表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

8/127

第二話 恋と夢の始まり。斎藤涼花編①

「さ♪ この世界での学校生活が始まって、そろそろ一週間が経つわけだけど? 気になる人は出来たかしら」


「……う、うん」


「へえ~♪ だれだれ? お姉さんに教えて? 絶対言わないから、命かける。命かけま~す♪」


「言うだろその言い方は! うわ、お前に教えるの凄い不安になってきた」


 街のショッピングモールへ。

 買い物に出かけてから数日後。


 高校生として生まれ変わってから、早一週間。


 煌めく朝日に照らされながら、マリアと共に登校していると。隣にいる姉から、そんな話題が振られるのでおずおずとうなずく。


 すると興味津々だと笑顔を浮かべるマリアに。

 言いようのない不安を覚える。


 だけど、他に頼れる奴もいない為。

 恥ずかしかったけど、小さな声で答える事に。


(そ、その……、同じクラスの、斎藤、涼花さん……)


「へへへ♪ 斎藤さんだぞ♪ つってね♪」


「殺すぞお前! 朝から殺してやろーか? 素手で」


 だが、俺が心底勇気を出して気になる人の名前を出した瞬間。制服の端を掴んでドヤ顔を浮かべるマリアに、俺は殺意すら覚える。


「冗談よ。それで? 何で涼花っちにしようと思ったの? どーせ同じ部活で、自分もボクシングしてるから、会話にも困らないって思ったんでしょ」


「全部言ったな!? 俺が思ってる事全部言ったな!?」


 続いて、スッと真面目な顔をしたマリアに。

 そんな直球で全てを言い当てられてしまった俺は、返す言葉もない。


「まあ、黒髪ショートカットで清楚。ボクシングをしているスポーツ少女なのに、どこか大人しくて優しい。おまけにスタイルも抜群だし……ふふ、童貞が真っ先に選びそうな女よね」


「やめろ!! 涼花さんをそんな感じで分析するのは」


 マリアの的確な分析に、俺は最早ぐうの音も出なかったが。

 だって、可愛いんだもん! 涼花さん。


 あの、綺麗な黒髪ショートカットの間から見つめられてみろ。

 もう何も言えないから。


 それに、めっちゃ優しいんだよ。


 この間の部活でだって、俺がタオル忘れてたら。

 ネコのイラストが描かれた可愛いハンカチとか、貸してくれたし。


「じゃあ、一周目はとりあえず、涼花っちで良いんじゃない? 難易度も低めだし」


「おい待て……一周目は、ってどういう意味だ? そんな何度も、この世界を繰り返すんじゃないだろうな?」


「この一週間で出会った4人、全員を攻略するまで終わらないわよ? いわゆる、ループ物ね♪」


 き、聞いてないぞ……。


 マリアが当たり前の様に言い放つ衝撃的事実に。

 朝から泣きそうになる。


 最近は誰にしようか悩みすぎて、全然眠れてないんだぞ。

 俺の悩んだ時間と、甘酸っぱい恋心を返して!


「だけど安心しなさい。ループする度に魂が転生して記憶がリセットされるから、罪悪感はないわよ」


「そういう問題じゃないんだよ! という事は何か? 涼花さんと恋をした後に、ほのかさんとか、さっちゃんと恋をしたりするって事か?」


「そうよ? その分何度も青春を楽しめるんだから、いいじゃない」


「良くないよ、そ、そんなの……浮気じゃん」


「だから! 一人を攻略するごとに、魂ごとまた転生し直すから、浮気じゃないの! ループ物でよくあるでしょ? 世界線が違うの!」


「あんたが涼花っちと幸せになる世界線もあれば、ほのかっちや、さちえもん。氷華せんぱいと幸せになる世界線もあるの!」


「何となく分かったけど、さっちゃんの事をさちえもんって言うのはやめろ! ネコ型ロボ感が出るだろ……」


 マリアのややこしい説明に、俺の頭はまだついていけてなかったが、とりあえず浮気にならない事だけ確認出来たので。まあよしとする。


「だけど、そもそもまだ、涼花っちを攻略出来るかも分からないけどね~、プププ♪ 相手にもされなかったりして♪」


「何て事言うんだよ! 頑張るわ!」


 だが、混乱する俺にとどめを刺すが如く。


 マリアが心底腹の立つ顔で呟く為。

 俺は顔を真っ赤にして怒る。


「ふふん、分かってるわよ。ホント、頑張りなさいよ?」

「……う、うん。ありがとう」


 だけど、今のはマリアなりの激励だったようだ。


 声を張り上げる俺の肩に、そっと手を置きながら優しい笑みを浮かべてくれる姉と目が合うと、俺は心底照れながらも頭を下げる。


 マリアの言う通りだ。


 ホント、頑張るぞ♪


 まずは少しずつ、声をかける所からだ~!


   ☆☆☆


 《キーンコーンカーンコーン》


『それじゃあ、今日の授業はこれで終わりよ、気を付けて帰る様にね』


 だが、意気揚々とクラスへ顔を出したはいい物の。

 斎藤涼花さんへアタックする事に決めた登校日も。

 早いもので放課後。15時30分。


 授業の終わりを告げるチャイムを、教室窓際の席で聞くと。

 ポニーテールを揺らす北村先生が教室を出て行き。

 同じクラスの学生達も、続々と教室を後にする。


 廊下側にいる涼花さんに目をやると。

 部活に行くのだろう。


 彼女も席を立とうとしていた。


 だが、そんな光景を目にしても。

 まだ俺は、涼花さんへ話しかけられずにいた。


 今日一日中。

 何度も話しかけようとしたのだが。


 嫌われたらどうしよう。

 上手く行かなかったらどうしようと勇気が出ず。

 下をうつむくばかり。


 俺はボクシングは得意だが、こういう恋愛事はからっきしだ。

 経験もなく、どうしていいか分からない。


 いつまでたってもクヨクヨして、怖気づく。


 するとそんな俺を見かねたのだろう。


 後ろの席にいたマリアが、俺の方へ近づいてきたかと思うと。

 怒った様に俺の胸倉を掴んだ彼女は……。


「あんた、何やってんの?」

「……ごめん」


 信じられないという目で俺を見つめ、真っ直ぐに声をかけてくる。


 そんなマリアに、俺は謝る事しか出来なかったのだが。


「いい? 水野大雅。これは姉としても、神様としても言うんじゃない。一人の人間として言うわよ?」


 そして見た事もない程真剣な目をする彼女に、俺は思わず息を飲む。


「あんたが以前の世界で、どれだけ凄い人間であっても、今を生きる事が出来ない人間に、夢とか、将来を語る資格なんてない!」


「初めてボクシングをした時、あんたは一体どうした? やり方も分かんないけど、一生懸命ぶつかっていったはずよ? それは恋愛も一緒!」


「……ああ、そうだな」


「あんた、初めて恋人作ろうとしてるんでしょ? なら、そんな簡単に上手く行くわけないじゃない。初めてなんだもん、難しくて当たり前よ」


「失敗したっていい。また挑戦すればいいわ。だけどあんたは挑戦もせず、そうやってず~っと独りでいるつもり? あんたはそんなに弱い男だったの?」


「いや、違う……」


 マリアの言う通りだ。


 ボクシングも、初めから上手く行ったわけじゃない。

 時には失敗をして、傷を負い、その度に多くを学んで……。


 そして、挑戦してきた。


 それはボクシングだけではなく、恋愛もそうなのだろう。


 なら、一生懸命ぶつかるしかないじゃないか。


「じゃあ、今すぐ行ってきなさい! あんたなら出来るから! 勇気を出しなさい! 少年よ~♪」


「だあああ~っ! おっとっと……」


 真剣な表情で俺に口を開いていたマリアは。

 俺が戸惑いながらも頷くのを確認すると。


 首根っこ掴み、俺を廊下側の席にいる涼花さんの元まで、思い切り背中を押す。


 すると多くの学生が未だ残る中、俺は黒髪ショートカットを揺らす涼花さんの前まで、自然と足を進めてしまい。


 ちょうど席を立った涼花さんと。

 バッチリ、目が合ってしまった。


「……なに?」

「そ、その!」


 何度も話しているというのに、彼女とこれからを歩んでいくのかと思うと顔が真っ赤になって、言葉も出なかったが。


 マリアに言われた通り、勇気を振り絞る。


「お、俺! ボクシング部に! 正式に入部しようと思うんだ。だから一緒に、部室まで行きませんか? グローブとかシューズも、揃えて来て……」


「……えっ? 別に、良いけど……」


 よしっ!!


 すると真っ赤な顔で必死に話しかける俺に、涼花さんは少し変な顔をしていたが、すぐに小さくうなずいてくれるので、心から安堵する。


 後ろを振り返ると、マリアがグッジョブ♪ とジェスチャーを送ってくれたので、思わず笑ってしまった。


 全く、女の子一人に声をかけるだけでとんだ大騒ぎだ。


  ☆☆☆


「水野大雅と申します! 正式にボクシング部へ入部したく参りました! その、よろしくお願いします!」


『ふぉっふぉっ♪ 礼儀正しい奴じゃのう、ではこの後入部テストにスパーリングを行うから、涼花君、練習を見てやりなさい』


「……はい。じゃあ。いこっか」


 そして勢いそのまま、涼花さんと共にボクシング部の部室へ向かうと、リングのそばにいたおじいさん顧問。武藤義文先生へ深々と頭を下げる。


 そんな俺に、優しい顧問は笑ってうなずいてくれたので。

 俺は涼花さんと交代で更衣室に入った。


 すると学校指定のジャージに袖を通し。

 ボクシングシューズと青のグローブを素早く身に着けた俺は。

 涼花さんが出てくるのを、更衣室の前で静かに待った。


 ちなみに入部テストで行われる《スパーリング》とは、実戦形式の練習の事だ。防具をつけてリングに上がり、相手選手と打ち合う。


「……お待たせ水野君、何から教えたら良い? 一応ボクシングの経験はあるんだよね?」


「念の為、一から確認させて欲しい」


 制服姿から、黒の練習着に着替えたスポーティーな少女が更衣室から姿を現すと、正直可愛いと照れてしまいそうだったが、今は練習だと、気を引き締めてお願いする。


「……分かった。ボクシングは別名“拳闘(けんとう)”とも呼ばれる。世界最古の格闘技だよ。二つの拳、パンチだけで戦うのが特徴。蹴ったり、投げたりしたら反則負けしちゃう」


 真剣な面持ちで俺がうなずくと。

 俺の気持ちを汲んでくれたのだろう。


 近くの棚から《ミット》というパンチを受ける為の装具を両手にはめる涼花さんと共に、俺は部室の端で練習を開始する。


「……じゃあまずは構え。水野君は左利き? 右利き?」


「右利きだ」


「……なら、私のマネをして構えて。これが、オーソドックススタイルっていう、ボクシングの基本的な構え」


 続いて俺の前に立つ涼花さんは。

 左足を前、右足を後ろの前後に足を開き。


 左拳を顔の前。右手を自らのアゴへ添える様に構えるので。

 俺も彼女のマネをして構える。


 足幅は肩幅より少し広め。

 脇をしめ、アゴを引き、目の前の相手を真っ直ぐに見据える。


 今まで何度も繰り返してきた、構えの動作だ


「……おっけ。じゃあ早速パンチ行くよ。前に構えた左で、そのまま真っ直ぐミットを打ってみて」


 《バンッ!!》


「……これがボクシングの、一番基本的で一番大切なパンチ。“ジャブ”……でも、上手だね」


「あ、ありがとう」


 前後左右。細かくステップを踏みながら。


 涼花さんから言われるままに、彼女の構えるミットを打ち抜くと、何かが弾ける様な破裂音と共に、左拳に深い感触を覚える。


 すると同時に彼女が可愛らしい笑顔で褒めてくれたので。

 俺は思わず照れてしまった。


 いかん。集中しなければ。


「……今度は、右手を真っ直ぐ突き出す様に打ってみて」


 《バァァァンッ!!》


「……これが“右ストレート”だけど、凄い良いの打つじゃん。もしかして、プロのライセンス持ってる?」


「い、いや、持ってないです。この世界では」


 続いて彼女の持つミットを、素早い踏み込みと共に。

 足のつま先から腰、全身を使って。

 右の拳で真っ直ぐ打ち抜くと。


 一瞬驚いた様に声をあげる涼花さんに。

 そんな事を聞かれるので、一応否定しておいた。


 以前アメリカで世界チャンピオンだったとはいえ。

 俺はこの世界でまだ、プロのライセンスを持っていないからな。


「……じゃあ次は、左手で曲線を描く様に打ってみて。肘の角度は90度。大振りにならない様に」


 《バァァァンッ!!》


「……これが“左フック”」


 更に彼女に言われるがまま、左腕を鉤状(かぎじょう)に折りたたみ。ステップと体重移動も加えた、強烈な左フックを放つと、段々涼花さんの目も本気になっていくのが分かる。


「……右も、同じ様に打ってみて、右フック!」


 続いてミットを構える彼女に、俺はさっきとは反対。

 右腕を鉤状に折りたたんだ曲線のパンチ。


 “右フック”を打ち込む。


「……じゃあ次はボディーブロー、腰使って」


 《バァァァンッ! バァァァンッ!》


 今度はお腹の前でミットを構える彼女へ。


 俺は深く踏み込みながら、腰の回転と共に。

 斜め下から突き上げる様な、左右のボディーブローを打ち込む。


 基本的に左拳で打つボディーブローを。“左ボディー。


 右拳で打つボディーブローを。“右ボディー”と呼ぶ。


「……最後! アッパー!」


 《バンバンバンッ!!》


 そして最後。


 ミットを地面へ寝かせる様に構える彼女へ。

 俺は下から突き上げる様な曲線を帯びたパンチ。


 “アッパー”を打ち込む。


 これもボディーブローと同じ。

 左で打つアッパーを“左アッパー”

 右で打つアッパーを“右アッパー”と呼ぶ♪


「……細かく言えばもっとあるんだろうけど、今のが基本的なボクシングのパンチ。でもやるじゃん。まじで」


「……ど、どうも」


 基本的なパンチを全て打ち終わる頃には、ミットの音を立てすぎたのか、部室内の視線を一身に受けており。


 おまけに綺麗な黒髪を揺らす涼花さんから、にこっと輝く様な笑みと共に褒められる為、俺は真っ赤になって頭を下げる。


「……それじゃあ、今度は防御の練習。どんどん受けて。避けても良いから」


「お、おう!」


 だが、恥ずかしがっている場合ではない。


 目の前でまたミットを構え、次はシュッシュと連続してパンチを放ってくる涼花さんの攻撃を、俺は頭を左右に振って避け。


 時にはグローブで払いながら受けていく。


 ジャブやストレート、直線的な攻撃は頭を横に動かしながら。

 左右のフックは足を使い、くぐる様にして避ける。


「シュッ!!」

「っつ!? 危ねえ……」


 そしてお腹。ボディーへの攻撃は。

 膝を柔らかく落とし。肘でブロック。


 コンビネーションを利用したラッシュは、時折後ろへ下がる様にステップを踏みながら、肩を使って防いでみたりするんだけど。

 流石“天才”と称されるだけはある。


 素早く、物凄い重さのパンチを放ってくる彼女に。

 俺も必死に目を見開いてガードする。


 《パンパンッ!! パンパンパンッ!!》


 すると、お互い段々ノッテ来て。


 彼女のパンチを繰り出す速度が加速度的に上がり。

 腕や拳、肘や肩、全身を使ってパンチを受ける俺の体から。

 まるで爆竹の様な、連鎖的破裂音が木霊し始める。


『『『おい、誰があんな奴のスパーリングを相手すんだよ、動きだけ見たら、世界チャンピオンその物じゃねえか。あんな新入部員、見た事ねえよ』』』


「あ、涼花さん、お腹があいてるよ?」


「……ふふ、何かそれ、変態っぽい」


「何でだよ!? 教えただけなのに」


 俺達が凄まじい勢いで攻防を繰り返していると、周囲からそんな部員達の声が聞こえるが、俺はもうそんな事気にしていなかった。


 何故なら……。

 涼花さん、めちゃくちゃ!! 


 良い匂いする♡


 オマケにパンチを打つ度。

 目の前で大きなおっぱいがブルンブルン波打つんだもん!


 それに、近くで見れば分かる。

 やっぱ、チョ~~~~~~~~~~可愛い♡


 肩に届くか届かないかくらいの綺麗な黒髪の間から。

 ジッと鋭いが大きな目で見つめられると、もっと叩いて! 


 おじさんを! 強くぶって~~♡♡

 と、叫びたくなる。


『む? ふぉっふぉ、わしとした事が寝ておった……、それじゃあそろそろ、水野大雅君! 入部テストを行うぞ』


「はい! ありがとうね。涼花さん」


「……ううん、きみ凄いよ。初めてかも、水野君みたいな人に会うの」


 そしてリングのそばで、今の今まで寝ていたのか、ハッと顔をあげた顧問に声をかけられると、俺は練習を見てくれた涼花さんに笑顔を浮かべ、拳を突き出す。


 すると彼女は俺の差し出した拳へ。

 自らの拳をこつんと合わせながら笑ってくれた。


 あ~~~、ホント! 幸せな時間だった。


 涼花さんに、勇気を出して話しかけて良かったな。

 帰ったら、マリアに改めてお礼を言おう。


 そんな事を思いながら。

 俺は部室の真ん中に置かれたリングへと駆けていく。


 次は、入部をかねたスパーリングだ。


 涼花さんも見てる事だし。


 頑張るぞ~♪


いつもご覧頂き、誠にありがとうございます!

本日からチョロチョロと。

ボクシング要素が出てきますね♪

明日は遂に入部テストです♪ 主人公の運命やいかに♪

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ