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開幕の前日
それにしても、この主人公、戦争中によく考えますねぇ
「Ο Θεός!
Εκχωρούν για μας παραχωρήσει το ένδοξο φως!」
呪文が天高く告げられる
その瞬間銃口の前に魔法陣が現れる
これは魔術などではない
神に祈って力を貰う
降霊術ならぬ降神術
さっきのは訳すとこうなる、神よ!我に栄光ある光を授けたまえ!と
そうして神様から受け取った光を神具にやどし
放つ、それがこの力の仕組み(カラクリ)だ
なぜ、こんな物騒な者が
使用されているかと言うと、大まかにいえばこれは戦争だ
戦争ならぬ
魔術戦争
魔術戦争ならぬ
降神戦争
どちらの信仰が高いかで
勝敗が決まる
こんなのは日常だ
もう何千年もアホな殺し合いが続いているらしい
きっと俺たちが死んだ後も、永遠に続く事だろう
もう戦争をしている理由さえ見失っているのに
たとえ勝ったとしても
嬉しいのか
そんなことを永遠と考えてしまう
「こら!時!ぼさっとすんな!」
ほら、仲間のお怒りを受けてしまった
時って言うんですか、、、