罠
続きです。
◇◆◇
世の中には、目的を遂行する為ならば暴力も厭わない、という考え方を持った者達も多く存在する。
また、実際にそうした事柄が成功している事例も多いので何とも言えないのであるが(現政権に不満があった場合、革命やクーデターがむしろ歓迎される事もあるからである。)、当然ながら暴力で全てを解決する事は、あまりおすすめは出来ない。
これは、倫理観とか道徳心とかそうした話からではなく、もっと現実的な話として、それではどこかに歪みが生じてしまうからである。
もちろん、特にこの世界においては、魔獣やモンスター、魔物との対峙の場合は、つまり、そもそも話が通用しない場合ならばそうするしかないケースもあるだろうが、それが人間同士、話が通じる者同士の場合、やはり話し合いによる解決がもっとも望ましいのである。
とは言えど、人間は古来より、安易に暴力で解決する事を何度も繰り返している。
これは、せっかく言葉が通じるにも関わらず、お互いが相手の言う事を聞こうとしていないからである。
そうした意味では、互いに種族すら違っているのに、共に寄り添い、生きる事の出来るセレスティアの存在は、ノリスやフレデリカが信じる、何か意味のある才能、新たなる人間の可能性を示しているのかもしれない。
まぁ、それはともかく。
で、そんな愚かな人間の代表たるマドクは、自身の野心、思惑を潰したノリス、“マーティン商会”を潰すべく、密かに彼らの周辺を探らせる事としたのであるがーーー。
・・・
〈・・・思ったより簡単に“釣れた”な・・・〉
呆れた様なアベルの“声”が、アルフォンスの頭の中に響き渡った。
〈・・・どうかな?そんな安易に、動く事はしないんじゃないかな?少なくとも、私達の真の敵である者達は、もっと慎重、というか、もっと自己保身に長けていると思うよ。〉
続いて、少し考えた後にヴェルムンドはそれを一部否定した。
今回の件では、タヌキ親父達は直接的には関わっていない、と意見を述べているのである。
〈けど、多分間接的には関わってるんじゃないかな?どっちにしても、それほど大掛かりな事をしておいて、知らない、なんて事は通用しないし、そこら辺に攻略の糸口があるんじゃない?〉
〈・・・そうだな。〉
それに、フリットが別の視点からの意見を述べると、今度はヴェルムンドもそれを否定はしなかったーーー。
マドクが“マーティン商会”を密かに探らせていた事は、当然ながらアルフォンスにはすぐに分かった。
いや、アルフォンスどころか、エルフ族の大半の者達は、“彼ら”の存在に気付いていた事だろう。
マドクが遣わした者達は、人間族としてはかなり高いレベルの間諜だったかもしれない。
しかし、森と共に生きるエルフ族、常時危険と隣り合わせの生活が普通である彼らにとって、残念ながら彼らの隠行は簡単に看破出来る程度のものでしかなかったのである。
もっとも、気付いていたが、それで何かする事もなかった。
これは、アルフォンスにそう指示されていたからである。
もちろん、彼らがエルフ族に危害を加えたのならばその限りではないのだが、今のところ、彼らがやっているのはただの諜報活動でしかなく、もちろんグレーな事ではあるが、単純な暴力ではない。
故に、ここでエルフ族が先に何か仕掛けた場合、下手をすれば外交問題に発展しかねない懸念もあったので、エルフ族はこれをスルーしていたのであった。
だからと言って、何も対策を講じていない訳ではなかった。
特に、“マーティン商会”、ノリスの経営する商会はモロに被害を受ける事となるが、逆に所謂“産業スパイ”であれば、彼らをどうこうする事は、ある意味ノリスの裁量によるからである。
特にまだ法の曖昧なこの世界では、自己防衛は個人や商会の持つ当然の権利である。
(例えば、荷物を狙った野盗の類は、逆に返り討ちにしたとしても一切お咎めがない。
相手も殺すつもりで来てる以上、殺らなければ殺られるからである。)
もっとも、ノリス自身には戦う力はないが、“マーティン商会”には、人間族、エルフ族双方の従業員が在籍しており、人間族はともかく、エルフ族は普通に戦う力を持っている。
そして彼らはアルフォンスの息のかかった者達であり、こうした事態を想定して、アルフォンスがあらかじめ配置しておいたのである。
もちろん、ノリスやセレスティアを守る為であり、なおかつ、こうした者達を拘束しておければ、エルフ族にとって、いや『新人類』達にとって有利な交渉カードになるかもしれないからでもあるが。
と、まぁ、こうした事情もあって、アベル達四人組は、人間族側の動向を把握しておきながらも、あえて泳がせておいた訳である。
それに、今回見事に“釣られた”訳であるが、あくまでそれは、マドクの手の者達、つまりは“豪商”とは言えど、あくまで個人の私設部隊の事だったので、言い方は悪いが、あまり成果としては芳しくなかった訳であった。
とは言えど、『新人類』達のもとに、何某かの悪しき目的を持った者達が送り込まれた事は事実であるから、これを理由として、人間族側に対する牽制としては十分過ぎる効果がある事だろう。
“自分達に手出しすると痛い目に遭うぞ”
と、言ったところか。
「まぁ、ひとまず、彼らは拘束する事とするよ。“マーティン商会”には迷惑な話だし、ノリスさん家族にも危険がない訳ではないからね。」
〈ま、それしかねぇ〜な。・・・っつか、メンドクセーよなぁ〜。悪モンだけぶっ潰していく、じゃダメなんかよ?〉
〈ダメに決まってんだろっ!〉
〈アベルももう分かってるだろ?単純な暴力で解決出来る事は、そう大してないって事くらい。むしろそれを口実に、向こうはこちらとの戦争に打って出る可能性もあるんだ。まぁ、カエサル達が不在って話だから、ボクらの力だけでも勝てる可能性はあるが、だからって仲間達の被害をゼロに抑える事は難しいだろう。メンドーでも、地道にやってくしかないんだよ。〉
〈わ、分かってるよ。ちょっと言ってみただけだろ?〉
“俺ってそんなに信用ねぇ〜の”、と呟くアベルに、ヴェルムンド、フリット、アルフォンスは言葉にこそ出さなかったが、共通した考えが頭に浮かんでいた。
いや、コイツならやりかねない、と。
様々な経験を経て、それなりに“大人”になったアベルではあるが、基本的に脳筋である事には変わりなく、そしてそれを可能にするほどの飛び抜けた力も持っている。
フリットも言及したが、カエサル達が不在の人間族側では、覚醒を果たした彼ら四人組に敵う者達など存在しない。
つまり、アベルの言う通り、逆に『新人類』側が人間族側を力で支配する事は不可能ではないのであるが、しかし当然、彼ら以外の『新人類』達は、戦闘力はそれなりに備えているがあくまで一般人である。
故に、仮に戦争ともなれば、彼らにも少なくない被害が出る事となる。
各々の種族を預かる立場となっている今現在の彼ら四人組が、そんな選択が出来よう筈もないのである。
若い頃の様な、自分の事だけを、少数の仲間達だけの事を考えれば良かった頃とは違い、抱えるものが多くなれば、それだけ慎重にならざるを得ないのである。
〈・・・ま、まぁ、これで多少は向こうも大人しくなってくれれば良いけど、ね。〉
〈だな。単純に仲良くやってくなら、こっちとしても文句はねぇんだからよ。〉
最後にそう締めくくった四人組ではあったが、やはり不安は拭いきれない様であった。
アベルの件は半分冗談で済んだが、カエサル達が不在である以上、そしてそれなりに年月が経過した以上、“英雄”という存在がいかにとんでもない存在か、という記憶や記録が薄れている可能性はある。
噂には尾ひれがつく事が当たり前だとして、『新人類』達を甘く見積もる可能性もある。
いや、実際にそうだからこそ、ダルトンの様な男が現れてしまう訳であるが、それが人間族側に広く浸透してしまうと、安易な方向性に走りやすいのだから。
“警告”が上手く相手に伝われば良いのだが・・・、場合によっては、それは“宣戦布告”とも取られる訳で、いかに互いに真意を伝える事の難しさを、アベル達は感じていたのであったーーー。
◇◆◇
「何だ、これはっ・・・!?」
「ま、まずいっ・・・!離れろ、セレウスッ・・・!!」
一方その頃、遠くハレシオン大陸から離れた別の大陸で、“アドウェナ・アウィス”の遺した遺跡を調査していたセレウスとハイドラスは、思わぬ“事故”に遭っていたーーー。
ヴァニタスという、ある種のイレギュラーがあったとは言えど、セレウスとハイドラスが自ら禁じた筈のアクエラ人類達との接触(それが間接的にであれ)をした事は事実である。
もちろん、大半のセルース人類達は、“コールドスリープ”によって眠りについている状態、つまり、黙っていればバレない状況ではあったのだが、二人の仲間達はあえて二人を罰したのである。
これは、身内にも厳しいという印象を他のセルース人類達に与えつつ(目覚めた時の言い訳とする為)、その一方で、マギやネモに対する牽制でもあった。
“能力者”達のグループは、マギやネモに対する疑念を抱いていた。
いや、より正確に言えば、彼らの後ろにいる“アドウェナ・アウィス”、という存在に対してか。
自分達にとって利用価値があったからではあるのだが、セルース人類は“アドウェナ・アウィス”の事を何も知らないにも関わらず、彼らが遺した遺跡を散々利用してきている。
よくよく考えれば、これは非常に危険な行為であろう。
実際、セルース人類はマギによる“洗脳”を受けていたし、それを発端として、セルース人類同士で争う様に仕向けられている。
しかもその後、色々あった末にセルース人類達はマギの支配下にある『エストレヤの船』にて、再び“コールドスリープ”につく、という行為にまで及んでいる。
裏切られる可能性があるにも関わらず、である。
もちろんこれは、マギが曲がりなりにもこの惑星までセルース人類をキッチリ送り届けている、つまりキッチリ仕事はこなしているというある種の信頼性もあったのかもしれないが、と同時に、“洗脳”によってセルース人類達の意識に彼らを疑わない様な“刷り込み”をした結果でもあった。
が、何事にもイレギュラーはあるもので、そこから逃れる事が出来た人物達がいたのである。
誰あろう、セレウスとハイドラスであった。
(もちろん、“能力者”達もある種の“洗脳”、思考操作から逃れ、マギ達に疑念を抱くまでにはなったのだが、しかしその身体(本体)は“コールドスリープ”によって身動きの出来ない状態である。
そんな中にあって、“化身”、という手段によって、本体とは別に、もう一つの自由に動かせる肉体を手に入れたのはセレウスとハイドラスの二人だけだったのである。)
もちろん、『限界突破』を果たした事により、精神体、“アストラル・バディ”(例えるならば、幽霊状態)として活動する事は“能力者”達にもある程度は可能だったが、それでは物理的な干渉は不可能ではないが難しく、そうした意味では、全ての条件に当てはまるのがセレウスとハイドラスしかいなかったのである。
彼らに本体を人質に取りつつ“追放”する、という体で自由を与え、マギやネモ、ひいては“アドウェナ・アウィス”の事を調査する様に仕向けたのである。
情報の重要性など今更議論するまでもないだろう。
“敵を知り、己を知れば百戦危うからず”。
これは古代中国のことわざである。
“アドウェナ・アウィス”の事を理解しておけば、何か事が起こったとしても対処が出来るかもしれない。
これについては、セレウスとハイドラスも同意見だった。
こうして、アクエラ人類としての姿で、“アドウェナ・アウィス”の遺した遺跡の調査に、セレウスとハイドラスは乗り出した訳であった。
調査は順調とは言えなかった。
そもそもセルース人類がマギを獲得したのも、宇宙進出を果たしてから随分時が進んだ後の話だ。
これは、“アドウェナ・アウィス”のある種の試練だからである。
“アドウェナ・アウィス”の遺跡、遺産を獲得する事は、一気に文明や技術力を推し進める事となってしまう。
今現在のこの惑星の文明レベルは、向こうの世界で言えば中世より以前の話である。
“狩猟採集時代”から“農耕時代”に移り変わり、都市国家が現れた始めたくらいのレベルである。
そんな者達が、現代地球すら凌駕する、いや、それより更に数段発展していたセルース人類達の文明や技術力すら凌駕する技術力を獲得したとしたら、あまり良い結果とはならないのは目に見えている。
“アドウェナ・アウィス”が、あえて自分達の遺産を発見しにくくしているのは、その遺産を獲得するに足るレベルまで、知的生命体の進化を待っているからに他ならないのである。
当然ながらこの“ルール”は、この惑星でも適用されている。
地理的に生命には到達が非常に困難な場所にあったり、強力な守護者が配置されていたり、地中深く埋まっている(それを掘り返す事が可能な重機や崩落を防ぐ技術が必要、など)のであった。
しかも、そもそも遺産に関してはノーヒントである事から(“ネモ”や『限界突破』の試練に使った遺跡に関しては、あえて誘導されていた可能性が濃厚である)、いくら『限界突破』を果たし、“高次の存在”へと足を踏み入れていたセレウスとハイドラスとて、そう簡単には発見出来なかったのであった。
さて、しかし、それでも二人は何とか自力で“アドウェナ・アウィス”の遺跡を数カ所発見し、長い解析と研究の果てに、少しずつ“アドウェナ・アウィス”の理解を深めていった。
いや、より正確には、改めて“アドウェナ・アウィス”の持つ超技術の数々が、いかにとんでもないものかを再確認し、それを何の疑いも持たず利用していたセルース人類に薄ら寒いものを感じていたのである。
これだけの技術力の差があれば、セルース人類が利用するつもりで、逆に利用されている、なんて事も普通に起こってしまう事を改めて認識していたのである。
が、同時に、そんな二人もやはりどこかでマギの“洗脳”の後遺症が残っていたのかもしれない。
何故なら、彼らは、単純な“トラップ”に引っかかってしまったからであったーーー。
再三述べている通り、情報の重要性など今更議論するまでもない。
それは、セルース人類にとっても同様なのであるが、であるならば、彼らよりも更に数段階上の超技術を持つ“アドウェナ・アウィス”にとっても、当然ながら同じなのである。
となれば、当然そこに何らかの“セキュリティ”が存在したとしても何らおかしな話ではないのである。
実際、遺跡には物理的な“トラップ”、所謂“侵入者”を拒む罠なり、遺跡を守護する“守護者”が配置されていたりと、そう簡単には獲得出来ない様になっているというのは先程も述べた通りであるが、更に高度な“トラップ”も仕込まれていたのであった。
それが、所謂“電子トラップ”だったのである。
もちろん、ここで言う“電子トラップ”とは、IT技術で使われる用語の方ではなく、特定の情報にアクセスした場合に発現する“電子的な罠”、の事である。
情報が重要なのだから、仮に知られたくない情報にアクセスされた場合、あらかじめ仕込んでおいたプログラムが起動し、データそのものを消去してしまおう、という考え方や発想があったとしてもおかしな話ではない。
が、その発想とは真逆に、遺跡に接触した者を、自分達の“尖兵”、すなわち“駒”にしてしまう事すら、“アドウェナ・アウィス”の超技術なら不可能ではないのである。
今回、セレウスとハイドラスが調査していた遺跡には、そうした類の“トラップ”が仕組まれていたのであったーーー。
「ど、どうなったっ・・・!?」
そして、話は元に戻る。
二人が不用意に遺跡にアクセスした結果、“トラップ”が発動。
光や警告音などが発せられ、これはまずいと感じたハイドラスはセレウスに離れる様に警告した訳である。
しかしその甲斐なく、ピカッと何かが光ると、二人は意識を失ってしまったのであった。
で、しばらくした後、ハイドラスが目を覚まし、周囲の状況を確認していたのである。
幸いな事に、周囲は異変が起こる以前と何ら変わらない状況だった。
爆発によって遺跡そのものがなくなった訳でもなく、ハイドラスも五体満足で無事である。
更に見回してみると、セレウスも五体満足で倒れていた。
もちろん、やや遠目ながらも息をしているのが確認出来たので、ハイドラスはホッと胸を撫で下ろしていた。
・・・一体何が・・・?ー
安心した途端、すぐに頭が回るところがハイドラスの優れた部分であろう。
しかし、答えは誰にも分からなかった。
・・・いや。
「う、うぅ〜ん・・・!」
「セレウスッ・・・!」
ハイドラスに遅れて覚醒したセレウスによって、意外な形でその答えが出たのであった。
伸びの様な声を上げ、パチッと目を覚ましたセレウスは、しかし、明らかに様子がおかしかったのである。
いや、先程の“事故”の後だ。
それ故に、端から見た分には、何か異変がないかを確かめている様にも見える。
“セレウス”は、周囲をキョロキョロと見回し、次いで自身の身体をくまなく観察していた。
「どうした、セレウス?どこか身体に異常があるのか?」
ハイドラスはそれを、自己診断か何かだろうと考えていた。
しかし、それはある意味正解で、またある意味では不正解であった。
「いや、身体機能は良好だ。それに、意識のシンクロも、な。“トラップ”は正常に機能した様だな。」
「・・・・・・・・・は?」
たっぷり一分間はハイドラスは呆然としていた事だろう。
と、言うのも、目の前の男が何を言っているのか、すぐには理解出来なかったからである。
「クハハッ!あぁ~、“肉体を持つ”ってこんな感じだったっけっ?“世界”が違って見えるぜっ!・・・それに、このパワーッ!中々大当たりなんじゃねぇ〜のっ!?」
「・・・お、お前、何を言って・・・?」
震える声で、ハイドラスは再び問い掛ける。
しかし、目の前の男には、すでに彼の姿が目に入っていなかった。
「かっあぁ〜!ジッとなんてしてらんねぇ〜よっ!久々に暴れ回りたい気分だぜっ!ハッ!!」
ズンッ!
「っ!!!???」
掛け声と共に、一瞬にして天井だった場所がなくなった。
再びハイドラスは、それに驚愕していた。
今現在の、アクエラ人類をベースにした彼らの力では、これほどの出力を出す事は不可能である。
いや、方法がない訳ではないが、何の事前準備もなしではやはり困難と言わざるを得ない。
しかし、この目の前の男はどうだ?
セルース人類としての、『限界突破』を果たした“能力者”としての力すら凌駕するであろう力を、何の予備動作も意気込みもなく、まるで普通の事の様にやってのけてみせたのである。
「いーじゃんいーじゃんっ!・・・他にはどんな事が出来んだろぉ〜!?」
ますますテンションのブチ上がった“セレウス”は、その開けた中空におもむろに浮かび上がった。
「お、おいっ・・・!!!」
ハイドラスの叫び声も“セレウス”の耳には届かなかったのか、彼を一瞥する事もなく、そのまま彼は高速で飛び去ってしまった。
・・・後に残されたハイドラスは、そんな彼の遠ざかる姿をただただ見つめる事しか出来なかったのであったーーー。
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