『気まぐれキューピッド』
これは、『気まぐれキューピッド』のあとがきのような、裏話のような、恋愛論です。
これは、私の二番目に書いた作品です。
「一目惚れ」と「私の好きな人は、他の人に片思いしている」に視点を置いています。その中で重要な鍵を握るのが、キューピッド。
“キューピッド”と言われると、背中に羽をつけて恋の矢を持つ幼児を思い浮かべると思います。でも時代をさかのぼると、キューピッドは少年や青年の姿でも表現されています。そんな彼は、天使と同一視されることが多いですが、いたずら好きの“立派な”愛の神なんです。そう、いたずらなね。
『気まぐれキューピッド』は、そんないたずら好きなキューピッドに恋の矢をうたれ片思いをした二人の大学生の話です。
一目惚れってしたことありますか?
一目惚れに限らず、“好き”って気持ちは気付いた時にはもう好きになってて突然やってくる感情だと思うんです。それがキューピッドの仕業だと思っている、少しロマンチックな主人公。
ではもし、その好きな相手に他に好きな人がいたら……どうしますか?
諦める?
密かに片思いを続ける?
積極的に恋を成就させようとする?
美羽は密かな片思いの道を選びます。
どんなに遠い恋の道しるべでも、好きだって気持ちをやめることなんてできなかったんです。それは辛い恋の始まりです。好きな相手は他の人を好きで、その恋を応援してあげようとするなんて。
それでも諦めなかったのは、諦めた瞬間にその恋が終わってしまうことを知っていたからです。どんな恋の形でも、自分だけは自分の恋心を認めてあげないといけないんです。
恋を諦めなかった結果、前向きな愛野美羽の気持ちが通じて(?)、恋の道しるべに一歩近づきます。
恋のきっかけを与えたキューピッドだけど、恋をしてからどうするかは本人次第なんですよね。キューピッドはただ、恋を頑張ってる人の背中をそっと押してくれるだけなんです。
この話、実は、『恋を諦めたその時は・・・』の前進の話でもあります。片思いしている人に片思いをしてる主人公って設定が同じですね……後で、気づきました。
『恋を諦めたその時は・・・』の佐倉は恋を諦めてしまいますが、『気まぐれキューピッド』の美羽は諦めなず頑張ります。この違いは、単に、状況の違いだと思います。一種のパラレルワールドみたいな。上手くいかない恋もあれば、上手くいく恋もある……ってことですね。
恋愛樹を育てるには……まとめ5 “恋は諦めたら終わり、諦めてはダメ!”
『気まぐれキューピッド』に興味を持った方は、ぜひ読んでみてください(^^)




