第1章18話「瑠花の苦難1」
琴理「戦闘力オーラ・・・【12】か」
瑠花「なんで~~、昨日人生で一番頑張ったのに~~!」
琴理「あれで人生で一番頑張ったって、どんだけ普段からだらけてたのよ」
瑠花の戦闘力オーラは昨日の修行前からほとんど上がっていなかった。
琴理「このペースだと目標の【1000】で一年はかかりそうね、何か別の案を考えないと」
琴理はそう言いながら、とりあえず瑠花は1秒も時間を無駄にはできないと考え、
琴理「瑠花そのまま1時間走ってきて!そのあとのメニューを考えるから」
瑠花「一時間・・・は、は~~い」
琴理「サボらないでよ、ただでさえ時間ないんだから」
瑠花「わかってるよ~~、一時間も走ったことないから怖くなっただけだよ」
そう言いながら顔を膨らませながら瑠花は周辺を走りに行った
琴理(さて、どうしたものか、まあ、昨日はトレーニングっていうトレーニングをしてなかったから仕方ないといえば仕方ないわね、とりあえず、今の瑠花には長時間できるトレーニングをやらせて、スタミナをつける必要があるわね、ならスタミナ優先のトレーニングといえば・・・)
瑠花「はあ、はあ、やっぱり疲れた~~、止まりたい!休みたい!お水飲みたい~~!」
瑠花が叫びながら走っていた。
瑠花『私、頑張るから』
瑠花は今朝に琴理とした話を思い出していた。
瑠花「頑張るって約束したもんね!泣き言なんか言ってられないよ!!」
瑠花は気合を入れなおし、走り続けた!!
~数分後~
琴理「ねえ、どうしてそこに倒れてるの?瑠花」
瑠花「ごめん、ねぇ~~、ゼエ、ゼエ、頑張ったんだけど・・・走れば走るほど、周りの風景がぼやけたり、回りだしちゃって~~」
琴理「最初から無茶するから~、ペース配分くらい考えなさいよ、まったく」
琴理(しまった、知ってて当然だと思ってたけど、瑠花はトレーニングなんかやったことないんだから、ウォーミングアップのランニングとかペース配分とかの常識を全然理解してなかったんだ・・・)
琴理は普段からは想像できない瑠花のあまりにも運動音痴っぷりに、琴理の想像以上に大変なトレーニングになりそうだと、昨日に引き続き、頭を抱える。
琴理「私が常に横でコーチしないと・・・」




