くらきおり あるいは はこのなか ―ここは、どこ…?―
書かれる演出にご気分を悪くされましたら、速やかにブラバしてくださいませ
ジャンルでいうと童話かもと思ったのですが、
内容が童話的でないので、詩で投稿してみました。←すみません、ジャンル詐称かもしれません(;´д`)
まっくらで、なにもみえない
じぶんのてのさきも、みえてこない
かがんで、ゆびさきでゆかをさわると、
コンクリートのような、ざらざらしたかんしょくがする
ゆかについたてのひらに、こいしやすなつぶがこびりつく
たちあがり、
てをはたいて、はいているズボンでぬぐう
てをまえにさしだしながら、
なにかにさわらないかと、しんちょうにすすむ
なにかゆびさきにあたって、あわててひっこめて、
ゆっくりと、てをのばしてさわりなおす
ゆかのコンクリートのようなてざわりの、
ざらざらとした、たいらなかべにゆきついた
どちらにゆこうか…
さしだしたみぎてで、かべにふれながら、
ひだりのほうに、ゆっくりとあるきだす
どれくらい、すすんだろうか…
かべはやがて、ざらざらしたコンクリートのかんしょくから、
なめらかでつめたい、金属だろうとおもえるかべへと、とつぜんにかわった
あつみはかなりあるようで、
ちからをいれて、そのかべをおしたくらいでは、
たわむような、おしかえしてくるようなかんしょくがなかった
冷たさをゆびさきであじわいながら、
そのまま、ひだりへとすすみつづけてゆく
とうとつに、かべのかんしょくがなくなる
あわててふりかえりながら、てをふりまわしてみるけれど、
かべらしきものには、まったくふれられない
てをふりながら、やみくもにあるきまわり、
なにかにつまずく
いきおいよくころんで、
ゆかへと、はげしくからだをうちつけた
くらやみで、おもわずつぶっためを、ゆっくりとひらく
なにもみえない
ひざや、じょうはんしんをさわりながら、
いたいところをさがして、てであちこちをさわる
ざらつくすなつぶと、みにつけた布のてざわり
ひざに、にぶいしびれるいたみをかんじる
かおをさわり、あたまへとふれてから、かみをさわる
かすかないたみ
ゆびさきに、ぬるりとしたかんしょく
なめると、てについていた鉄とわずかな塩からさ、
じゃりじゃりした、すなつぶのにがみが舌にひろがる
かおをしかめて、すなつぶをつばといっしょにはきだす
すぐにおきあがるきにならなくて、
くらやみのなかで、そのままよこになった
どのくらいたったのか、わからない
おきなくちゃ…
ゆっくりとたちあがり、
にぶくいたむ、ひざをかんじながら、
ながれる血のことはわすれて、てをさしだしてかべをさがす
かべは、どこだろう…
あるきながら、いくらてをのばしても、
かべに、そのてがふれない
かべはどこ…?
それよりも、
ここは、どこ……?
どこなの…
以前、タイトルだけメモしたものに、文章を付けてふくらましてみました(^ω^)
うまく集中できないのでいまいちですねぇ(;´д`)←そろそろ花粉の季節かな?(苦笑)