ノンフィクションの恋心
はじめての投稿なので文章が、ヘンテコだったりするかもしれませんがご容赦ください。アドバイスなんかもいただけたら幸いです。
あなたと同じ時間を過ごせない日、しかもこれといった予定もない休日の昼下がりに、私はあなたへの思いを綴る。
いつからあなたのことを好きになってしまったのだろうか。
私は、いつも考え込んでしまう。これといったきっかけがあるわけでもなく、気づいたら好きになってしまっていた。好きだと気づいたときには、全てが好きになってしまっていた。
思えば、9歳年上のあなたとの出会いは、数奇なものであった。
今時、珍しいことでもないのかもしれないけれど、インターネットを介して突然、二人きりで会うことになった。特になんの思い入れもなく、ただの趣味の会う異性というだけの認識であった。二人で居酒屋へ行き、朝までカラオケで歌を歌った。指の先でさえ触れあうこともなく、ただただ楽しいばかりの時間を過ごした。
二度目の出会いは、それからほどなくして私があなたへ会いにいった。前に会ったときが楽しかったから。それだけの理由で会いにいった。むせかえるような暑い日、私はあなたと銭湯にいった。あなたはけろりとしていたけれど、二度目にして銭湯かよ。そんな驚きがありつつも、これが大人か、なんて思い込んで自分を納得させた。そうして、入浴中はそれぞれの時間を過ごし、湯上がりは二人で談笑した。昔のアニメの話や、私の大学の話、あなたの仕事の話。なんてことのない日常会話をゆったりと楽しんでいた。
文字に起こして思い返している内に思い出してしまった。感傷たっぷりに、いつからあなたを好きになったか、という導入で始めてしまっ
たが、まさに、この時である。
私があなたを好きになってしまったのは。
湯上がりに、あなたは暑い紅茶をびくびくしながら、おっかなびっくりで飲む様子。その姿に、年上のあなたに、かわいいと。なんて、かわいらしいのかと。そう思ってしまった。思ってしまった、というとなにかよくないことのようであるが、しかして、間違いではない。好きになんてなってはいけない。いけなかったのである。
ここまで、読んでくれる方っているのかなと疑問。
次回、異世界転生編に突入!(嘘)