戦闘終了2
少し探していると直ぐにスケルトン・ジェネラルは見つかった。やっぱり金色の鎧は目立つな。
「こんなところでいったいどうしたんだ、満足出来る戦いは出来たか?」
私が聞くと首を振り否定する。
『我が戦ったものは皆弱すぎて満足出来るものでは御座いませんでした。1人良い魂の者がいたのですが、それぐらいなものです、私との戦いの後他の者達が逃げ、このように混戦状態になりました。』
やはり強いものや高潔な者たちとの戦闘を好むか。
「人とはそのようなものだ、お前が求めるのは存外少ないだろうな。だが隊長格は残しておけと言ったはずなんだが!何か弁解することはあるか?」
聞いてみると気まずい雰囲気で答える。(骸骨なので表情は変わらない)
『申し訳御座いません。つい戦いに夢中になってしまい殺してしまいました。』
やっぱりか・・・、まあ予想できる所ではあるな。
「次からは気をつければそれでいい。お前も一旦戻れ、再度生け贄召還でこちらに固定する。」
『承知しました。』
一旦戻らせてから周囲の死体を50人ほど集めて生け贄召還するが少し足りなかったのか、後10人ほど吸収されていった。
「やはり、あいつらに比べると生け贄が多くいるな。」
『申し訳ございません。』
「別に構わんさ、どうせ死体だしな。後でヘルヴェイルに運んでアンデッドの材料になるだけだ。」
多分第三階層辺りに行くだろうな。後で連絡して・・・いやべリアルに運ばせるか。
「お前はこれから骨と名乗れ、私の護衛を命ずる。私が良いというまでこれを付けておけ。」
仮面を手渡す、町中で骸骨の顔は恐怖の対象にしかならない筈だし、下手をすると町から追い出されかねない。それは勘弁だ。
『承知しました、これより全身全霊を懸けてお守り致します。』
「トイレには付いてくるなよ。さて、アイテムボックスに入るかな?この死体」
試しに入れてみると入った。ただし死体(腕なし)とか死体(首なし)とか限りなくパターンがある。かなりうざい。まあ容量に制限があるわけではないので良いか。
「入ったから問題ないな、では骨、鎧や武装を剥ぎ取るぞ、売れなくても素材にはなるしな。」
『分かりました。』
途中でルシフェルも加わり、30分ほどで剥ぎ終わる。高値で売れそうなものは剣が2、3本、鎧は1着だけだった。まあ、後で使えるかもしれないからアイテムボックスにとっておこう。
「終わったか?ルシフェル」
「はい。」
「ヘルヴェイルはどうだった?」
「イシュタルがお会いしたいと言っていました。あと階層の戦域守護は問題ないそうですのですぐに配置されていました。」
「じゃあ問題ないな。遅くなったがデュラハン・ロードの方に行くか。その前に『ベリアル、聞こえるか?』」
ベリアルに念話を飛ばす。
『お呼びでしょうか?』
『これから村に向かうのでそこで合流するぞ。』
『かしこまりました。』
念話を切りルシフェル達に向く。
「ベリアルに連絡も終わったしあっちで合流するぞ。」
『承知』「かしこまりました。」
3人で村に向かうが後に残るのは地に濡れた地面や燃え尽きた木があるだけだった。




