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『きっと恋が始まる、その瞬間』

『きっと恋が始まる、その瞬間』のあとがきのような、裏話のような、恋愛論です。


 この話は、『恋をあきらめたその時は・・・』に出てくる佐倉ももと紅谷雪路、二人の視点で進むその後のお話です。

 本編は読んだ方にハッピーエンドと受け取ってもらえたようですが、私的には、悲恋というか、二人の片思いが詰まってて、このまま終わってはいけない……ちゃんと両思いにさせたいという気持ちでいっぱいでした。

 そして、本編の裏舞台、紅谷視点の外伝を書いている時に続編を書きたいと思ったのです!

 この続編、佐倉というよりも紅谷を書きたくて、勢いで書き始めたのですが、思ったよりも濃い内容になってしまいました。(だって、本編より長いもんね……でも、本編のように悩まなかったし、思うように話は展開していって、とても書きやすかったです。)

 タイトルは“恋”を入れたくて、『きっと恋が始まる、その瞬間』とつけましたが、恋が始まる瞬間って、その時は気づかなくって、後になって気づくものなんじゃないかなと思います。

 だから、佐倉の紅谷に対する恋が始まったのも――実は本編のラストあたりなんですよね。

 恋の相談に乗ってもらって、背中を押してもらった。そのことが嬉しくて、勇気づけられて、気がついたら、紅谷を意識し始めててた――というカンジ。

 だけど、蘇芳を好きだった気持ちもまだあって、蘇芳の恋を終わらせたからといって、聞い替え早く動きだせる佐倉ではなく、なかなか自分の気持ちに気づかずに、紅谷の猛アタックにあたふたするという、前半の展開。



 紅谷は本編の時点で佐倉に恋をしていたけど、色々な理由からその恋に気付かないふりをして、佐倉の恋を応援した。だけど、佐倉の一つの恋が終わったことにより、紅谷の恋が動き出します。

 紅谷のハッピーエンドを書きたいということだったけど、思うように恋に積極的になれない紅谷が四苦八苦して、姉の紫音とバイト先の長谷川さんにからかわれるし、ちょっと悪態とかついて、本編では格好良いだけのイメージの紅谷をいろんな風に書けて楽しかったです。

 佐倉も紅谷もちょっと恋には消極的で、本編では後押しをしてた紅谷も、今回は黒沢君のアシストでハッピーエンドを迎えるわけですが。そう思うと、恋って一人の力でも、二人の力でもなくて、周りの人の協力とかも大事なんだなと、痛感しました。



 この続編では、書きたかったネタの合コンとか花火大会、カフェの貴公子のエピソードを入れられて、ほんとに大満足です。

 約三カ月という、執筆期間は今までで一番長いと思いますが、かなりスムーズに書き進めることが出来て、本当にこの話を書いて良かったと思ってます。

 ちなみに、眼鏡の度が同じというのは、実話です。私と旦那は、右の方が悪いということも左右の視力の差も一緒です。だから、眼鏡だって相手のを使っても平気だし……というか、相手の眼鏡を間違えてかけてても気づかないくらいです。



 最後に、ちょっと宣伝。これで『きっと恋が始まる、その瞬間』は完結ですが、後日番外編を二話ほど上げる予定ですので、お楽しみに!




『きっと恋が始まる、その瞬間』はまだ連載中で、5月18日頃完結予定です。

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