追記~後日談 その1~
続きです。
今回は、この章の補完話。
数話のエピソードの後、幕間話を挟んで新章に突入する予定です。
6万5千PV感謝です。
今後も頑張りますので、ゆる~くお付き合い頂けると幸いです。
◇◆◇
その後、グスタークさんとシュタインさんを始めとする『主戦派貴族』達の『不正行為』に関する『極秘資料』がディアーナさんから公開され、再び場が騒然とした一幕もあったのだが、後日改めて『貴族院』にて、グスタークさんらを含めた『処遇』を『議論』する事でひとまず落ち着いた。
当然であるが、グスタークさんらは拘束され、軟禁される事となった。
拘束したのは、シオンさん、レティシアさんを始めとした、『ヒーバラエウス公国』が誇る最高位の『戦士』達である『魔法士』達であった。
シオンさんとレティシアさんは、『護衛魔法士』という、ある種『SP』的な立ち位置だが、その『力』は『制圧』にも適性があるので、主に命じられる形で、その『力』を『ヒーバラエウス公国』の為に貸す事は結構あるみたいである。
もちろん、『ヒーバラエウス公国』でも、一応『憲兵部隊』や『騎士団』・『魔法部隊』といった『治安維持』を目的とした『組織』は存在するので、今回の件でも活動してはいるが、その『実力』は『魔法士』には及ばない。
故に、今回の件でも最前線の実働部隊として、『魔法士』達にもお声がかかった、と言う状況であった。
余談だが、そうした『治安維持組織』の一部門として、『魔法士部隊』設立の構想もあった様なのだが、生憎『魔法士』は数が多くない為、この『計画』は頓挫している。
『魔法士』は高い『能力』を有しているが、その一方で、『魔法士』になる為には数々の高いハードルをクリアする必要があるから、それも致し方ない部分はあるけどね。
それ故、『部隊』を設立出来るほど数を揃えられなかったという『現象』が起きてしまったのだろう。
ま、それはともかく。
まぁ、僕らが半分主導した形だが、件の『政変騒動』を契機に、『ヒーバラエウス公国』でも、本格的に膿を出す事としたらしい。
流石のグスタークさんとシュタインさんも、もはや抵抗のしようがなかった様だ。
退路は全て絶たれ、なおかつ、彼らの一番の『切り札』であったニコラウスさんも、生憎と僕らに拘束されていた。
まぁ、もっとも、ニコラウスさんに関しては、何もせずとも自滅する運命だったが。
僕らがニコラウスさんに干渉したのも、エイルのついででしかなかったからね。
そのニコラウスさんだが、件の『政変騒動』から間もなく、アッサリと息を引き取った。
今回の件もそうだが、人の『死』を含めた、事の起こりやその結末なんてモノは、意外とアッサリしたモノなのである。
これは、僕自身も経験した事だが、ある日突然、何の前触れもなく自身の『生』が終わる事もある。
『物語』の様なドラマチックな展開や、カタルシスのある展開などは、そうそうあるモノではないのだ。
まぁ、ニコラウスさんから迷惑を被った人達や被害を被った人達からしたら、納得いかない事かもしれないけどね。
もっとも、以前の僕なら、こうした『大罪』を犯しながらも、『罪』を裁かれる事もなく、また、『刑罰』を受ける事なく逝ってしまった『犯罪者』なんかを「完全に“死に逃げ”だよなぁ~。」なんて思っていた事もあったが、この世界に来てからは、正確には、僕自身が『神性』の『領域』に達してからは、何も『死』は終わりではない事を理解していた。
これは、以前にも言及したが、人々が『イメージ』する『地獄』が、もちろん、具体的にそうした『場所』がある訳ではないのだが、存在する事を識ったからである。
今頃ニコラウスさんは、生前の自身の行いを後悔している事だろう。
もっとも、気が付いた時にはもう遅かった、なんて事は世の常だ。
それに、ニコラウスさんの『境遇』に、多少の同情の余地がある事も否定しない。
しかし、だからといって、他者に迷惑をかけて良い事にはならない。
結局、人というのは、自身が今持っているモノで勝負するしかないのだ。
無い物ねだりしても仕方がない。
ニコラウスさんが持っていた『力』があれば、彼はより良い方向に行く事も出来た筈だ。
しかし、彼はその『選択』をしなかった。
言うなれば、彼は『選択』を誤ったのである。
つまりは、その結末は自分自身が選んだ事、言わば『自業自得』なのである。
それは誰のせいでもなく、ニコラウスさん自身の『責任』であろう。
・・・
「ところでアキト様。私、ずっと疑問に思っておりましたけれど、あの『体験』は結局何だったのでしょうか?」
「『体験』・・・?」
僕は今、『宮殿』にあるディアーナさんの私室にて、ちょっとした『お茶会』に招待されていた。
とは言え、今日はディアーナさんと親しい間柄であるリリさんやレティシアさん、それに『グーディメル子爵邸』に滞在中に随分打ち解けた様子のアイシャさん達は抜きで、侍女さん達を除けば実質的には二人きりだった。
『お茶会』と言う体裁を保ってはいるが、何か僕に用があるだろう事は明らかであった。
そして、しばしの談笑の後に、今の言葉をディアーナさんが切り出した訳である。
どうやらディアーナさんは、件の『政変騒動』の『裏側』で起こっていた事を知りたがっている様子であった。
しかし、まぁ、考えてみれば当たり前の話だ。
ディアーナさんは、件の『政変騒動』の『当事者』も『当事者』である。
にも関わらず、ディアーナさんには知らせてなかった事が非常に多い。
もちろん、一応はあの場でアイシャさん達に説明は受けた様だが、それでも分からなかった事、モヤモヤとしたモノも多かったのだろう。
これが、グスタークさんやシュタインさん、後、ついでにあの場にいた他の『議員』さん達からの質問だったら、僕もわざわざ『種明かし』するつもりもなかったのだが、ある種、一番の『功労者』であるディアーナさんの質問にも答えないほど僕も意地悪ではないつもりだ。
ま、色々と黙っていた負い目もあるんだけどね。
「ですから、一度父上が崩御した事や、私とドルフォロ兄上が、グスターク兄上やシュタイン候らの『策』にハマって『議会』を追放された事、グスターク兄上とシュタイン候らが『ヒーバラエウス公国』の『政権』を奪取した事、ですわ。もちろん、アイシャ様達には、父上が“死んだ『演技』”をしていた事、ドルフォロ兄上が騙された『演技』をしていた事もお聞きしました。あの『体験』に関しても、ドルフォロ兄上の口から『精神操作系』の『魔法技術』の存在を示唆していましたし、アイシャ様達も、あれはアキト様の『幻術系魔法』であると説明を受けました。けれど、あの『体験』は、それだけでは納得が出来ないほどの『現実感』のあるものでしたから、どうしても気になってしまいまして・・・。」
「あぁ、なるほど。」
なかなか鋭いなぁ、ディアーナさんは。
確かにアレは、ただの『幻術』ではない。
と、言っても、その“狙い”はグスタークさんとシュタインさん、後は、『主戦派貴族』達の油断を誘うと同時に、そこから一気に『現実』に引き戻す事によって、彼らの『心理的余裕』を失わせる事だった。
後は、その隙に色々準備を“仕込む”時間稼ぎの側面もあるが。
しかし、流石に『幻術』だけで彼らを追い詰める事は出来ないから、話の導入部にして、一種の『保険』の様なモノだったのである。
ただ単に、元・『厨二病』患者として、『幻術使い』を気取ってみたかっただけ、というのも否定はしないが・・・。
「確かにアレは、ただの『幻術』ではありません。アレは、一つの『可能性』と『幻術』を組み合わせた、ある種ありえたかもしれない『未来の光景』です。それを仕掛けた“狙い”は、グスタークさんやシュタインさん達の油断を誘う事だったので、見せる『幻術』も、より『現実感』があった方が良いかと思いまして。」
「・・・なるほど・・・。『幻術』というのは、中々に恐ろしい『魔法技術』の様ですね・・・。」
「まぁ、使いようによっては、そうですね。もっとも、それはどんな『力』でも同様ですけど。それに、ドルフォロさんもおっしゃっていましたが、何も『精神操作系魔法』、『幻術系魔法』も含みますが、は、実は『魔法技術』に精通した者ならば誰でも使える類の『技術』です。別に僕だけが使える特別な『技術』でもありませんよ。ただ単に、皆さんそこに気付いていないだけですね。」
「えっ、そうなのですかっ!?」
「ええ。ディアーナさんも、その『理論』や術式を理解すれば、今すぐにでも使えますよ。もっとも、それは人々の『精神』に干渉する『技術』ですから、僕も他人に教えるつもりはありませんが。下手すれば他者の『精神』、どころか、『術者本人』の『精神』が崩壊する危険もありますからね。僕は結構多用していますが、それも浅いモノ、言わばちょっとした『テクニック』みたいな使い方にとどめていますし。まぁ、今回はかなり大規模な使い方をしましたが・・・。」
「なんとまぁ・・・。」
この世界における『現代魔法』では、『精神操作系魔法』や『幻術系魔法』は、失われた『魔法技術』に分類されているが、実はこれは意図的に『禁呪指定』された形跡があったのだ。
と、言うのも、『精神操作系魔法』や『幻術系魔法』は、先程も言及したが、他者の『精神』を壊す事が容易だからである。
また、使い方によっては、『魔眼』と同様に、他者の『人格』や『考え方』などを歪める事も可能だ。
つまり、人々を自分の思い通りの『操り人形』にする事が可能なのである。
ある種『ハレシオン大陸』の国々の間で、国際的に販売も製造も認められていない『禁制品』である『隷属の首輪』に近しい効果を現す事が出来る『魔法』である。
その事を鑑みれば、『精神操作系魔法』や『幻術系魔法』の危険性に気付いていたかつての『魔道師』や『魔法使い』達が、『禁呪指定』として、それらの『理論』や術式を意図的に『封印』したとしても何ら不思議はなかった。
まぁ、僕も当初はその事に気付かずに、『魔法発動失敗』から派生した術式の為、悪いイメージがあるのか、一般的な『魔法使い』からは忌避される傾向にあるだけだと思い込んでいたのだが。
そうして、その内に廃れた、あるいは忘れ去られたのだろうと。
まぁ、『真実』はどうであれ、かつての『魔道師』や『魔法使い』達の思惑通りに、『精神操作系魔法』や『幻術系魔法』が今日のこの世界では忘れ去られた事は事実だ。
そうした意味では、彼らの尽力は無駄ではなかったのだろう。
僕も、ディアーナさんに述べた通り、他人に教えるつもりはないからね。
まぁ、元々『魔法技術』ってのは、むやみやたらに他人に教えるモンでもないからねぇ~。
「しかし、ありえたかもしれない『未来の光景』とは、また随分抽象的な表現ですわね。」
「そうですね。これは僕の持論ですが、本来ならば、『幻術』というのは、『対象者』にだけ『幻影』を見せられれば良いモノだと考えています。もちろん、先程述べた通り、使い方によっては『対象者』の『精神』を崩壊させる事も、『人格』や『考え方』を歪めてしまう事も可能ですがね。しかし、今回は大勢の方々に同じ『映像』を共有して貰う必要がありました。先程述べた通り、グスタークさんとシュタインさん達の油断を誘うと同時に、その副次効果として、その『映像』を共有した人達が、彼らに対して少なからず『不信感』を持つ様に誘導する“狙い”もあったからですね。なんだかんだ言っても、人は大多数の意見に流されるモノです。あの場の“流れ”を僕らの都合の良い方向へと持っていく為の、一種の『演出』の要素もあったのですよ。で、その『不確定の未来』の中から、グスタークさんやシュタインさん達にとって都合の良い『未来の光景』、『政変』が成功して、『ヒーバラエウス公国』の『政権』を奪取した『未来』を見せた、という訳ですね。」
「『演出』に『思考誘導』、ですか・・・。確かにある種『政治家』にとっては常套手段ですが、前々から感じていましたが、アキト様は人々の『思考』を操る事に長けた印象がありますわね。」
「いや、まぁ、それほど大それたモノでもありませんけどね。」
そのディアーナさんの感心した様子に、僕は苦笑しながらそう否定して見せた。
実際、やってる事自体は大した事ではない。
『前世』で学生時代に励んでいた『スポーツ』の経験を、日常生活にも応用しているだけに過ぎないからだ。
と、言うのも、『フェイント』などの、所謂『サッカー競技』における『騙しのテクニック』は、実に応用範囲の広い『テクニック』、かつ『コストパフォーマンス』に優れた『テクニック』だからである。
当然だが、人々は自ら『思考』する事が可能である。
しかし、それは時として一種の『誤解』や『思い込み』を生み出す事が往々にしてある。
例えば、『サッカー競技』を例に挙げると、その『基本的テクニック』自体はそう複雑なモノでもない。
1、トラップ・・・『手』(正確には『腕』)以外の身体の部分でボールを受け止める『技術』。一見地味な『技術』だが、攻防の要となる『技術』で、これが上手い『プレイヤー』は、当然ながら動き出しの起点が早いという利点を得る事となる。
2、パス・・・味方の『プレイヤー』にボールを移動させる『技術』。こちらも『基本的テクニック』の一つだが、時に『試合』を左右する重要な『技術』の一つでもある。これが特に優れた『プレイヤー』は、『パサー』と呼ばれる。一概には言えないが、そうした『プレイヤー』は『司令塔』としての『ポジション』につく事も多い。
3、ドリブル・・・ボールを支配下に置き、ボールと共に『プレイヤー』自身が一緒に移動する『技術』。こちらも『基本的テクニック』の一つであるが、『サッカー』における『花形プレー』でもある。これが特に優れた『プレイヤー』は、『ドリブラー』と呼ばれ、尊敬されると共に、相手からは警戒される。
4、シュート・・・得点する事を目的に、ボールを相手ゴール内へと運ぶ『技術』。間違いなく『サッカー競技』における一番の『花形プレー』にして見所の一つだろう。とは言え、これは『ファウル』でなければ身体のどの部分を使っても良いので、豪快でカッコいいシュートとは別に、たまたま当たってしまったモノが、『ゴール』としてカウントされるモノも存在する。ある種『珍プレー』であるが一点は一点である。得点を量産する『プレイヤー』は『ストライカー』や『エースストライカー』と呼ばれ、相手からは相応に警戒される。
以上が、『サッカー競技』における主な『基本的テクニック』である。
もちろん、専門的な『プレー』や『テクニック』や用語を語ると奥が深いのだが、キリがなくなってしまうので、ここでは割愛する。
そして、忘れてはならないのが、それらの『プレー』の中に織り混ぜて、場合によっては、『オフ・ザ・ボール』(『プレイヤー』がボールを持っていない、あるいはボールに密接に関与していない局面)時における『ポジショニング』(相手の優位に立つ事を目的とした位置取り)確保の為に使われるのが、『フェイント』である。
先程も述べた通り、『フェイント』は『コストパフォーマンス』に非常に優れた『テクニック』である。
何せ、最小の『費用』で、最大限の『効果』を現す事もあるからだ。
『フェイント』がある事によって、『サッカー競技』の戦術の幅は大きな広がりを見せる。
先程述べた『基本的テクニック』には、当然個人差がある。
普通に考えれば、『基本的テクニック』に劣った者は、『基本的テクニック』に優れた者には敵わない筈なのだが、『フェイント』がある事によって、一概にそうとも言い切れない『現象』が起こりうる。
先程も述べた通り、人々は自ら『思考』するから、与えられた『情報』の中から、何かを『取捨選択』しようとする。
それを巧みに操り、相手の『思考』を『誘導』する『テクニック』が、『フェイント』である。
簡単な例を挙げると、トラップをすると見せ掛けてトラップをしないとか、とある方向にパスを出すと見せ掛けて相手が釣られたところを別方向にパスを出す、あるいはドリブルに切り替えるとか、シュートと見せ掛けて切り返しに使うとか、中には、“言葉”で惑わす『フェイント』や“視線”で惑わす『フェイント』も存在する。
この『テクニック』は、『プレイヤー』の閃きや創造性によって、無数の可能性を秘めていると言えるだろう。
そして、これは先程も述べた通り、誰にでも使える『テクニック』でもある。
もちろん、これを自在に操るとなると、それ相応の研鑽が必要になるが、一度ハマれば、アマチュアがプロを“騙す”事さえ可能だ。
そして、もっとも重要なのは、こうした『テクニック』は、日常生活やビジネスにおいても応用が効く事だ。
つまりは、こうした『テクニック』は、何の物理的な『費用』を掛けずとも、相手の優位に立てる『効果』が期待出来る、と言う訳である。
ならば、使わない手はないだろう。
「しかし、あの『体験』が本当にありえたかもしれないのですね・・・。」
「そうですねぇ~。『未来』なんてモノは、意外と些細な『選択』によって変わるモノです。歴史にもしもはない、なんてよく言いますが、もしも、僕達が今回の件に関与しなければ、ああなっていた可能性も否定出来ないのですよ。確定してしまった『未来』に辿り着いた後で、『過去』を変える事は、例え『神々』でも出来ませんから、僕らはその中からより良い『未来』を『選択』していくしかありませんよねぇ~。」
「・・・やはり、『神々』やアキト様でも、『過去』を変える事は出来ませんか?」
「当然ですよ。『時空間』における『現象』は、不可解な部分が多いですからね。もちろん、これは『物理現象』に限った話なので、『魂』や『霊魂』、所謂『アストラル』であれば、そうした『制限』も受けませんので、理論上は『過去』を見る事は出来ます。ですが、『過去』を『改変』する事は、当然ながら『物理現象』になってしまいますから、一種の『矛盾』が生じてしまいます。仮に成功したとしても、それは『過去』の『改変』ではなく、別の『世界線』の可能性、つまりは一種の『パラレルワールド』を生み出すだけですから、今現在の『世界線』とは『時空間』の『連続性』はありません。故に、『過去』を『改変』するのは、無意味、と言い換えても良いかもしれませんね。」
「・・・ず、随分難しいお話ですわね・・・。」
ディアーナさんは、その僕の言葉に困惑した表情を浮かべていた。
いや、実は僕も『理論』としてはよくは分かっていないんだけど、『世界』の『真理』の一つでもある『世界の記憶』に限定的ではあるが、アクセスを可能とした結果、こうした『情報』や『知識』を引き出す事が出来る様になったのである。
しかし、この『力』に頼りきる事は危険であると、僕は理解している。
何せ、当然であるが、それらは僕が学び得た『知識』ではないからである。
ある日突然手に入れた『力』など、真の意味で己の役になど立たないモノだ。
最近も、改めてそれを思い知らされた出来事があったばかりだからなぁ~。
誤字・脱字がありましたら、ご指摘頂けると幸いです。
ブクマ登録、評価、感想等頂けると幸いです。是非、よろしくお願いいたします。
また、もう一つの投稿作品、「勇者の師匠は遊び人っ!?」も、本作共々、御一読頂けると幸いです。