特殊魔法修得
特殊魔法とは個人でのみ修得することが可能とされている魔法だ・・・一般的にはだが。正確には修得出来ないこともないのだ、なぜ修得出来ないかと言うと個人の感覚を真似する事が難しいということ、そして最大の修得の阻害になっているのが修得者の10倍近くの魔力が必要になることだ。ただ発動すれば修得者と同じ魔力で発動できるので問題がない事もない。が、この世界の一般人の魔力は10から20、多い者でも200しかない。さらに特殊魔法は最低でも10は魔力を消費する。
結論を言うと魔族の少数しか他者の特殊魔法は修得出来なかったのだ(失敗するためかなりの数をこなさないといけない)、その為修得は不可能とされているのだ。私には全く関係ないがね、何せ1秒で1000は回復するのだから消費より多く回復できる。しかも魔法の訓練のお陰で魔力は2倍近くになっている、数えるのも面倒なので計算はしていない。しかし魔力が豊富にあるのはいいのだが体力が無いのは苦労するな、どうやっても魔闘術は身体的に強化できてもスタミナまでは増えないからなー。自由に外に出て敵を倒せば体力も増えるのだろうが、一体どこに2歳児を外に出す親がいるというのか。いたら重度の馬鹿か脳筋なだけだな。
「早く外に出たいものだな。」
「今は目がございますから、父親たちを説得なされてからではいかがでしょう?」
「それも考えたがな、確かに情報がある程度入ってからでも遅くは無かろう。バアルが行っている大国間の情報収集なども必要だしな。」
「かしこまりました。」
「では、特殊魔法を教えてくれ。」
「御意」
そう言うと死霊魔法でスケルトンを5体と土魔法でゴーレムを1体召喚した。
「練習の実験台はこちらで宜しいかと私の魔法は拷問魔法でありますので。」
「拷問魔法?」
ベリアルの正体は悪魔であるので、凄い魔法だと思ったが結構普通だな。
「はい、ですが一人に対してしか効果がありません、あと使用する器具は使用者の魔力で具現化します、破壊された場合は消滅してしまいますのでまた作らないといけません。あとは使用者の想像力が形になりますので想像しやすいものが宜しいかと、もう一つの欠点に使用者より魔力が高いものには無効化されてしまいます。」
「となると個人戦での使用を前提にする方がいいな。」
「その通りにございます。では僭越ながらお手本をお見せ致します。」
「よろしく頼む。」
張り切りながら魔法を唱える。
「では、『彼の者の動きを止めよ、魔鎖/マジック・チェーン』」
スケルトンに鎖が絡み付き動きを止める、鎖は半透明でガラスのようだ。
「このように動きを阻害することができます、外部からの攻撃も無効化できます。」
「ガラスみたいだな。やって見るか。『彼の者の動きを止めよ/マジック・チェーン』」
ゴーレムを拘束したがベリアルよりも数が多い。
「魔力が多いと数は増えるのか?」
「多分そうだと思います、どれくらいの魔力を込めたのですか?」
「ざっと5000くらいかな?」
「私が使っているのが50くらいで今回は初めてで10倍の消費量になりますから、魔力で増えると考えていいでしょう。」
「敵を拘束するのにも役に立ちそうだ、拷問器具とかは無理か?」
「まだ試したことはございませんので分かりません、試してみてはいかがですか?」
「ふむ」
拘束しているスケルトンをマジック・チェーンで押し潰す。
「手加減も覚えんといかんな。」
「程よいところを探さないといけませんね。」
二人して考えるのは物騒なことだった。
拷問魔法:対象にたいして拷問を仕掛ける、使用する器具は魔力なので魔力がないと使えない。想像力次第でいくらでも器具は作成出来るが魔力の消費が多い。魔力が増えるほど器具は頑丈になる。




