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ルカタイムレコード   作者: パトパト(パトパトチャンネル)
第2章 世界巡り篇
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第2章1話「専属神」~専属神の説明あり~

【50-100 ハイネの町 20日目】


ERROR達の襲撃から10日の時間が過ぎた。


戦後、瑠花と琴理はリリアと協力して町の状況を確認した。

結果だけを言うと、町やその町の住人には何も問題はなかった。


それは神々達が戦闘の中で建物を傷付けないように繊細に注意していた結果だった。

リリアもあそこまでの戦いで町に一切危害が及ばなかったのは奇跡だと瑠花に言っていた。


そしてリリアは今回の件を報告と、今後は帝王神候補の試練に集中するために一度帝国に戻り、最後の仕事を終わらせるのと共に休止の申請を作っていた。


瑠花はというと問題が解決したことでいつも通り、帝国に向けて、琴理と共に修行を重ねながら

次の町まで走っていた。


琴理「よし、そろそろ休憩でいいかな?瑠花、結構慣れて来たわね」

瑠花「でしょ!!もう戦闘力オーラも【1000】を超えたから結構余裕が出来たんだよ!」

琴理「ああ、やっと1000超えたんだね、何十年かかるのかと思った戦闘力オーラ、やっと1000超えたんだね!!感無量だよ!!」


琴理は感動していた、瑠花がしっかり成長しているという現実が純粋に嬉しいのだ、


琴理(メリア様の言う通りだ、やっぱり私はこっちの方が向いてる、きっと帝王神候補になってたら私は自分を見失ってたかもしれない、メリア様には感謝しかないよ)


琴理は瑠花に尽くせる今が凄く幸せを感じていた。


琴理(ずっと考えてたけど、やっぱりなりたい、瑠花の専属神になりたい)


琴理は理解していないが琴理の感情はまさに恋愛感情である、故に瑠花に対して特別な感情があった。


琴理「ね、ねえ、瑠花、専属神って知ってるよね?」


琴理は瑠花に聞く、瑠花は答える


瑠花「うん!知ってるよ!メリアさんからいっぱい聞いたよ、私は帝王神候補だから最高10人まで専属神を付けることが出来る、私だけの、私だけのために尽くす神だよね!」


【専属神】

それは【神王級】以上の位の神から許される神界の制度である、


精密には【神王級】で1人、【帝王神候補級】以上で10人を付けることが出来る、


専属神とは主となる神にだけに尽くす神、【契約】である


1度専属神になると、主の命令には絶対に逆らえず、主が死ぬまで文字通り一生主に尽くすことになる、そして主が死んだ場合、同じように絶命する、まさに運命共同体的存在なのである。


そして一度【契約】すれば二度と解除できない、主から【死の宣告】をされない限り一生尽くさなければないらない、神にとって人生全てを掛けた一番重たい契約である


もし、主の程度が低ければ二度と寝返る事もできない、究極の縛りの契約、従属をはっきりさせる契約なのである。


琴理「そう、瑠花は帝王神候補なんだし、専属神が欲しいとか思わないの?」

瑠花「う~~ん、どうだろう、私は上下関係とはあまり作りたくないし、多分専属神と言っても一生ついてくれる友達って感覚なのかもね、だったら凄く欲しいかも!」


瑠花は笑顔で琴理に話す。

琴理は内心決意し、瑠花に話す。


琴理「もし、私がその、瑠花の専属神になりたいって言ったらさ・・・受け入れてくれる?」


琴理は瑠花の方をちらっと見る。瑠花はそんな琴理の意思とは関係なく笑顔をむけて言う


瑠花「もちろん!琴理なら私は全部身を任せるよ!!」


琴理は顔が真っ赤になる、純粋な瑠花の言葉に琴理の心は踊った。

ちなみに瑠花にはまったく意図はない。


琴理「そ、そう、ならさ、あの・・・・本気で専属神になってあげるけど、どうかな?私、こうやって瑠花と一緒に居るの好きだし、楽しい、こうやってずっと瑠花の傍で見守ってあげたいって思ってる、瑠花が良いなら私は喜んで私の全てを瑠花に捧げる、専属神だからね、本当に全てだよ、どう?」


琴理は本気で瑠花に問う、瑠花も琴理が本気であることを自覚し、琴理を見つめる。


瑠花「私の答えは変わらないよ、私は琴理の気持ちを理解してるつもりだよ、幼馴染でずっと私と一緒に居たしね、だから本気なんだってわかってる、じゃあ、約束しよう、この町を抜けて次の町に着いた時、今度は私からお願いさせて、私だって琴理が側に居てほしい、だからこの気持ちはちゃんと私から琴理に伝えたい、」


瑠花は琴理の手を握り答えを返す、琴理はその返事で全てが満たされていた、


琴理「ちなみになんで次の町なの?」

瑠花「それは私が決めたゴール地点だから!だってもう私転移装置使えるもん!、だけどせっかくここまで来たなら次の町までは自分の足で到着したいじゃん!まずは目先の目標を突破しないと!」


瑠花は笑いながら言う、琴理はどこまでも瑠花らしい瑠花を見て笑う


琴理「そうね、頑張りましょう」


こうして二人は目標に向かって意欲を高めた。

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