俺と龍我と記憶関係
感想がほしいです~
目が覚めると知らない天井だった。
微かな薬品臭から保健室か何かだと思い起き上がると想像通り保健室だった。
「あ、起きましたか?もう、心配したんですよ?」
「えっと君は・・・?」
「私ですよ山城夏希です」
「えっと夏希ちゃん?はなんでここに?」
「なんで疑問系なのか分かりませんが、えっとその、龍我君が倒れたっていうから」
あぁ、きっとお見舞いに来てくれたんだな。
優しい子だな~こんな子が彼女だったらな~
「どうしたんですか?難しい顔をしてますが・・・」
「へ?あっいや可愛いなぁって」
「(ボシュッ)」
爆発音と共に夏希の頭から煙が上がる
「夏希ちゃん!?大丈夫!?」
僕は夏希ちゃんの肩を揺らしながら聞くが夏希ちゃんは「うきゅー」と言いながらされるままになっていた。
・・・
落ち着きを取り戻した夏希ちゃんにあの後の事を聞いてみた、夏希ちゃん曰くあの後意識を失った俺は真っ白な龍に連れられてここに運ばれたらしい。
「そういえば、その龍は?」
「龍我君の頭の上」
「へ?あっホントだ」
頭に手を乗せると鱗の様なゴツゴツしたのが手に触れた
龍を確認した僕はさっきから気になっていた事を訪ねた
「そういえば、なんで夏希ちゃんが龍我の名前知ってんの?」
「え?だって龍我君が私に教えてくれたじゃないですか」
龍我が名乗ったのか
「その時龍我は他に何か言ってなかった?」
「特に言ってないけど急にどうしたんですか?」
「いや、なら良いんだ。変な事聞いてゴメンね」
そうか、あいつは何も言わなかったのか
余談だが俺と龍我は記憶の共有をしていない、俺たちの記憶を紡いでいるのは一冊のメモ帳だ、そこに起こった出来事を書いて周りと話を合わせている。
恐らくこの子は今日出会った子だろう、
それに龍我が何も言わなかったなら、とりあえず今は話しを合わせないとな。
そう思って制服のポケットにあるメモ帳をだして一通り見た後俺は盛大にため息をはいた
(なんも書かれてねぇじゃねぇか)
多少ムカついたが、あいつにも何かあったんだろう。
仕方ない、今ある情報でなんとかするか・・・
「そういえば組分試験はどうなったの?」
「そうでしたそれを伝えないといけないんでした。私と龍我君は・・・」
感想待ってまーす