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ルカタイムレコード   作者: パトパト(パトパトチャンネル)
第1章 帝王神候補篇
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第1章35話「開戦2」

琴理とバルは爆風が巻き上がる中能力と能力を込めた攻防を繰り広げていた


バル「おやおや、前日に比べると随分力がありますね、まさかここまでとは思いませんでしたよ」

琴理「あら、まだまだこんなものじゃないわよ」

バル「ほほう、それは楽しみですな」


そしてバルは歪みを使い大量のERRORを作り出し、琴理に仕向けようとする


琴理(来た!!また無数のERRORで私を追い込むつもりか!!)


だがそれは瑠花が対策していた、歪みから生まれたERRORは琴理と一緒に来ていた専攻部隊の神々が一掃する、


バル(成程、昨日の件から対策をしてきたってことですか、道理で敵勢力を持ってきている割には誰も加勢しないと思いましたよ)


バルはそう考えながら、琴理対する攻撃を辞めない


琴理(器用なおじさんね!!外側で町全体に歪み、周辺にも歪みを作っているにも関わらず私の相手をするなんて)


琴理「舐めてるのかしら?それともかなり舐めてるのかしらね?」

バル「いえいえ、私も中々お辛いですよ」


バルはそう言いながら琴理の攻撃を受ける、だが互いに余裕を持っていた


・・・・・・・


リリアは琴理の空中一掃を目の当たりにし、作戦をリリア周りの神々に伝えた。


リリア「町中に現れるERRORに対してはどうしようもないが、空中なら一掃できる、陸と空で別れよう、空から来るERRORを差し押さえるだけでも大分戦況は変わる!」


そう言いリリアは空中に舞い上がり、手元に黄金に輝く光が集約され、黄金に輝く鍵のような剣が現れる。リリアは剣を持ち懐に剣を沈め、構える


リリア『全知全能支配中破壊支配 破滅の剣舞』


リリアが能力を放つと同時にリリアは剣を大きく横に薙ぎ払う!!

すると剣を振った向きに空中に居たERRORの体が真っ二つに割れ、消滅する。


リリア「僕の家系メルトリア一族は代々から受け継がれている能力がある、自身の力の記憶を失っても家系という継がれてきた物から得た情報で僕の力がどのようなものだったか、少しは思い出せたと思うよ」


リリアはそう言い、さらに生まれてくるERRORに向かって、再度剣劇の構えを取る


リリア「さあ、いくらでも来い、お前達は僕のリハビリ相手だ、思う存分僕に貢献してくれ」


そう言うとリリアの剣劇が宙で舞い続ける。


・・・・・・・


瑠花側は空中でリリアが一掃してくれているおかげで町のERRORだけで済むようになっていたため、

当初に比べると楽な戦闘になっていた、瑠花の周りにも数名の護衛部隊の神が居るため、瑠花自身になんの影響もなかった


瑠花(守らなくていいって言ったのに、皆優しいんだから)


瑠花はそれなりの覚悟をしていたが、現状瑠花を守っている神々が四方に居る、おかげで瑠花には指一本ERRORが近づいていなかった。


瑠花(琴理は敵の親玉と、リリアちゃんは空中で空に舞うERRORの討伐をしている、私はどうにかして町に居るERRORをどうにかしないと、)


だが町に居るERRORは建物の件もあり、空中のような一掃が出来ない、

瑠花は考え、そして走り出す


護衛部隊員A「え!?ちょっと!瑠花様!いきなり動かないでください!!」

瑠花(そもそも何も考えなしに現れて襲っているだけなら、ERRORが建物を壊さないのはおかしい)


ERRORが建物に興味がないから壊さない可能性もある、神を襲うことしか能がない可能性もある、だがそれ以上にERRORの動きに違和感を感じた瑠花は走りだし、町全体に居るERRORを観察するために走り出す。


そしてそこそこ走った時、瑠花は気づく


瑠花「やっぱりだ、やっぱりこのERRORは指図されて動いてる、不規則のように見えて、ちゃんと規則的に動いてる。現に建物をしっかり避けている、壊していない、ただ私達も狙っている、脳がない生き物ならそんなことできない、影のようなERRORでも攻撃を仕掛ければ神でも怪我をするんだから物質も壊れる、それが一切ないということは考えられて動いているって証拠になるんだ」


瑠花は走って過ぎていく景色の中で一つの結論を出した。


瑠花「もし、ただ地面からこのERRORが現れているのならこの地面から下を一掃すればERRORを一気に片付けることができる!・・・かもしれない」


瑠花は近くに居た護衛部隊員に話す


瑠花「貴女はどんな能力を持っているの?」

護衛部隊員A「私は加護支配です、加護を自由自在に作り出し、扱う能力です」

瑠花「加護支配に地面より下に衝撃波をぶつける技はある?」

護衛部隊員A「いえ、あくまで加護ですから、そのような衝撃波的な扱い方の物はありません」

瑠花「そう、なら逆に大地の汚染を治す加護みたいなのは?」

護衛部隊員A「ええ、浄化の加護を使えば可能かと」

瑠花「浄化の加護を使えばERROR達に効くと思う?」

護衛部隊員A「ERRORに浄化の加護ですか、汚染された存在ならばおそらく効果はあると思いますが」

瑠花「了解!とりあえず使ってみよう!だめなら波動支配を持っている人に地面より下に衝撃波打ってもらうよ!」

護衛部隊員A「了解しました!では地面に浄化の加護を使いますね!」

瑠花「よろしく!」


そういうと護衛部隊員Aは地面に能力を使う


護衛部隊員A『加護支配 浄化の加護』


浄化の加護を地面に放つと、地面に潜んでいたERRORが一気に地上に湧き出した


護衛部隊員A「ひゃああああああああ~~~」

瑠花「うわ、なんか実家で大量のゴキブリを見つけ出した時の気分だ・・・」


ERRORは地上から湧き出し、宙まで逃げ出した。




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