第2章10話[出発!」~世界観説明再度あり、神誕生についての説明あり~
朝、瑠花と琴理は目覚め、月花や九騎神使と共に朝食を取る。
前日の夕食と同じように全員が全員集まっていつも通りの食事を行う、そしてその中で月花が瑠花に何気なく聞いた
月花「そういえば瑠花ちゃんはなんで・・・・・・を使わないの?ずっと持ってるのに」
瑠花「え?」
琴理「月花さん、今瑠花は能力関係の単語は聞こえないんですよ、だから・・・・・・もわからないし、・・・・・・の事も忘れてるんだと思います」
月花「そっか、メリアちゃんの試練か、そうだとしたらかなり厄介ねぇ、この先・・・・・・・が使えないのは瑠花ちゃんにとってもかなりキツイと思うんだけど」
月花は瑠花の方を向き心配そうに話す、そしてその目先は瑠花の杖に行く
瑠花「ああ、この杖の事ですか、そうですね、本当に大事な物なのは間違いないし、ママから貰った大切な杖だからずっと大切に持っているつもりだけど、一体どんな杖だったのかは・・・でもこの試練の内に思い出せたらな~って思ってます!」
瑠花は部屋の隅に立てかけている自分の杖を眺める、
瑠花(今は思い出せないけど、絶対に思い出すから!待っててね!!)
そして九騎神使は月花の中に戻り、月花もいつも通り仕事場に向かう、そして瑠花と琴理も試練に向けて動き出す。
瑠花「まず帝国から出ないとだけど、普段皆どうやって帝国から出てるの?」
琴理「まあ、今回は各世界の宇宙の星々だから世界に対応した街に行く必要があるわね、帝国の周りの街は神々の住処でもあるけど、その世界に行くための境界も管理してるから」
瑠花「ならまずはどこから行こうか?」
瑠花は再度メモ用紙を出す、そして月花から貰ったペンを出す、
琴理「いいわよ、私が能力で書くから、それで私はまず最初は【自然惑星】が良いと思ってるの、難易度も一覧の中では優しい部類だし、下手なオーラを使う必要もない、自然だから虫系や獣系の生物は居ると思うけど、それも程よいから瑠花の特訓には持って来いだと思うし」
琴理は提案し、瑠花もその意見に賛成する、
瑠花「なら最初は【自然惑星】!そこで基礎を鍛えながら【世界樹の涙】を手に入れる!ならまずは第62世界に繋がる街に向かわないとだね!」
瑠花はそういうと疑問が浮かんだ
瑠花「えっと確かおさらいなんだけど」
・・・・・・
エウレカ帝国
帝国を中心に
1世界~25世界が北側
26世界~50世界が東側
51世界~75世界が南側
76世界~100世界が西側
世界は101個あって、第101の世界がこの神々の世界「エウレカ帝国」
そして帝国は1世界に100の街がある、それを【1-1】~【1-100】と表す。
1世界の100個の街に1世界を管理する神々が住んでいる
・・・・・・
瑠花「だったよね?それでその世界の境界はどの街にあるの?」
琴理「ああ、それならその街の一番若い数字、つまり62世界だから【62-1】の街に行けば、案内してくれるわよ」
瑠花「そうなんだ!なら最初の目的地は【62-1】の街だね!62だから南!!」
瑠花は歩いて南側に歩こうとする、それを琴理が止める
琴理「まった!瑠花!歩いて行くつもり!?せっかく転移装置が使えるんだからそっちで行けばいいでしょう!?」
瑠花「ありゃ、そうだね、ここ数日の癖で歩いて行くのが当たり前になってたよ」
琴理「どうせ帝国から出たら転移装置は使えないんだから、時間を掛けるならそっちで掛けましょう、帝国内は出来るだけ時間を掛けないようにしないと」
瑠花「は~~い♪」
瑠花はそういうと自分の転移装置を使い、目的の街まで移動する
・・・・・・
【62-1 レヴィレイト城下町】
瑠花「うわぁ!帝国以外にもお城があるんだ!」
琴理「各世界の最高責任者達が集っているのよ、地位で言えば数字が若い街に住む神程地位が高い、逆に100みたいに数字が大きい街は地位の低い神が住んでるの、でもメリア様みたいに町が気に入って敢えてそこに住んでいる神も居るし、一概には言えないけどね、」
瑠花「そうなんだ!それでこの62世界外に出るためにはどこに行けばいいの?」
琴理「えっと境界管理局ね、そこに行けば許可証を発行してくれるわ」
瑠花「許可証?なんで許可証なんかが居るの?」
琴理「街の住人が一定期間帰ってこなければ捜索をしないといけないでしょ?治安と安全を守るためには許可証を出して、一人一人の動向をしっかり管理する必要があるの、だから境界管理局があるのよ」
瑠花は「しっかり出来てるんだな~」と管理局に向かう
琴理「ちなみに各世界の城にも帝国みたいに構成があるのよ!だからこの世界の専攻部隊、護衛部隊、技術開発部隊とかもあるのよ」
瑠花「そうなんだ!凄いね!」
琴理「でもその中で頂点と呼ばれてるのが帝国、100全世界から極少数の優秀な神だけが帝国に住むことが出来て、帝国直属の部隊に入れるの、つまり瑠花はとんでもない地位に居たってわけ」
瑠花「あはは~~、自覚ないや~」
琴理「帝王神候補だってそうよ、本来その地位の神が通ったら王国全土で丁重にもてなさないといけないんだよ」
瑠花「え、でもそんなの受けたことない」
琴理「知らないからね、メリア様が今回の帝王神候補者をまだ発表してないから誰が帝王神候補かまだ全土わかってないのよ」
そう話していると瑠花は不思議そうにあたりを見る
瑠花「なんか男性の神が居るね、珍しい」
琴理「ああ、帝国では珍しいわね、帝国は男性禁制だし、」
瑠花は新たな事実を知った
瑠花「え!?男子禁制って帝国だけなの!?」
瑠花は帝国が男子禁制国家なのは知っていた、メリアから聞いた話だと当初は女神しか存在していなかったのだが、それでは流石に国の繁栄に差し支えが出るということで、【帝国城下町】以外のエリアは各方針に任せると指示が出ていた
琴理「私達がずっと居たハイネの町も確か男性禁制エリアになってたところだからたまたま女性と小さい男の子くらいしか居なかったけどね」
瑠花「ほへ~~地域によって違うんだね~」
琴理「でも男性禁制エリアの街もあれば、女性禁制エリアもあるし、人型禁制エリアもある、多種多様な種族の神が住むからこそ、その属性に見合った街を用意されているの、だから言ったでしょ?町が気に入って住んでいる人も居るって」
瑠花は「そういうことか~~」と納得した
瑠花「でも私も男性は苦手だな~、ずっと帝国に居たからだと思うんだけどパパ以外の男性は怖いかも」
琴理「私もよ、というか、帝国はメリア様の意向で作られた街だからメリア様も相当な男嫌いらしいわよ、というかメリア様含め専属神の人全員がそうだとか・・・」
瑠花「そりゃあ帝国男子禁制になるわ・・・」
そう話していると【62世界境界管理局】に到着した。
瑠花「とうちゃーく!凄いね!色んな神達が出入りしてるよ!」
境界管理局は広大な建物で出来ており、広さだけでも瑠花が当たり一帯を見回しても先が永遠と続いている、そして無数に近い数の神々が受け付けを行っていた
瑠花「いっぱい神が居るね!」
琴理「あれは帝国で育った神ね、センスはなくてもこうやって一人無駄なく働けるシステムを採用しているからどんな【下級神】でも役割がしっかり与えられてるの」
瑠花「へぇ~そういえば私達はそんなに姉妹居ないけど、普通神ってどれだけ子供作るの?」
琴理「大抵50~100かしらね、多い神だと1000以上作る神も居るし、私達みたいに1~5人の少数で抑える神も居るわね」
瑠花「へえ~でもそれって大変そうだね~色々と」
琴理「いや、生物じゃないんだから生む方法はいくらでもあるわよ」
・・・・・・
神が子供を産むパターンは大きく2つ
・異種族間による交わりによる作る方法
異種族と遺伝子を混ぜ合わせることで変わった個体の神を生み出すことが出来る
メリットは強い個体が生まれる可能性がある
デメリットは逆に弱い個体が生まれる可能性がある
・女性型神自身の遺伝子をそのまま子供に遺伝させて作る方法(男性型神のみ不可能)
自身の遺伝子をそのまま体内に宿らせ、自身と同じ個体の神を生み出すことが出来る
メリットは自身と同じ個体が生まれるため安定した個体を生み出すことが出来る
デメリットは個体変動がないため、強い個体が絶対に生まれない
男性型神は出来ないため、後継が出来ない
ちなみに異種族と交わって出来た物を【遺伝結晶】と言う。(人で言う受精卵)
遺伝結晶が一つあれば子供を作ることが出来る。
そして同じ遺伝結晶があれば複合してより強い個体を作り出せる事もできる
だが女性型神は複数の男性型神から遺伝結晶を貰った場合、【穢れ】が生まれ、神ではなくなる。
男性型神も同じで他の男性型神の遺伝結晶がある状態の女神と交われば【穢れ】が生まれ、神ではなくなる
神の体は人の世で言う浮気を絶対に出来ないように出来ている、そして男性型神は複数の女性型神を持つことが出来る(誰の手にも渡ってない場合)
つまり一夫多妻制なのだ
※専属神や従属契約をしたものは主以外と交わった場合消滅する(異種は局部を触れた場合消滅)
・・・・・・
琴理「神は純潔であり、清楚で美しくなければならないという初代天帝神王が決めた絶対ルールらしいわよ」
瑠花「いや・・・その・・・そこまで聞いてもないし、こんな場所でそんな性事情の事は話さないでよ」
瑠花が顔を赤らめながら話す、琴理は瑠花以外の事は無頓着なため、堂々と公共の場で性教育ができる、琴理自身も知識として話してるため恥ずかしいという感情はないらしい
琴理「いや、私からしたらなんで瑠花は難しい専門知識はいっぱいあるのに常識的な知識はないのよ、そこにびっくりよ」
瑠花「えへへ~~全然興味なくて」
瑠花は頭の後ろを手で摩りながら申し訳なさそうに笑う、
瑠花は技術開発の知識や能力関係の知識にはとことん秀でているのだが、逆に帝国では知ってて当たり前とされる常識関係の知識が全くと言っていい程ないのだ、だから瑠花が生まれてからずっと住んでいた帝国の事しか認知しておらず、帝国の周りの地理や街、公共施設に対する設備を全く知らないのである。
瑠花が箱入り娘で普段どれだけ自由気ままに過ごしていたかがわかるのだ。
瑠花「でも今度からは琴理が教えてくれるわけだし!私も安心だよ!」
琴理「なんか私としては心配過ぎて大変だよ、妹ちゃん達はあんなにしっかりしてるのに」
瑠花「まあまあ、それよりほら!私達の番だよ!受付済ませて目的地の惑星に向かおう!」
琴理「そうね、ここから先は帝国の法から離れた無法地帯だからね!気を引き締めていくよ!」
瑠花「おおーーー!!」
瑠花と琴理は受付を済まし【許可証】を発行してもらった。
そして移動手段がないため、帝国最新技術搭載の宇宙船をレンタルし、62世界の広大な宇宙に飛び出す。
瑠花「あ、これ私が開発した奴だ」
琴理「知ってるわ、確かR-25号だっけ?」
瑠花「そう!【瑠花ちゃん25号】!!」
琴理「この機体の本来の名前を知ったら怒られそうね」
そして操縦はフルオートシステムで完全ワープ移動による瞬間移動で目的地に向かう。
その設定は開発者である瑠花本人が一番詳しく、説明書なしでスラスラと設定してしまう。
瑠花「ふふん!私が作った物だよ!私がわからないはずなし!!」
琴理「本当、技術開発分野では帝国一、いや世界一の化物だわ・・・」
琴理は目の前に居る開発オタクの姿を呆れながら見て、瑠花が準備出来たと琴理に合図したタイミングで宇宙船が動き出した
瑠花「さーーて!!私の試練の始まりだーーー!!最初の目的地は【自然惑星】!!」
瑠花はとりあえず適当な方向にビシ!!っと指をさし、「レッツゴーー!!」と意気揚々と声高らかに喋る!
瑠花と琴理の世界巡りの旅が始まる!!




