10話 再開その2
「あの~ネフィア様、僕のこと覚えていらっしゃいますか?」
「えっ?確か刀夜くんですよね。6年前に会ったことのある。」
「あれ?刀夜さん?」
「あ、シャルリア様も。元気そうで何よりです。」
「おい、お前!横入りとはいい度胸だな。」
と、後ろから肩を叩かれた。
「えっと・・・。君は?」
「俺は藤倉 勇気。藤倉 勇の子供とは俺のことよ!」
(ああ、勇さんの子供ってこの子か。確かに育てるのに苦労しそうだなぁ。)
「勇者に楯突くとはいい度胸だな。」
「いや君、勇者じゃないじゃん。しかも僕も勇者の子供だし。」
「何!?まさかお前・・・」
「あ、あの~。お話の途中いいですか?」
「あ、すいません、ネフィア様。なんでしょうか?」
(しまった。ほったらかしにしてしまった。)
「久しぶりに会ったのですから一緒に帰りませんか?」
「え?」
「あ、私からもダメ・・・ですか?」
シャルリアがいつの間にか少し大人になっていた。
「あ、はい。でも、彼女達も呼んでいいですか?」
と、言ってルカ達の方を指差した。
「三人が良かったのに・・・。」
「あの、すいません。もう一度お願いします。」
(小さくて聞こえなかった。)
「いいですよ。皆て帰りましょう。」
と、言って皆で教室を出た。その時、
「おい!まだ話は終わってねぇぞ!!」
と、勇気が言っていた。
「久しぶり、ネフィア、シャル。」
「久しぶりです!刀夜。」
と、ネフィア
「久しぶりですね。刀夜さん。」
とシャル
「え!?刀夜くんってネフィア様達と仲良かっての!?」
「うん。さっきのはネフィア達が困っていたからそこから逃げ出す為にちょっと演技してみたんだ。」
「ナイス演技でしたよ、刀夜さん。」
「シャル、変わったよね。大人っぽくなったって言うか。」
「だって刀夜さん、6年前に『シャルは子供っぽい』的なこと言ってたじゃないですか!」
「あ、そんなことも言ったなぁ。」
「で、どうですか?シャルは?」
「うん。凄く大人っぽくなったと思う。」
「うふふ。やった~!」
「本当に大きくなったね。刀夜は。」
「ネフィアも大きくなったじゃん。」
(一部はペッタンコだけど・・・。)
「ちょっ!どこ見てるの!?もう!結構気にしてるんだから!刀夜のエッチ・・・。」
「ごめんごめん。そんなつもりは無かったんだけど・・・。」
「あと、私のことはネフィでいいよ。もう結構親しい仲だし。」
「じゃあネフィ、改めてよろしくね。」
「・・・何か二人見てると私達が邪魔者に見えるんだけど・・・。」
と、ルカが不満そうに言った。
「この子は?あと、隣の子も?」
「この子は僕の小学校からの友達のルカで、その隣は僕の幼馴染のシルフィ。」
「初めまして、ネフィア様、シャルリア様。」
「私達はネフィアとシャルって呼んでくれればいいわよ。あと、敬語も無しでいいから。」
「あ、はい!!」
「わ、私はシルフィです。仲良くして下さい!」
「うん。よろしくお願いしますね。シルフィ!」
「うん!よろしく、シャル!!」
(何かいきなり親しくなったな。)
そのあとは色々な話をして寮まで帰った。みんなと別れたあと
「ふぅ。疲れた。でも、皆可愛くなってたなぁ。」
と、思いつつ玄関を開けると・・・
「お帰り!」
と、言ってお姉ちゃんか飛び付いて来た




