15話 本気同士の試合
そして次の日の正午ぴったりに試合は始まった。
「では、これから第二試合を始めるぞ。両者共、全力で。」
と、王様からの言葉があった。
「じゃあ行くぞ。刀夜。」
「はい。でも、何でネフィア達が?」
「ああ。それは刀夜くんかの本気をちゃんと確認して欲しくてな。あ、そうそう。ルール変更で回復魔法の使用を許可するぞ。それと、エフェクトで痛みは感じるが血は出ないようにしたからの。存分にやってくれ。」
と、王様は観客席からこう言った。
「「了解です。」」
「それでは・・・・・・試合スタート!!」
『我が心に応じよ聖剣。全ての悪を滅し他のものを圧倒するほどの力を見せつけよ!』
と、勇は詠唱を始めた
(これは、聖剣の召喚詠唱です。勇様は最初から本気のようですね。どうします、刀夜様?)
(う~ん。とりあえず様子見してそれから決めるよ。)
(はい。でも、気をつけて下さい。)
『デバイス・オン。プラクト!!』
(『チェンジ・シールド』)
刀夜はプラクトは盾に変化して受ける準備を万端にした。
「さあ、行くぞ!」
すると、ものすごい速さで勇が刀夜に向かっていった
(っ!?昨日とは比べものにならない速さだ!)
「はぁ!」
「っ!?」
刀夜はギリギリで盾で防いだ。だが…
「うわぁぁぁぁ!!」
防いだはいいものの聖剣の威力は凄まじかった。防いだが力が凄く押し負けるほどのものだ。現に刀夜はスタジアムの壁に激突している。
「かはぁ!?」
と、声を上げて…。
「君はまだ五歳だからな。これには押し負けるだろう。じゃあ次は『聖なる短剣』」
すると、勇の左手から光で出来た短剣が出てきた。
「いけっ!」
勇は短剣を刀夜の肩めがけて投げた。
「ぐぁっ!」
(ヤバいな。抵抗が出来ない。とりあえずこれで抵抗だ。)
『熱風!』
勇は距離を取った。でも、
『ヒーリング・ウォール』
(永続回復か…。ならこっちは『ヒール』)
と、心の中で言い、肩に刺さった短剣を抜いた。
「次はこっちの番です。」
「おっ。回復したな。」
『チェンジ・ソード』
(『魔法付与 ファイア・ウィンド』自分に『身体強化 アクセル・スピード 反射神経強化』)
「行きます。『フル・バースト!!!!!!』」
すると、剣に纏った熱風が燃え上がり始めた。
『フル・バースト』は今出せる限界の魔法や攻撃力が与えれるようになる。代償は、刀夜の魔力でも半分持っていかれる(封印状態で)。
『電光石火!』
刹那、勇の目の前でもうすでに剣を振っていた。勿論、勇は受け身を取れず…
「ぐわぁぁぁぁ!!!!」
「ハァハァ…。どうだ?」
「やるな。でも…まだだ!!」
(ヒーリング・ウォールか…。厄介だな。でも、もう少しだな。)
「じゃあこっちも本気で行くか!『聖剣よ!真の姿を我に見せたまえ!!』」
すると、聖剣は応答するように姿を太刀に変えた
『君臨せよ。真聖剣!』
(そろそろヤバいかな。ならこっちも……)
『封印解放!!』
そして、ここに「全力と全力」のぶつかりが生まれた。
「じゃあ行くぞ!!」
「はい!!」
『太刀切り!』
『川神流剣術 疾風!!』
結果は……両者共、互いの技を受けた。
だが……………




