたいな物が光っているの、だから世界樹の中は常に明るいってこと!」

瑠花「逆を言えば、世界樹の中が暗かったらそこには栄養が行き届いてないってことだよね?」

琴理「正解、一部だけでも暗い場所があったり、完全に乾ききっている場所があったらそこを切り離したり、保護をしている神々が一時的に栄養が行きやすいようにパイプを作って直接最下層から送ったりしているらしいわ」

瑠花「へえ!詳しいんだね!」

琴理「まあ、そこの研究も私達の部隊の仕事範囲なんだけどね、どうするかは政治部隊の仕事だけど、対策を考えて開発、実行、実験、研究をするのは技術開発部隊、結構全世界の自然も守っているってこと!」


瑠花は琴理の説明を聞き素直に関心した、自分の仕事は常に最先端、そして未発見の物を見つけ、作りだし、開発するのが殆どだった、環境の維持や保持に関しては殆ど携わっていなかったため、自分の所属していた部隊が結構大きなことをしていたことに驚き、そして誇りを持つ


瑠花「なんか、私達の部隊って誇り高いね!なんか副総長の私は鼻が高いよ!」

琴理「ええ、各世界の技術開発部隊、そして帝国の技術開発部隊、全技術開発部隊のナンバー2なんだからしっかり理解しておかないとね!」


二人はそう話しながら先に進む、世界樹が大きいとは言え、今まで長い距離を走ってきた瑠花にとってはそこまで大した距離ではなく、むしろ生命力に溢れる場所に居るため、疲れが取れていく感じすらしていた、そのため世界樹の最下層には数時間程で到着することが出来た。


・・・・・・


【自然惑星 15日目】 世界樹最下層


瑠花「わあ!ねえねえ!行き止まりってことはここが最下層?琴理?:

琴理「ええ!間違いないわ!以前はここで私が世界樹の涙を入手したの」

瑠花「それじゃあさっそく【世界樹の涙】をゲットだぜ!!」


そういうとポケットに入れていた容器に【世界樹の涙】と呼ばれる原液を容器の中に入れる


そして琴理は以前疑問に思っていた事を瑠花に話す


琴理「瑠花、言った通り容器はもうひとつ持ってきたわよね?」

瑠花「うん、試すんだよね、『私が入手した後の素材が他者に渡った場合どうなるのか?』を」


琴理が自然惑星についてから最初に言っていた疑問だった、ここの現象によって難易度が一気に上がる


瑠花「まあ、もし壊れたとしたら一回一回私の実家に置いておけばいいしさ!」

琴理「そうね、帝国の治安なら瑠花の実家の方が安心かもね、なら触るわよ」


琴理がそう言い、瑠花が持っていた容器を持つ、だが容器は何も起こらなかった

そして琴理はそのまま容器を瑠花に渡す、すると容器が思いっきり割れた。


琴理「成程、一度でも他人の手に渡ればもうそれは効果をなさないってことね、となれば私も結構危ないってことになるのね、わかった?瑠花」

瑠花「うん、でもなんで私はびしょぬれなんだろう・・・」


容器が割れた反動で、中に入っていた【世界樹の涙】が瑠花に飛び散ったのだ。


瑠花「うえええ!なんかこの原液臭い!」

琴理「まあ、【世界樹の涙】濃度が結構高い液体だからね、加工しなかったら結構臭いでしょうね」

瑠花「ねぇ、琴理?お願いできる?」

琴理「仕方ないわね、はい波動で取り除いてあげるからその容器置いて」

瑠花「うん、」


そして琴理が瑠花の身体に付いた液体を波動で払い、【世界樹の涙】が入った容器を瑠花が持ち、立ち去ろうとした時にある人物が目の前に立ちはだかる


琴理「誰?私の邪魔をするってことは他の候補者の回し者?」


琴理が即瑠花の前に立ち、瑠花を守る態勢に入る、だがその先に居たのは、月花の元に居た、九陣騎聖の一人、木陣騎聖アイレだった。


アイレ「まずは一つ目の素材入手おめでとう!出発から1半月でひとつを見つけるなんて結構順調だね!」

瑠花「アイレちゃん?なんでこんな所に?」

アイレ「試練だよ、この試練は指定された物を作る、そしてそれが3つとも決まって、『3つの素材で出来る物』なのはなんでだと思う?」


アイレは後ろに腕を組み、地面を軽く蹴りながら話す


琴理「成程、物探しは確かに本命、だけどそこには一人づつ『妨害者』が居るってことなのね」

アイレ「正解!でも安心して!私は瑠花ちゃんの試練専用に作られて配置されたダミー、つまりレプリカ、本物は今も月花母様の所に居るよ、今コンタクト送ったから、月花母様と本物の私が見てると思うけどね」


月花の試練は3つの物を作る、そしてそれは決まって3つの素材で作られる物、、合計9個の素材が必要となる、そこに九騎神使のダミーが各自配置され、素材入手を妨害してくる、それを退けてやっと1つの素材を入手できるということなのである。


瑠花「月花叔母さんそこの所全然説明してなかったよ」

アイレ「うん、だって内密なんだもん、それで説明するけど、私と戦うのは『候補者』のみ、つまり専属神や仲間と一緒に戦うのは禁止、でも武器の類を使うのはOK!、自分の力の一部であれば問題なし!」

琴理「私は参戦出来ないってことね」

アイレ「うん!これは試練だからね!でも安心してほしいのはこの試練は候補者の現在の技量に合わせて強さが決まるの!だから弱くても策や技術があれば、一方的に虐殺されることはないってこと!」


アイレは余裕の笑みで話し続ける、瑠花は自分の持っている杖をしっかり握る


アイレ「これは正式な試練だから不意打ちもない、ちゃんとした試合形式、月花母様が見ている物だから質の低い戦いは絶対にしない、それだけは安心してほしいかな」


つまり


・候補者のみで九騎神使ダミーを倒す事

・武器や自身の力の一部(精霊・精神晶)を使用は可

・専属神・従属神は不可

・試練中の九騎神使は候補者の技量に合わせて調整される


瑠花「成程、これが真の試練ってことだったんだね・・・そっか」


瑠花は何かがわかったようにアイレに聞く


瑠花「もしかしてだけど、ここに居るアイレちゃんが戦闘している時は本物のアイレちゃんも集中してたりするのかな?」

アイレ「うん、今こうやって喋ってるのも実際の私だからね、どうしたの?」

瑠花「私が月花叔母さんの家に行った時さ、リアはずっと食事中出てこなかったよね?」


瑠花達が月花宅にお世話になった日、全員が出てきたにも関わらず一人だけ、まったく出てこなかった人物が居た


海陣騎聖リア


瑠花「もしかしてそのタイミングでリリアちゃんがリアちゃんと戦ってたんじゃないかな?」


琴理は瑠花の言葉にハッとする、確かにそういう事ならリアが出てこなかったのも納得する


アイレ「正解、結構リアも苦戦してたらしいからね、月花母様から口止めされてたし、皆黙ってたんだよ」

瑠花「やっぱり、なら全部納得だよ、さて、内容も理解したし、早速始める?」

アイレ「瑠花は準備いいの?」

瑠花「うん、ここまでしっかり走って来てるから体も充分温もってる、いつでも大丈夫だよ」


瑠花はそういうと杖をアイレに向ける

アイレは瑠花の行動を合図に羽を出し、瑠花とアイレの居る場所から転移させる


場所は世界樹入り口


瑠花「ここで戦うんだね」

アイレ「うん、あんな狭い場所じゃあ私も満足に戦えないしね」


二人は再度構える、そして互いに臨戦態勢に入る


【自然惑星 15日目】第一関門 九騎神使序列7位 アイレ戦開幕

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