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『英雄の因子』所持者の『異世界生活日記』  作者: 笠井 裕二
続・新しい世界

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それぞれの選択

続きです。



突然だが、“正義”の定義とは何だろうか?


某辞典には、


「正義」とは、人の道理にかなっていて正しい事、つまり社会の秩序を守り、各人の権利と自由を尊重した、公平なあり方や基準を意味します。

公平さや道理に合っている事、そして社会全体がより良い状態を目指す為の評価基準であり、個人や社会の行動を評価する際にも用いられます。


と、ある。


分かる様な、分からない様な曖昧な表現ではあるが、しかしそれも致し方ない事である。

何故なら、「正義」には、“絶対的な基準”が存在しないからである。


もちろん、この結論に反対する意見も存在するだろう。


いやいや、「正義」は存在する。

それ故の“司法”だろう、と。


だが、それもあくまで、とある社会のルール、という枠組みの中の話であって、全世界、全人類共通の“基準(ルール)”、ではないのである。


つまり「正義」とは、あくまで“相対的なもの”であるが故に、だからこそいまだに紛争が相次いでいるのである。

まぁ、それはともかく。



話をもとに戻そう。


つまり何が言いたいかと言うと、それぞれに「正義」は存在する、という事である。


プトレマイオスやイアード、例の水晶(“アドウェナ・アウィス”)の思惑は抜きにしても、人間族にとっては、かつて魔王軍と協力関係にあった『新人類』達に対する不信感は根強いものなのであった。


そこへ来て、セレスティアの存在(魔物を操れる存在)(おおやけ)になれば(もちろん、一部誤解ではあるが、使い方によってはそれも可能)、自分達の身を守る上でも、『新人類』達へと攻撃しようとする動きが出てくるのも、これは無理からぬ事なのである。


何故ならば、彼らとて、自分達が死にたくはないからである。


自分や家族、社会を守る為に立ち上がる事は、これは「正義」であろう。

(もちろん、その情報が正しければ、という前提条件が必要ではあるが。)


対する『新人類』達も、同じ理由で立ち上がる事となった訳である。

こちらも、もちろん「正義」である。


この様に、大抵の紛争というものは、互いが互いに自分達が「正義」だと思っているからこそ、終わらせる事が非常に困難なのである。


こうした場合、第三者の仲介役が間に入らなければ、当事者同士では解決しない事が往々にしてある。


そして、仮に解決したとしても、互いに納得出来る落とし所を用意する事は非常に困難な為、互いに納得しないまま紛争が終わる=火種が残ったままな状態なので、何らかのキッカケで再び衝突してしまう事がある、という、ある種の悪循環に陥ってしまう事がしばしば起こってしまう訳である。


さて、そんな非常に複雑で厄介な紛争に関わる事となって英雄達は、この先どういった決着を見据えているのであろうかーーー?



◇◆◇



「皆、忙しい中よく集まってくれた。これより、定例会議を始めたいと思う。」

「「「「「・・・」」」」」


若干疲れた表情を浮かべたネメシス(セレウス)がそう切り出すと、『新人類』の主な代表者達がコクリと頷いていたーーー。



ここで一旦話を整理しておくが、今現在の『新人類』達の社会の在り方としては、一言で言えば“連合体”である。


先の大戦の頃までは、『新人類』達は種族も部族も関係なく、『新人類』として一つの国を形成していた訳であるが、その後、各種族に別れて、それぞれの国を興している。

そして、その中でも、各々の部族・氏族が、それぞれに集落を形成して点在している、という状態なのである。


つまり、大雑把に言えば大小様々な“国”が存在しているのだが、その大もとは“『鬼人族』の国”・“『獣人族』の国”・“『ドワーフ族』の国”・“『エルフ族』の国”の四つの国家から成り立っているのである。


そして、それを束ねているのが、先の大戦の英雄たるアベル達と、各部族の代表者達なのであった。


もちろん、元々一つの国家から枝分かれしている事もあって、それに、別に互いに仲違いをした訳ではないので、この四つの国家はそれなりに交流もあるし、特にアベル達は密に連絡を取り合っている状態でもあるので、見方によっては、所謂“連合国家”の様な形態となっていた訳であった。


しかし、だとすると、何故、ここにネメシス(セレウス)がしゃしゃり出てくるのか?、という話でもある。


先程の話からも分かると思うが、仮にも“連合国家”という形態を取っているのであれば、所謂“意思決定機関”は、アベル達や各国家の代表者達が務めるのが道理である。


少なくとも、『新人類』でもなければ、比較的新参者であるネメシス(セレウス)が彼らの音頭を取るのは、これは筋違いだろう。


だが、ここで、“女神アスタルテ”、という存在が関わってくるのであった。


以前にも言及した通り、『新人類』達を生み出したのは、他でもない、この“女神アスタルテ”である。


もちろん、『新人類』達はそんな事実(自分達が()()()()()()である事を含めて)を知らないのであるが、しかし、彼女が“神の力”を得た結果なのか、はたまた何かしらの本能の様なものなのかは定かではないが、彼女と出会った瞬間、『新人類』達は彼女が自分達の上位存在である事を、何故か悟ってしまったのである。


簡単に言えば、彼女には絶対に逆らえない、という事を本能的に理解してしまった、と言ったところか。


まぁ、彼女は自ら生み出した事もあり、あるいはその罪の意識の裏返しなのかはこちらも定かではないが、少なくとも『新人類』達には好意的であるから、それ自体は特段悪い事ではなかった。


ただ、問題となるのは、彼女は『新人類』達には好意的だったが、それ以外には別であった、という事である。


ここら辺は、すでに語った通り、これまでの歴史的な事実もあって分からない話ではないのであるが、当然ながらこれは、『新人類』達にとっては、言い方は悪いが、ある意味ありがた迷惑であった。


今現在の彼女は、子供達の為なら人間族を抹消する事すら厭わない。

そして、“絶対的な上下関係”とも呼べるもので縛られている『新人類』達には、たとえそれが間違っていたとしても、それに逆らう事が出来ないのである。


もちろん、『新人類』達の間でも意見が別れるので、アスタルテの主張に賛同する者達も存在するのだが、大半の『新人類』達は、別に人間族を絶滅させたい、などとは思っていないのである。

(ここら辺は、倫理観や道徳心とはまた別に、政治的な思惑や、経済的な思惑も存在しているのであるが。)


しかし、そういう胸の内があったとしても、この“絶対的な上下関係”の縛りがある事によって、『新人類』達では彼女を止める事が出来なかったのである。


ここで、ネメシス(セレウス)の存在が意味を持ってくるのである。


当然ながら、ネメシス(セレウス)は『新人類』ではないし、何なら純粋なアクエラ人類でもなかったが、それ故に彼女の影響を受け付けない。

しかも、ネメシス(セレウス)は、彼女と同じ“神の力”を行使出来るので、つまりネメシス(セレウス)はアスタルテに対抗出来る唯一無二の存在だったのである。


もちろん、ネメシス(セレウス)は、別に彼女と敵対したい訳でも、彼女を排除したい訳でもなかった。

ただ、彼女が癇癪を起こしてしまえば、下手すればこの世界(アクエラ)そのものが無くなってしまう可能性を考慮すれば、彼女のご機嫌を取りつつ、彼女を上手くコントロールし、抑え込む必要があったのである。


こうした状況を経て、今現在の『新人類』達の力関係を相関すると、まずトップには女神アスタルテが来て、その間の緩衝材的な役割としてネメシス(セレウス)が来て、その下に四つの国家が存在している、という様な状態だった訳である。


こうした事から、女神アスタルテを唯一抑え込めるネメシス(セレウス)が、実質的に『新人類』達を指導する立場に収まる事となったのであった。


まぁ、先程も述べた通り、それは損な役割でしかない。

実態としては、アスタルテの小間使い、兼『新人類』達の不満のぶつけどころだからである。


悲しい中間管理職。

それが、今現在のネメシス(セレウス)の立場だったのである。

・・・まぁ、それはともかく。



「・・・ところでネメシス様。あの、アスタルテ様は・・・?」

「彼女には今、孤児院の子供達と遊んでもらっているよ。」

「ああ、なるほど・・・」


先程も述べた通り、今現在の『新人類』達のトップはアスタルテであったが、ある意味、超がつく過激派である彼女の主張は一貫しており、“人間族を滅ぼす”、しか言わないので、それでは会議にならない。

それ故に、彼女には、“慰問”という名目で、子供達の相手をしてもらっていたのであった。


精神の一部が壊れ、慈愛と狂気という相反する精神状態が同居しているいるアスタルテではあったが、『新人類』、特にまだ無垢な子供達には“慈愛の女神”としての側面が強く出るので、彼女を大人しくさせておくにはこれがもっともベストなやり方なのであった。


「それで?今日はどの様な議論をされるおつもりですか?というかそもそも、議論する内容などあるのでしょうか?」


代表者の一人が、そう切り出した。


そうなのである。

以前にも言及した通り、今現在の状況的には、『新人類』達と人間族は絶賛戦争中なのである。


しかし、ネメシスの活躍もあって、それも膠着状態に陥っている。


仮に、この状況で話し合う事があるとしたら、戦争の継続か休戦、停戦へと向けた議論、であろうか?


だが、アスタルテという爆弾を抱えた状況では、『新人類』達がどう思おうとも、“戦争の継続”一択であろう。

少なくとも、先程も述べた通り、アスタルテは人間族の殲滅したい、と思っており、それに『新人類』達は逆らえないからである。


だが、ネメシスはニヤリと笑った。


「ああ、あるぜ?実は、多少情勢が変わってな。」

「「「「「おおっ・・・!!!」」」」」


ネメシスの言葉に、その場に集まった者達は色めき立った。


「しかしその前に一つ断っておく。これから話す内容はかなりセンシティブな内容が含まれており、特に()()に関する事でかなりショッキングな話にもなるが、少なくとも俺は、彼女の敵ではないし、彼女に害をなすつもりもない、という事ははじめに明言しておく。」

「・・・一体どういったお話なので?」


しかし、いきなり不穏な感じを醸し出してきたネメシスに、代表者の一人は不安気に呟いた。


「先に結論から言っちまうと、俺は彼女を“封印”するべきだ、と思っている。」

「「「「っ!!!???」」」」「・・・何ですって!?」


ネメシスのセンセーショナルな発言に、その場に集まった者達から驚愕の色がにじんでいた。

・・・中には、明らかにネメシスに敵意を向けている者もいたくらいである。


「話は最後まで聞け。さっきも言ったが、俺は彼女の敵じゃない。」

「では何故、“封印”などという話になるのですか?」


多少棘がある声色で、代表者の一人がそう質問した。


「ま、当然の疑問だわな。だが、考えてもみてくれ。今現在のお前らと彼女の関係は、健全と言えるのか?」

「そ、それはっ・・・」

「言えないだろう?少なくとも、お前らが望んでもいない方向に突き進もうとする彼女は、お前らにとっては厄災にも近い存在である筈だ。」

「「「「「・・・・・・・・・」」」」」


ネメシスのもっともな指摘に、その場に集まった者達は二の句が継げなかった。


ここら辺は、先程も述べた通り、アスタルテと『新人類』達は歪な関係性だったからである。


例えるならば、アスタルテは、所謂“モンスターペアレント”、なのである。


もちろん、『新人類』達を取り巻く状況は、昔から今にかけて、順風満帆なものではなかっただろう。

時に、理不尽な事や差別意識を向けられた事も、当然ながら事実である。


だが、だからと言って“親”が出張(でば)ってきて、状況の改善を求めるのは、これはまた違った話なのである。

(しかも、その“状況の改善”というのが、子供達が可哀想だから、『新人類』達(彼ら)をイジメた者達=人間族を全て殺せ、と言っているのと同じなのである。)


少なくとも、過保護や過干渉な“親”の子供は、健全な成長を阻害される恐れがあるだろう。


『新人類』達も同じである。


もちろん、先程も述べた通り、彼らを取り巻く状況は平穏無事なものではない。

しかし、彼らが一人前に生きていくのならば、時に理不尽な事にも立ち向かい、それを乗り越える必要があるのだ。

他ならぬ、自分達の力で、である。


そうした意味では今現在のアスタルテは、子供達の為を思っていると言いつつ、その実、自分自身が気に食わないだけなのである。

だから、真に子供達の事を考えていない。

その行動が、いかに子供達にとって負担となっているかも見えていないのである。


しかも厄介な事に、“神の力”、しかも“地母神”というある種もっとも強力な“原初の神の力”故に、『新人類』達はアスタルテに逆らう事が出来ない。

少なくとも、“母さん、俺が一人で何とかするから、口出ししないでくれよ。”、と意見する事すら出来ない状態なのである。

(ここら辺も、“モンスターペアレント”とその子供の関係性に似通っているのかもしれない。)


仮に、ここにネメシス(セレウス)が間に入っていなければ、アスタルテは子供達を巻き込んで、盛大にやらかしていた事だろう。

もしかしたら、人間族を全て、しかも、ハレシオン大陸だけでなく、この惑星全土の人間族を根絶やしにしていたかもしれない。


それは、見方によっては、特に『新人類』達にとっては理想郷かもしれない。

母親の腕の中で、永遠の安寧を得る事が出来るからである。


だがそれは、ある種生物としての終わりでもある。

少なくとも、外敵がいない状況では、困難へと立ち向かう力、進化や技術力の進歩は望めない訳である。


「お前らがそれで良いと言うのなら、俺は別に止めやしない。だが、その場合は俺は、お前らの敵になる事だけは理解しておけ。もちろん、俺は別に人間族の味方じゃない。だが、理不尽な力を使って、“生物達の生きる権利”を阻害する者()は、誰でもあろうと俺は容赦しない。」

「「「「「・・・・・・・・・」」」」」


もちろん、ネメシスは『新人類』達に自身の事情を全て語っている訳ではない。

なので、誰も彼の正体は知らないし、“アドウェナ・アウィス”の事についても知りはしないのである。


だが、その規模は違うまでも、今現在のアスタルテと“アドウェナ・アウィス”がやっている事、やろうとしている事は、ある意味同じ事なのである。


己の都合の為だけに、他者の権利を蔑ろにしようとしているのである。


それは、特に“アドウェナ・アウィス”のやり方を否定したネメシスにとっては、絶対に認められない事でもある。


しかし一方で、彼もアスタルテに対する一定の理解、というか、不憫に思っている側面もあった。


どういう事情があったのかまでは把握出来ていないものの、アスタルテが()()なってしまった背景には、“アドウェナ・アウィス”が深く関わっていると察していたからである。


そういった意味では、アスタルテの被害者の一人なのである。

それ故に、


「・・・それで“封印”、ですか。それが、ネメシス様が示された、最大限の譲歩、なのですね?」


ここに来て、この中では一番ネメシスと付き合いの長いアルフォンスが口を開いた。


「そう思ってもらって結構だ。それで、どうする?このまま行けば、彼女には、かつてない重荷と不名誉な名が与えられる事となるぞ?彼女の事を真に想うのであれば、時として反発する事も必要な事だと思うが?」

「「「「「・・・・・・・・・」」」」」


よく、“反抗期”を悪しざまに言われる事があるが、実際にはこれは、子供が一人前に成長する為にも必要なプロセスなのである。


当然ながら、親は子供より早く亡くなる。

これは一般的な()()(寿命)の話であり、つまり、親が子供を一生守ってやる事は不可能なのである。


で、あるならば、子供は一人でも生きて行けなければならない。

そうなれる様に、親は子供に様々な事を教える訳である。


そして、親への反抗は、その“教育期間”がある意味修了した合図なのだ。


当然、これまで手をかけて育てた身としては、多少複雑な想いもあるかもしれないが、それは喜ぶべき事でもあり、それを契機に“親離れ”・“子離れ”を進める事となる。


では、アスタルテはどうか?


この際、彼女がそうなってしまった要因は無視するとしても(当然ながら、別に彼女が悪い訳ではなく、どういった考えがあるか定かではないが、彼女をそうしたのは“アドウェナ・アウィス”に原因があるからである。)、極端な話をすると、彼女はその“子離れ”が出来ていないのに等しい訳だ。


しかも厄介な事に、彼女の場合、精神の一部が壊れている影響でそれが悪い事だとは思っておらず、なおかつ恐るべき力を持っている事もあり、それを客観的に指摘してくれる存在も皆無な訳である。

(もちろん、ある意味では彼女より上位の存在であるネメシスならばそれも可能だが、そもそも彼女には、聞く耳を持ち合わせていない、どころか、それを指摘したらヒステリーを起こす可能性すらあった。)


良い悪いはともかく、結果的に彼女の存在は、ある意味アクエラ人類(人間族、『新人類』問わず)、厄災に近いものとなっているのである。


「・・・本当にアスタルテ様を“封印”する事など可能なのですか?」

「「「「っ!!!???」」」」


長い沈黙の後、代表者の一人はポツリと呟いた。

他の者達も、驚いた様な表情は浮かべていたものの、反論自体は出てこなかった。


皆、口には出さないまでも、それが一番ベストな選択だと理解していたのであろう。


「ああ。まぁ、俺一人でも不可能じゃないんだが、さっきも言った通り、多少情勢が変わってな。より確実に“封印(それ)”をする為の人材が集まってきてるのよ。」

「・・・そうですか・・・」


その言葉を最後に、再び沈黙がその場を支配した。


代表者達は、誰ともなくお互いに目配せをし合い、重々しく頷いたりしていた。


答えは決まった様である。

だが、それを口に出すのは憚られる、といった様子であった。


ネメシスも、彼らのそんな心情は理解出来たのであろう。

だからこそ、あえて“悪役”を買って出て、こう言ったのである。


「では、決を取る。俺の提案に()()()()は挙手してくれ。」

「「「「「・・・・・・・・・」」」」」


普通ならこういう時、賛成の者に挙手を促すところだろうが、それだと、“積極的に賛成した”、みたいな印象になってしまう事もあり、あえて逆の問いかけをする事で、所謂“消極的賛成”、という体裁(ていさい)を保とうとしたのかもしれない。


ーーー挙手をする者は、その場にはいなかった。


「決まり、だな。」

「「「「「・・・・・・・・・」」」」」

「後は俺に任せてくれ。お前らは何もしなくて良い。・・・いや、より正確に言えば、お前らはお前らのするべき事をすれば良い。頼んだぜ。」

「「「「「・・・・・・・・・」」」」」


ネメシスの言葉に、代表者達は重々しく、しかししっかりと頷いたのであったーーー。



誤字・脱字がありましたら御指摘頂けると幸いです。


いつも御覧頂いてありがとうございます。

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ぜひ、よろしくお願い致します。

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