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ルカタイムレコード   作者: パトパト(パトパトチャンネル)
第1章 帝王神候補篇
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第1章36話「バル・バネロッタ1」

瑠花が護衛部隊員Aの浄化支配の能力で地中に隠れていたERRORを全て吐き出した所をリリアが一掃する


リリア「瑠花!よくやってくれた!後は僕に任せてくれ!」


リリアはそう言うと連続で宙全体に光線を放ち、宙に逃げ込んだERRORを一気に薙ぎ払った


瑠花「よし、これで地中に隠れてるERRORをずっと出していって!後浄化支配を持っている人をどんどん集めていかないと!」


瑠花はそう言いながら走り、叫ぶ


瑠花「浄化支配を使える神は居ますか!居るならすぐに浄化を使ってください!ERRORは浄化を嫌います!ERRORを全部宙に誘導して!!」


瑠花は叫ぶ!そしてそれを聞いていた神々はその情報を伝達し、全員に伝わり、浄化支配を持つ神が町全体に浄化を放つ!


町全体が輝き、その輝きから逃げるようにERRORが宙に逃げる、それは町全体がERRORで黒く染まる程である。


瑠花「浄化を行っていない神々は皆上空に上がって!!広範囲攻撃で一気にERRORを薙ぎ払って!!」


瑠花の指令通りに神々は攻撃を放つ、今まで建物に遠慮して力を出し切れていなかった神々が瑠花の指示でやっと本領発揮出来たのだ。その状況を作り出した瑠花の姿を見た護衛部隊員や町の神は揃って


【この人に従えば勝利に導いてくれる】


と心から信じるようになった。


リリア(凄いよ、瑠花、よく見てる、そして判断力も素晴らしい、これなら僕も遠慮なくこの場を任せられる、安心して戦える!)


リリアは戦闘中でありながら楽しくなり、笑っていた。


・・・・・・・


琴理はバルと互角の戦闘を繰り広げていた。琴理とバルの周りに現れるERRORは専攻部隊の隊員が駆除しているため、最初に比べて成り立っていた。


琴理「いい加減ERRORを出すのを辞めたらどう?力を外に向けて出す余裕なんてあるの?」

バル「ええ、それくらいでやっと同じくらいです、よいハンデだと思って~いるがね?」


バルは少なからず今だに余裕の表情を見せる、琴理も今は余裕を持っているが相手の身分を知り、どこまで温存をしているのか、それを考慮するだけで琴理自身に大きな制限が掛かる


琴理(相手はまだ余裕、私もまだ余裕、力の出しどころを間違えてもしまだ相手が私を倒す術を持っていたら・・・私はおしまいだ、相手は伝説のERROR、間違えてはいけない!!)


バル「心の不安が攻撃から伝わってきま~すね、そんなに怖いかね?」


バルは琴理に対して鋭い眼光で見つめる、琴理は自身の心の内を見透かされたことに動揺し、

攻撃の勢いを増す


琴理(クソ、こんな相手、全盛期のリリア達、お母様方以来だ、全てを掌握されている、見透かされているような圧倒的不利感)


琴理は心から追い込まれていた、故に本来の琴理の実力を出せない、それだけで戦闘状況はバルに傾く、


バル「ほら、どんどん攻撃の質が落ちてますがよろしいのですかな?」


バルが琴理の隙を突き鋭い一撃を放つ

琴理は腹部に入った一撃を受け、一気に吹き飛ばされる。

その現状を見た専攻部隊は琴理程の実力者ですら歯が立たないという目先の現実を目の当たりにし、

動揺する、


専攻部隊員A(勝てるの?琴理様は確かに私達より遥かに格上、だけど勝てなければ意味がない!!)


バルは周りから漂う疑念のオーラを感じ、口元に手を当て、小さく笑う


バル「団結力もなし、実力もなし、信頼もなし、これが世界屈指の部隊、片腹痛いですな」


専攻部隊員達はバルの声を聞き、今の自分自身の落ち度を認識させられる、


専攻部隊員B(そうだ、今の私達には団結力もない、あの男を倒す実力もない、琴理様、瑠花様を信じる器量もない、そんな事で・・・そんなことでどうやって格上に勝てるか・・・)


バルのERRORは意思もない、本能で動く存在、だがバルの支配下で生まれた最弱種のERRORは団結力がある、バルの元で動いているため、信頼とは違うが、互いを疑ってはいない、だからこそ、圧倒的に弱いはずの最弱種ERRORは世界屈指の実力派組織、帝国専攻部隊と互角にやり合える、時間稼ぎが出来る。そこには圧倒的チームワーク差があった。


バル「いくらでも戦いましょう、だが一つ言わせてもらう、この程度では吾輩の足元にも及ばない、拍子抜けも良いところだ、愚神が。」


バルはそう言い放つと、ため息をつき、右腕を上にあげる、

その動作で一気に眩い閃光が一瞬輝き、気付けば専攻部隊の半数がバルの攻撃を受けていた。


専攻部隊員C(!!?いつ攻撃を受けた!?あの光か!?私達、最上級神クラスの私ですら把握できなかったのか!?はったりの類ではない、間違いなくあの男は・・・強い)


そしてバルから受けた傷、ERRORから受けた傷は神や生き物にとって有害な毒、神は体を切られてもすぐに再生するが、バルやERRORから受けた傷の修復スピードは人と同等、つまり瞬間的は治療は見込めない、致命傷を受ければ人と同じく絶命し、消滅する。ERRORの攻撃は神にとって最大の天敵なのである。


バル「おや、やっと帰ってきましたか」


バルがやれやれとため息をついたと同時にバルの前に蹴り攻撃を仕掛ける琴理が現れる


琴理「たまたま一撃が入ったくらいで優越感に浸ってんじゃないわよ!!」

バル「失礼、まだ接待が必要なら受けて立ちましょう」



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