第1章19話「瑠花の苦難2」~世界観の説明あり~
町に留まってから二日目が終えた
瑠花と琴理はお風呂の中で、今日一日のトレーニングの反省会をしていた
瑠花「ねえ、私の腕もう石みたいに動かないんだけど、治るかな~」
琴理「お風呂から出たらストレッチね、わかってると思うけど、治療能力は掛けてあげないわよ」
瑠花「どうせその痛みもいい経験~~って言うんでしょ?わかってます~」
瑠花が腕を伸ばしたり、揉み解したりとどうにか筋肉をほぐそうとしている時に琴理は話を続ける
琴理「とりあえず、明日また戦闘力オーラを確認して上がり具合を確認するわ、それと遅くてもいいから走ってスタミナをつけること!走っていれば自ずと下半身が鍛えられて体感を良くなってくるから、そこからもう少し幅広い特訓ができると思うわ」
瑠花「オーラを取り戻すってここまで大変なんだね~」
琴理「オーラを維持したり、量を持つためにはそれなりの力がいるからね、仕方ないわ、瑠花が今まで異常だったのよ、センスだけで生きてきたのが仇になったわね」
琴理は瑠花に嫌味を言う、
瑠花「わかってますよ~だ、私だって凄く反省してるもん、そういえば、この町の事何も知らないまま二日も居たけど、ここってなんて町なの?」
琴理「ここは【50-100 ハイネの町】ね、地図で言えば、一番東側の町ね、エウレカ帝国の城、城下町は広大な世界の丁度真ん中に位置するからそこから見て一番東、距離は~~~」
瑠花「いや、距離はいいや、聞いたら嫌になる」
琴理「なら今はいいわ、それでここは今朝も言ったけど食事をしない種族の神達が住んでて、第50世界の宇宙を担当している上級神達が住んでいるわ、」
琴理「第50世界宇宙?」
琴理「この世界は、四大世界【光】【闇】【異】【神】の4つが存在して、その4世界に各帝王神が居るのは常識よね、」
瑠花「そうだね、私たちの世界は【光】、私はその光の帝王神候補だからね」
琴理「そうね、それでその【光】の世界にもいくつもの世界が分岐して存在している、数十年前、3代目帝王神様時代の時はその世界も11個しかなくて、今、5代目現帝王神の時代はそのほぼ10倍、101の世界と宇宙があるのはわかる?」
瑠花「うん、それくらいなら帝国の常識だしね」
ここまでおさらいをするように琴理が帝国、世界の仕組みを説明する
琴理「そして、このエウレカ帝国はその1つの世界を丸々使って作られた神々の世界大国、距離だって、他所の宇宙と変わらないほど広大な世界よね、それでそんな世界に各世界担当の神をバラバラにして置いたら、管理が面倒だと思わない?」
瑠花「思う思う!!」
琴理「だから帝王様はエリアを分けて、各宇宙ごとに分けて町を作ったの、」
1~25世界は北
26~50世界は東
51~75世界が南
76~100世界が西
琴理「数字が若いほど、城下町に近く、数字が遅い程、城下町から離れてるって感じかな」
瑠花「なるほど!絵で描いたらなんとなくわかった!」
琴理「それで町の名前の前の数字ってなに?」
【50-100 ハイネの町】
25は世界の番号
100は25世界の100番目の町(1~100まである)もちろんこの数字が遅い程城下町から遠い
琴理「つまりここは50、東エリアで一番東の町の100番目、つまり一番東側に存在する町って意味なの」
瑠花は城下町とメリアの家しか行き来しなかったため、このような世界に関して知識が疎かった、
そして琴理の説明を聞いて、すべてを理解してしまったのだ。
瑠花「ねえ、ってことはさ、相当距離あるんじゃ・・・」
琴理「まあ、走ってどうこうできる距離ではないわね、」
瑠花「もし、これが全部メリアさんの策略なら鬼畜すぎるよ、」
瑠花は10人の専属神の中でメリアが一番質が悪いのではないかと思い始めていた
琴理「最悪、自力で転移装置が使えるようになればいいわけだし、今は特訓のことを考えよう!」
瑠花「うん、なんかずっとお風呂の中で話してたからのぼせてきたよ」
二人はお風呂から出る、そして瑠花のストレッチを手伝い、二日目を終える。




