表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マクロレンジャー  作者: くま兄さん
5/10

005 異動してから1年がたった

異動してから一年が経過した。


自分でも驚くぐらい仕事をこなせるようになった。


ちなみに、噂にたがわず、野中主任は厳しかった。


自分にも、そして他人にも。


いままで経験したことのない厳しい日々を過ごすうち、疑問が大きくなってきていた。


この人の師匠はさぞ厳しいひとなんだろうな。


うちのなかで厳しいことで有名な部課長クラスって誰がいただろう。


ある日の午後は珍しく余裕があり、少し気が抜けていたのだろう。


思わず台詞が口をついてでた。


「野中主任が新入社員だったとき、どなたについていたのですか?」


ん?という顔でこちらを見た野中主任が少し笑いながら言った。


「大熊係長だよ。」


あんな優しそうな人の弟子が、こんなに厳しいひとになるのか?


いやいや、これは野中主任のパーソナリティーの比重が大きいのでは・・・。


たぶん俺は不思議そうな顔をしていたのだろうと思う。


「解せぬ、という顔をしているな。」


野中主任はクスと笑いながら言った。


「秋元君ね、大熊係長とまだあまり交流がないからわからないかもしれないけど。


「あの人の別名はね・・・、マクロレンジャーなんだよ。」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ