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ある美漢/恨み感  作者: ガエイ
ある美漢/恨み感
19/83

#19 ある美漢 第10話

 私、氷川ひかわヒカリはソワソワしていた。


 数時間前に安藤くんとお付き合いする事となり、これからどうすれば良いのか分からず、さっきから自室をぐるぐるとずっと歩きながら回り続けている。


 ハルくんからはさっき『いいか、俺に相談してくるなよ。雅彦まさひこと通話かメッセージで会話でもしろ』というメッセージが届いていた。


 私が相談する前に、聞きたかった事を先に教えてくるなんて、ハルくんはエスパーなのかもしれない。


 ハルくんの言うとおり何か話したいとは思うけど、何を話せばいいのかわからない。私は携帯電話を持ったまま、やっぱりぐるぐると部屋を回り続けている。


 すると、持っていた携帯電話から着信音とバイブレーションが鳴った。あわてて通知を見ると安藤くんからだった。


『今日はありがとうございました。これからよろしくお願いします』


 とメッセージが来ていた。何て返せばいいのだろう……。


「こちらこそよろしくお願いします」だと少しかしこまり過ぎかな?

「私の事を好きになってくれてありがとう」は少し距離感を詰めすぎな気がするし、ちょっと重い気がする……。


 そもそも完結している文章だから、次の話題を私が振った方が良いのかな……?


 うーんうーん、と悩んでいるといつの間にか十五分以上も時間が経ってしまっていた。早く返事をしないと……!


 ……結局悩んだ結果、ハルくんに電話で相談をしたらめちゃくちゃしかられてしまった……。

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