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魔法界と3人のリトル冒険者  作者: Terumi
第1章 黄
8/16

第8話 行方不明

今の時間は約午前6時ほどになっただろう。今頃現実では真夜中でさとる達の親が心配してスマホにメッセージを送ってきてると思うのだが、もちろんスマホは「圏外」で役に立たなかった。

やっとのことでクローネ街8丁目を超え、クローネ街を出た。まだそこは霧が薄かったが、だいちがハリスさんが


「そこは霧が濃いから気をつけて」


と言ったことを思い出し、みんなに逸れないように手を繋ぎながら行こうと言った。

北へ進んで15分、段々と霧が濃くなっていった。もう周りはほとんど見えなく、「無」の空間を歩んでいるようだった。3人は横に一列になって歩んでいた。するとだいちがさとるに聞いた。


「さとる、北ってこの方向で本当にあってる?もしずっと同じところをぐるぐる回ってたら永遠につかなくなっちゃうよ。もう一回確認してみ。」

「うん分かった確認してみる。・・・って あれ?方位磁針がない!」

「え!?うそ、どっかに落としちゃったのかな。」


だいちとさとるが焦っていた。しかしかけるは、


(あれ、あそこに光ってるものあるじゃん。方位磁針じゃない?)


と思って何やらほわっと小さく光ってるものの方にさとる達には何も言わずに少しずつ引き寄せられてるようにゆっくりと歩いていった。

そして、濃い霧の中に消えていった。


「え?どうする?ポケットにもないや、かける持ってる?・・・え?かける?」

「かけるがいない!」


やっとかけるがいないことに気づいた2人は何度かかけるを呼んでみたのだがこの声も霧にかき消されてしまった。

2人は手に懐中電灯を持ち、10分ほどかけるを探したが、かけるの姿は見当たらなかった。

二人は元来た道をまた戻ってみたが、かけるは見当たらず、またクローネ街に戻ってしまった。


さとるは街だから「圏外」にならないんじゃないかという希望を持ち、スマホを開いてみたが、左上の「圏外」

という文字に変わりはなかった。


「あー流石にここ魔法の世界だからどこにいっても『圏外』は変わらないのか。」

「ほんと。この霧がなければいいのに。」



その頃かけるは・・・光るもののとこまで行き、しゃがんで手に取った。それは、赤いサラサラとした砂だった。


(なんだ、方位磁針じゃないのか。)


と思って立って振り返った。また元居た場所までゆっくりと戻ろうとしたが、さとる達の姿が見つからず、少し焦り、またしゃがんで赤い砂を触り始めた。


(まあ、さとる達が見つけてくれるまでここで待っといたほうがいいか。ここ光ってるからわかりやすいでしょ。)


そして、サラサラとした砂で遊び始めた。さとる達が見つけてくれると信じ・・・。

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