第1章2話「四季 瑠花2」
瑠花が住むエウレカ帝王は恐ろしく広く、目的地まで向かうのに転移装置を使う、
ちなみに転移装置は技術開発部隊が数年前に移動時間が掛かりすぎると帝国に住む神々から苦情末、開発した物である。
時空操作系能力を応用した技術を搭載した携帯型魔法陣のようなものである。
瑠花は転移装置を使い、帝国の城門に移動する。
その先は転移装置にインプットされていないため、
中には入れないのである。
瑠花「めんどうだよね、城内も転移範囲に入れてくれれば歩かなくて済むのに」
瑠花はめんどくさそうに城門から城に入る。
門番A「瑠花様、他の勢力の方々はもう既に城内に入っています。お急ぎを」
瑠花「大丈夫大丈夫!まだ時間だってあるし、ただ待たされるのもアレだから今くらいのペースでいいの♪」
瑠花は門番ににっこりと笑顔を見せながら城に入っていく
門番B「本当に瑠花様はマイペースでいらっしゃる、母親の雪花様とは大違いですね。」
門番A「それがあの子の良いところでもあるんでしょうね、自分のペースを乱さない、この帝国でそれが出来るのは本当の強者のみ、瑠花様は15という若さで既にそれをこなしている。末恐ろしいです」
瑠花は歳にして15歳、水色の透き通った眼、水色の髪で横髪が長く、後ろ髪は短い、そして最高峰の技術者に贈られる帽子を被り、水色の可愛らしい花をアクセサリーが付いたスカートの丈が短いワンピースを身につけていた。
瑠花「あれ?そういえば集合時間って何分だったかな?大体の時間しか聞いてなかったから忘れちゃった。」
瑠花は考えたが、どうせどうにもならないし、間に合っていれば問題ないと考え、「ま、いっか♪」と
軽く頷き、笑顔で進む
ちなみに集合時間から1時間遅れていた。