エウロパ大陸
続きです。
◇◆◇
ーそれで?アイツらに安請け合いしてたけど、具体的な方法があるのか?ー
「そうだなぁ〜・・・」
再び、ネメシスとセレウスの会話に戻る。
仮拠点からの引っ越しの準備をしていたネメシスに、セレウスはずっと気になっていた事を問い掛けた。
それにちょっと考えた末に、ネメシスは口を開いた。
「・・・正直言えば、俺は『魔法技術』については素人だ。」
ー・・・ー
思わずツッコみたくなる発言をしたネメシスだったが、すでにある程度の信頼関係を築き上げてきているので、セレウスはその言葉には続きがある事を察していた。
「だが、科学技術についちゃそれなりに自信がある。少なくとも、この世界の技術や学問は、“アドウェナ・アウィス”にとっちゃ、言葉を覚える以前に理解する程度のレベルでしかない。そりゃ、お前らにとっても同じ事だろう?」
ー・・・ああ。ー
流石にセルース人類であるセレウス達にとってはそこまでのレベルではないものの、それでもまだまだ初期の文明であるこの世界の科学レベルは、彼らにとっても初歩的なレベルでしかない。
そもそも『魔法技術』を体系化したのはセルース人類であり、彼らよりも更に高度な科学力・技術力を持つ“アドウェナ・アウィス”であれば、すぐに理解出来てしまう程度の代物でしかないのである。
「それを踏まえると、ぶっちゃけ、ちょっと研究すれば、すぐに改良は出来ると思う。」
ー・・・ふむ。ー
「だが、むしろ問題となるのは、どの程度の技術を与えるべきか、というところだな。」
ー・・・と、言うと?ー
「ここら辺は、遺跡の力なんかと同様なんだが、あまり過度な技術革新をしてしまうとアイツらの為にならん。場合によっては新たなる戦争の火種を与える事にもなりかねんからなぁ〜。」
ー・・・確かに。ー
セレウスは、ラテス族の事を思い出し、ネメシスの発言を肯定した。
「多分、俺の経験と知識を使えば、人工的に『魔石』を再現する事はそこまで難しい事じゃない。これなら、アイツらの抱えている問題を一気に解決出来るが、そうなると、今度はその力を使って、余計な事を考え始めるかもしれん。少なくとも、アルフォンス達は大丈夫だとは思うが、他の連中はそうもいかんだろうしな。」
ー・・・ふむ。ー
人は欲深い生き物である。
それが単純な力にしろ、技術にしろ、一度手にしてしまうと、それを使わずには、試さずにはいられないのである。
「って考えると、この案は無しだ。争いを回避する為が、結果として争いを生んじまったらそれこそ本末転倒だからな。だから最初言った通り、ちょっと効率化する程度で良いと思うんだ。それだって、現時点のこの世界の技術的には、格段の進歩となるだろうしよ。」
ーなるほど・・・ー
考えていない様で、案外考えているネメシスの言葉に、セレウスはコクリと頷いた。
「具体的に言えば、今現在の『魔石』に組み込まれている術式の効率化か、あるいは余剰エネルギーを出さない機能の追加、かな?ま、さっきも言ったが、『魔法技術』や『魔石』についちゃ、俺は素人だから、それを調べるのに多少時間がかかるだろうが、しかし、その方が色々と不自然ではなくなるだろ。色々と苦労して改良した、って体にした方が、ありがたみもあるだろうしよ。」
ー・・・意外と考えてるんだなぁ〜・・・ー
思わず漏れてしまったセレウスの本音に、ネメシスは心外そうな表情を浮かべた。
「・・・もしかしてセレウス。俺の事、バカだと思ってただろ?」
ーあ、いや、そこまでじゃないけど・・・、もっと刹那的な生き方をしてきた、とは思ってたぜ。何せ、“破壊者”なんて物騒な二つ名を持ってるくらいだからよ。ー
その単語を出すと、ネメシスはあからさまにしかめっ面をした。
「あんまその単語は口にするなよ?俺はいいが、お前まで“アドウェナ・アウィス”に睨まれたくあるまい?」
ー・・・おっと悪い。失言だったな。ー
ネメシスの指摘に、セレウスは自分の失言に気付いていた。
「ま、いいけどよ。っつか、確かに俺は体制側からしたら、所謂“テロリスト”だろうが、しかし案外そういう奴らの方が色々考えなきゃ生き残れないもんなんだぜ?少なくとも、ただのバカにゃ務まらん話よ。」
ー・・・それもそうだな・・・ー
ネメシスの言葉に、セレウスは納得していた。
セレウスも、仲間の能力者達と共に体制側と争った経験がある事から、その発言には納得しかなかったのである。
特に、仲間達の中心人物となったのは、自身の双子の片割れであり、頭脳担当だった事もあるハイドラスだった事もあり、どんな組織であれ、ブレーンは必要不可欠なのである。
まぁ、これまでのイメージからも、ネメシスがそれに該当する人物かは多少疑問もあるが、少なくともただの脳筋ではない事は理解していたのである。
ー・・・そういや、ハイドラスの奴、元気にしてっかなぁ〜・・・ー
「ああ、お前と一緒にいた奴か。アイツも、相当な力を持ってたみてぇだけど・・・。どういった関係なんだ?」
ーアイツは、俺の血を分けた、正真正銘の身内よ。ま、出来の良さは俺の比じゃねぇけどな。ー
「ほうほう。お前は“出涸らし”の方だったのか・・・。」
ーほっとけっ!ー
などという、他愛のない会話を交わしながらも、二人は順調に引っ越しの準備を進めていったのであるがーーー。
◇◆◇
「「「ただいま、戻りました。」」」
「ああ、おかえり。お疲れ様。」
一方その頃、地理的にハレシオン大陸に一番近い別の大陸、エウロパ大陸のとある港町の宿屋にて、奇妙な四人組の存在があった。
一人は二十代後半くらいの男性であり、落ち着いた雰囲気を醸し出した青年であった。
彼は、この部屋に一人留守番をしており、他の者達を迎えた側であった。
一人は十代後半くらいの少年であり、留守番をしていた男性に比べたら多少活発そうな雰囲気はありつつも、どちらかと言えば大人しそうな雰囲気を漂わせていた。
一人は、こちらも十代後半くらいの少女であり、知的でクールな雰囲気を漂わせた、美しい金髪の少女であった。
そして最後の一人は、こちらも十代後半くらいの少女であり、クールな雰囲気の少女とは対極的に、快活そうな雰囲気を漂わせた、赤毛の美しい少女であった。
青年は、出かけていた三人が戻って来る事が分かっていたのだろうか?
まるで見透かしたかの様なタイミングでお茶を用意しており、三人の少年・少女に席につく様に促すのだった。
三人もそれに慣れていたのか、特に疑問を浮かべるでもなく、促されるまま席に腰掛け、ズズッとお茶を口に含んだ。
「・・・それで?何か収穫はあったかい?」
三人が一息ついたタイミングで、青年はそう切り出した。
「・・・いえ、それが・・・」
「・・・それらしき人物の目撃情報はありませんでしたね。」
「他の宿屋や、旅客船なども当たったっすけど、そっちも空振りっすね。」
「ふむ、なるほどね・・・」
青年は、三人からの報告に特に肩を落とすでもなく、淡々と頷いていた。
「・・・やはり、ですが、もうエウロパ大陸にはいらっしゃらないのではないでしょうか?あの方には船など必要ない訳ですし。」
「僕もそう思います。」
「・・・」
「・・・うむ、私もそれは考えていたよ。」
クールな少女の発言に、少年ともう一人の少女も頷いた。
青年もその意見に、コクリと頷いた。
「私の方でも色々と噂話を仕入れていてね。それによると、最近、ハレシオン大陸から物資がちらほらと届く様になってきたらしい。」
「物資、ですか?」
「ああ。」
それのどこが気になる事があるのか?、という表情を少年は浮かべていた。
以前にも言及したかもしれないが、この世界の特色として、魔物が存在する関係上、航海技術が発展しにくい環境だったのである。
何故ならば、海にも当然ながら水棲の魔物が存在するからであり、他に逃げ場のない海上でそうした魔物に襲われてしまえば、まさに一巻の終わりだからである。
とは言えど、それも絶対ではない。
航行ルートによってはそうした魔物の生活圏を外す事も可能であり、そうやって細々とではあるが、他大陸との交流も行われていたのであった。
(もちろんそうした関係上、向こうの世界とは異なり、他大陸からの情報なり物資などが流れてくる事はかなりレアな事ではあるのだが。)
それに当然ながら、他大陸でも『魔法技術』、“魔素”を応用した技術は存在する。
(そもそも、ハレシオン大陸で発達した『魔法技術』も、確かにセルース人類が体系化したものであるが、そのもととなった技術、すなわち“呪紋”はすでに存在していた訳であるから、今現在の形とはまた別のものであったかもしれないが、いずれ時と共に『魔法技術』が発展する下地はあったのである。)
そして当然ながら、そうした技術というのは、環境や土地柄と深い繋がりがある訳で、この世界で一番大きな大陸であるハレシオン大陸とは違い、エウロパ大陸は陸地と海峡が入り混じった大陸であった事から、この世界では珍しく、航海技術などが発達し易い土地柄であったのである。
(もちろん、先程も述べた通り、安全性を考慮するのであれば陸地を移動する方が安全なのであるが、当然ながらそれは遠回りとなる訳である。
最短距離を行くのであれば海峡を渡る方が早く、輸送コスト等を考えると、海峡を避ける、というのは現実的な事ではなかったのである。)
それ故に、造船技術、航海技術に特化した『魔法技術』が発達し、それと共に、比較的安全な航路なども開拓され、船での往来が活発だったのであった。
もっとも、あくまでそれも、エウロパ大陸内における事でもあったが。
先程も述べた通り、エウロパ大陸とハレシオン大陸が地理的に比較的近い距離にある大陸同士であったとしても、そこを繋ぐ安全な航路はまだ確立しておらず、命知らずの冒険家や物好きで裕福な商人などが、それを開拓するのに躍起になっていた、という状況でしかなかったのである。
(エウロパ大陸内ですでに完結した話なので、危険を冒してまで他大陸を目指す理由があまりなかった事も関係しているのだろう。)
こうした事から、ハレシオン大陸からの物資が来る事は非常に珍しいが、全くない訳でもない、という状況だった訳である。
少年が青年の発言に首をかしげるのも、無理からぬ事だった訳であった。
それを察してか、青年は説明を付け加えた。
「・・・確かに、ハレシオン大陸から物資が届く事は、珍しいが全くない訳じゃない。しかし私が気になったのは、それが工芸品とか香辛料の類ではなく、『魔道具』だった点だ。」
「・・・何ですってっ!?」
「「・・・・・・・・・???」」
青年の言葉に、クールな少女だけは顔色を変えたが、少年と快活そうな少女な、いまいちピンと来なかったのか、あいかわらず頭に疑問符を浮かべていた。
「あぁ〜、二人も分かってるとは思うけれど、『魔道具』ってのは、ハレシオン大陸、って言うか、三国や“三国同盟”にとっては重要技術なんだよ。だから、工芸品や香辛料とは違い、他の大陸にまでそうした物が出回る事は考えづらいんだ。」
「『魔道具』は、ある意味機密情報の塊の様な物だからね。それ故に、自分達の優位性を担保しておく上で、そうした類の物資の輸出入には厳しい制限が課されるんだ。仮に商人や商会が無許可でそうした重要物資を他大陸、他国に流出される事でもあれば、軽くても営業停止処分、下手すれば、反逆罪とみなされ、死罪になる事すらありうるんだ。」
「「へぇ〜」」
「「・・・・・・・・・」」
まるで初めて知った、とでも言う様な少年と少女の反応に、青年とクールな少女は軽く頭を押さえるのだったーーー。
三国や“三国同盟”の間では(近年ではここに『新人類』達の国も追加されたが)普通に普及・流通している『魔道具』ではあるが、青年の言う通り、これは三国にとっては機密情報の塊に等しい訳である。
技術の重要性など今更議論するまでもないが、仮にそんな機密情報の塊が他大陸、他国に渡り、それが解析・研究されてしまうと、それを模倣した代物が出回る事となる訳である。(それだけ、ハレシオン大陸で流通している『魔道具』が便利な代物、という裏返しでもあるのだが。)
つまりこれは、単純に商売人にとってはライバル商品が登場する事によってシェア争いが起こる事でもあるのだが、もっと政治的な話としては、自国(三国)の優位性を低下させる事でもあるのだ。
『魔道具』は、生活を豊かにしてくれる代物であると同時に、軍事技術にも転用が可能な危険な代物でもある。
仮にその技術をもって、他大陸からハレシオン大陸へと侵略・侵攻が起こってしまっては目も当てられない。
自分達が生み出した技術が、逆に自分達に牙を剥く事となるからである。
そうした安全保障上の観点から、『魔道具』の取り扱いは、所謂“輸出規制”を受ける対象なのであった。
(軍事的、経済的に同盟関係を結んでいる三国や、実質的に経済支配を目論んでいた『新人類』達の国は、その対象外となっていたのであるが。)
この規則を破ると、いくら豪商であろうと、大商会であろうと、罰則を免れる事は出来ない。
下手をすれば、良くて事業取り消し(お家取り潰し)、悪くすれば死罪となり、リスクとリターンが見合っていないのである。
それ故に、こうして『魔道具』が、他大陸に流れてくるのはあまりに不自然な事なのであった。
考えられるとしたら、三国や三国同盟に恨みを持つ人物、あるいは団体が、彼らを貶める為にあえて流しているか、あるいはーーー。
「・・・技術革新が起こったか、だな。」
「「「・・・・・・・・・」」」
青年はそう結論付けた。
先程の話とは矛盾する様であるが、仮に三国や三国同盟にとって、『魔道具』の重要性が下がったとしたら、これが流出するデメリットはあまりないのである。
いや、むしろ外貨を獲得する手段となるから、積極的に輸出する可能性すらあった。
それを可能とするには、青年の言う通り、技術革新が起こったと考えるのが妥当である。
つまり三国や三国同盟にとって、『魔道具』はもはや最新鋭の技術ではなく、一世代前の技術に過ぎない、という事である。
(もちろん、あいかわらず軍事転用が可能である、という問題は残っているものの、仮に三国や三国同盟側がそれよりも高度な技術を保持していた場合、他大陸や他国に対する優位性は担保されている事となる訳である。)
とは言えど、当たり前だが、そうホイホイとブレイクスルーが起こる訳ではない。
天才たるマルクスが開発してから今日に至るまで、多少の改良はあったまでも、『魔道具』の基本構造はさほど変わっていない。
これは、元々完成度が非常に高かった事もあって、手を加える余地がなかった、とも言えるのである。
(実際、向こうの世界においても、技術によっては十数年から数十年、ほとんど変化のない代物もある。)
それだけの技術を革新的に進歩させるとなると、マルクスを超える超天才が現れる必要がある訳である。
そして、その心当たりが、青年達にはあった訳であった。
「・・・ではもしかしたら、セレウス様が関与している可能性がある、と?」
「あるいは、アイツを操ってる誰か、という可能性だな。これらの状況から考えると、ハレシオン大陸で何かが起こっている事はほぼ確定だろう。」
「・・・なるほど。」
青年、ハイドラスの言葉に、少年達、カエサル達は納得の表情を浮かべていた。
「故に私の結論からすると、一旦ハレシオン大陸に戻るべきだと思うのであるが、もちろん君達にそれを強要するつもりはない。君達は君達で、例の件もあって彼の地を離れた訳だからね。」
「「「・・・」」」
ネメシスの復活によって、導かれる様に再会した彼らであったが、本来であれば、ハイドラスはカエサル達にこれ以上関わるつもりはなかった。
これは、彼のセルース人類としての事情もあったのだが、一度マギ達に目を付けられている関係上、彼らまで“アドウェナ・アウィス”というわけのわからない存在とのあれこれに巻き込む気がなかったからである。
それ故に、何だかんだ理由をつけては、要所要所で、こうして自分から離れる選択肢を提示していた訳であった。
「・・・そうは行きませんよ。ハイドラス様もですが、セレウス様は僕にとっては親も同然の存在です。そんなお二人が何か困っているならば、出来る限り助けになりたいと思っています。・・・まぁ、僕達程度の力では、焼け石に水、かもしれませんが、ね。」
「同感だね。お二人は命の恩人のみならず、ボク達をいっぱしの大人にしてくれた大恩人でもある。そんなお二人を見捨てて自分達の目的だけ達成したとしても、きっと後悔する事になるだろうし。」
「そもそも、幸か不幸か、私達には時間だけはあるっすからね。自分達の目的は後回しにしたとしても、大して問題はないっすよ。」
「・・・そうか。」
三人の言葉に、セルース人類としての自分の立場としては複雑ではあったが、一個の人間としては、ハイドラスも素直に嬉しく思っていた。
「・・・それに、こっちの大陸の技術を応用すれば、外見を偽装する事も難しくないですからね。顔バレの心配はないでしょう。」
「それなりの年月が経っているし、普通の人々にまで顔が割れている訳じゃないが、念には念を入れて、ね。」
「うっす。」
「・・・ふむ。」
そうは言っても、これから何があるか分からない以上、頭の中で色々と三人を押し止める理由を考えていたハイドラスであったが、ふと、自分一人では対処出来なかった時の事が頭をよぎった。
それを鑑みると、自分達には及ばないまでも、更に新しい技術を吸収し、進歩を続ける三人の存在は、ある種の保険になるのではないか?、とも考え始めたのであった。
時に誰かの手助けを受ける方が、かえって効率が良くなるものだ。
「・・・・・・・・・君達の気持ちは分かった。申し訳ない気持ちもありつつも、正直助かるよ。」
「「「っ・・・!?」」」
素直な気持ちを吐露したハイドラスに、三人は面食らっていた。
と、言うのも、三人の中では、セレウスとハイドラスは、まさしく英雄の中の英雄。
自分達を救い、教え導いた者達だったからである。
しかし、今、目の前にいるのは、そうした英雄然とした存在ではなく、色々な事に頭を悩ませる一個の人間の姿だった。
そこに、イメージと現実のギャップを感じていたからである。
だが、よくよく考えてみればそれも当然の事である。
ステージは違うまでも、今現在の自分達も、一般市民にからしたら英雄と呼ばれる存在ではあるが、そんな自分達も、色々な悩みを抱えている。
きっと、ハイドラスもそうなのであろう。
三人はそう考えた。
そして、同時に嬉しくもあった。
かつて自分達を救ってくれた人を、今度は自分達が手助け出来る、という事実に。
「よし、行こう、ハレシオン大陸に。セレウスを救う為に、君達の力を貸してくれっ!」
「はいっ!」
「もちろんですっ!」
「はいっすっ!」
意を決したハイドラスの要請に、カエサル達は小気味の良い返事をするのであった。
こうして、かつての英雄達が、再びハレシオン大陸に集結する事となったのであるがーーー。
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