戦闘中(騎士団2)
『では今度は儂と戦ってもらおうか。食らえ『フロスト・バーン』』
外道なる魔法使いの手から氷の霧が出ていき騎士団にあたったと思うと数人が倒れ喉などをかきむしり口から血を流している。
「おい‼大丈夫か?今ポーション使ってやるからな。」
ポーションという単語を聞き、彼らに安堵の色が浮かぶが直ぐに凍りついた。
「何でだよ‼どうしてポーションの効果が無いんだよ‼」
ポーションを使っても一向に治る気配はなく仲間が苦しそうに呻いているだけであった。
『残念だけどポーションじゃあ傷を治すだけだよ、それは氷を溶かすか本人の魔力を使いきるしかないね。その氷が発生した時点で魔力を吸って枯渇するまで氷を作り続けるから。』
なお氷を溶かす場合氷の結晶を一つでも残すとまた氷が精製されてしまう。魔力が枯渇するまで生かさず殺さずの状態が続く為かなりえぐい。
『一応皆で楽しみたいから2回しか攻撃するか二人殺すかで交代することになっているんだ、次の攻撃も楽しんでくれ。氷は使ったから炎にしようかな?それとも雷が良いかな?君達はどう思う?』
そう話し掛けられても騎士には誰も答えることは出来ない。誰もが震え、気絶しないのが精一杯なのだ。
『返事が無いようだから、こちらで好きにさせてもらおうかな。『イグニッション』』
騎士の数人が身体から炎が上がり一瞬で消滅する、灰すら残すことなく。
『これではなかったか。これでは直ぐに死ねてしまうじゃあないか。君達も少しは抵抗してくれないかな、このままでは面白くないんだけど。』
そう言っている外道なる魔法使いを止めたのはスケルトン・ジェネラルだ。
『それぐらいにしてくれ、次は私の番だぞ。』
まるで笑い掛けるように話しているスケルトン・ジェネラルは早く代われと言外に示している。
『済まん済まん、つい簡単に消してしまったのでな。次の番まで獲物を残して置いてくれよ。』
『極力努力しよう。さて、待たせたようだな、始めようか。』
フロスト・バーン:実験の為に作られた魔法。対象に氷の霧を当て器官等から氷を発生させる。体内で氷が出来るため悶え苦しむことになるが氷を解除しないと回復すら出来ない。
イグニッション:炎魔法、炎というよりはプラズマに近い温度になる。ただし使用者の魔力が低いと温度が下がる。




