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カップルの日常〜テレビ編〜

作者: 03

「私だ」

「お前だったのか。全く気がつかなかった」

「暇を持て余した」

「神々の」

「「遊び」」




某芸人のネタである。


なんか久々だなー、なんて思ってテレビを見てもその芸人は画面の中にいない。





なぜって?彼女と2人で掛け合いをしていたからである。




さらに、唐突に





「何すんだよっ!先輩だぞっ!」

「後輩だろっ!」

「先輩だぞっ!」

「彼女だろっ!」




字面だととてもわかりづらいが、某アゴ割れ芸人と某ハゲデブメガネキレ芸芸人の掛け合いのモノマネである。正直、クオリティは低い。

あえて芸人の名前を出さないように、そして個人が特定できるように特徴を連ねたが、決して悪口ではない。



どんな芸人も大好きです。







全方位外交を行ったことだし、本編に戻ろうじゃないか。






会話からわかるように年下の彼女は、なぜか先輩だぞって言いたがる。

完全にツッコミ待ちだし、彼女だろって言ってほしそうな節がある。

もちろん、そのボケに対してツッコミをする。



もう俺たちの中では定番の掛け合いである。





実は彼女に話を合わせたくて、テレビ番組を前よりも見るようになった。

元々、お笑いは好きだったが、毎週テレビ番組を見るようなことはしてなかった。

それが今では録画してまで見ている。




こんな掛け合いをする度に、好きなことを共有できるのっていいことだなと思う。





とはいえ、好きな番組が全て合うわけではない。



彼女は好きだが、俺は興味がない番組もある。



そういう時はなんとなくテレビを見つつ、彼女のことをチラチラ見てる。


笑っているかな?とか楽しんでいるかな?とか思いながらね。

テレビに熱中している彼女には気づかれていないはず。





こんなこと考えているってことは、今ついているテレビは興味がないってことです。


なんとなくついてるテレビ

→特に見たいわけじゃないのに、なんとなくつけちゃうよねー、で、気になる単語が聞こえてきたら、ん?ってテレビの方を見ちゃうよねー


なんとなく履いてるパンツ

→普段はノーパンですけどね?今日はなんとなく履いちゃってるなー、特に理由はないんだよ?今日はなんとなく履いちゃってるなー


なんとなく切れてるチーズ

→え?このチーズ…なんとなく切れてる!え!?しっかりじゃなくてなんとなく!?切れてないのもあるし、よくわかんないな!





1人ハライチです。




派生できそうな言葉があると、ついつい考えちゃうよね。








「なんだ、こいつぅぅ!?」



そこだけ切り抜いてもわかりませんよ。彼女さん。

誰がそれだけでジョイマンだってわかるのでしょうか。



何も脈絡もないが、恐らく俺がニヤニヤ考え事しているのを見て言ったのだろう。






「ヒェアウィゴ、カモン、ヒェアウィゴ、カモン」








ついつい乗ってしまう俺だった。





そんな俺を見て笑う彼女の笑顔はとても可愛かった。

この笑顔見るためなら、どんな無茶ぶりにも応えちゃうなと思った。










「イワシになったとこ見てやってー!」




俺がその芸人あまり好きじゃないの知ってるだろうが。











「「サイコー!」」


好きなことが同じっていいですよね。

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― 新着の感想 ―
[良い点]  楽しそうです。 [一言]  年上だと言い張ることで、主導権を握りたいのでしょうか。
2016/08/30 11:00 退会済み
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