1章1話 異世界転生とステータス
「オギャアーーー!オギャアーーー!」
ん?眩しっ!たしか僕は転生して…
「産まれましたよ。」
「本当か!?」
「はい。この通り、元気な男の子です。」
「オギャアーーー!」
赤ちゃんってマジで泣くことしか出来ないんだ…。
う~ん。この人が僕の父さんか…。パッと見やせ形だけど手とかみると筋肉がちゃんとついてる。
で、こっちの人がお母さんか。優しい顔してるなぁ。結構美人…。
二人ともどこか日本人に似ているんだよなぁ。何故だろう?
どうやら僕は転生出来たらしい。
ふぁぁぁ…眠いなぁ。考えるのは後にして寝よ。
ふぁぁぁ。おはよう。ってどんだけ寝てたんだろう?
(おはようございます。マスター。)
(うわ!?びっくりした。って誰も居ない。幻聴か?)
(いえ。違いますよ。私はカタビス様の使いでマスターのアシストをします。名前は……?何でしたっけ?)
おいおい。ずいぶんと抜けてるなひと?だな。
(すいません。マスター、私の名前を決めていただけませんか?)
(別にいいけど…。)
う~んと確かアシストするって言ってたな。アシスト、アシスト………シトかな。
(シト…なんてどうだ?)
(はい。いいですね。では改めて名前はシトと申します。これからよろしくお願いします。マスター。)
(よろしく。ところで僕の名前って分かる?)
(それなら、「ステータス」と言ってみて下さい。あ、脳内で唱えるだけでいいですよ。)
(「ステータス」)
すると僕の前に宙に浮いた薄い画面が現れた。
(それがマスターのステータスです。他の人には本人の許可を得ないと見えないようになってます。「鑑定」というスキルを持っている場合は別ですが…。)
ふ~ん。確かスキルは魔法と違って魔力を使わない能力だっけ…。
ステータス
名前 八坂神 刀夜
レベル 1
体力 100
魔力 16500000(1650万)
筋力 10
俊敏力 2
防御力 0
魔法
基本5属性魔法 創造魔法 家庭魔法 無属性魔法
スキル
魔力循環 魔力纏い 詠唱破棄 無詠唱 全武器対応
……
………
は?え?は?
うん。オーケーオーケー落ち着け。とりあえず整理しよう。
えーとまず名前。何故日本名?う~ん?わからない。
で、魔力ね。うん。チートだ。すでにチートだ。とりあえず…
(ねぇシト。まず何すればいいかな。)
(はい、マスター。まず「鑑定」スキルを得る為に創造魔法で「スキル創造」を作ればいいと思います。)
(ありがとう。それと、僕のことは刀夜でいいよ。)
(ですが…)
(刀夜って呼んで。)
(…………分かりました。では刀夜様で。)
(…うん。分かった。)
(では先程と同じ感じで「創造」と言ってその後に「スキル創造」と言ってから「鑑定」と言って下さい。)
(創造、スキル創造、鑑定)
…
……
………
…………
う~ん失敗かな? 余り変わった感じは無いんだけど。
(成功ですよ。刀夜様。)
どれどれ?本当だ。ステータスに鑑定とスキル創造が追加されてる。
(ねぇシト。僕の両親って何者?)
(さぁ、私もそれは分かりかねます。)
(そっか、わかった。)
一体何者なんだろう。大体予想はつくが。
この後、シトに手伝ってもらいスキルと魔法を増やした。
とてつもなく疲れた。ほぼ毎日魔力が枯渇するほど創造魔法を使用したためだ。
因みにこの間僕はずっと目を瞑っている。
それと、シトに
(毎日、魔力循環の練習はしてください。魔力が増えますから。)
って言われた。
まぁ、魔力はあって損はないからやるか…。
それから1年間、魔力循環とスキル&魔法創造を毎日欠かさずした。
その結果が…
八坂神 刀夜(1才)
Lv1
体力 100
魔力 6437910000(64億3791万)
筋力 10
俊敏力 5
魔法
基本5属性 1 創造 1 家庭 1 無属性 1 スキル創造 1 武器創造 1 魔法創造 1 空間 1 時空 1 雷 1 聖 1
スキル
魔力循環 魔力纏い 詠唱破棄 無詠唱 全武器適応 鑑定 完全記憶 アイテムボックス 獲得経験値量10000倍 必要経験値量10000分の1 即算 言語理解 飛行 物質生成 物質破壊 魔法付与 想像 昇華 魔力制御 魔法制御 整理整頓
加護
創造神の加護 MAX
最高神の加護 MAX
魔法神の加護 MAX
武神の加護 MAX
知識神の加護 MAX
家庭神の加護 MAX
破壊神の加護 MAX
冒険神の加護 MAX
生物神の加護 MAX
化け物です。チートです。はい。この魔法の「創造1」の「1」はレベルのことらしい。
いつの間にかスキルや加護も見れるようになった。
で、分からないのは…「想像」と「整理整頓」。
「鑑定」によると「想像」は創造の為に想像する力を高めるスキルらしい。どうやらカタビス様がくれた様だ。
で、「整理整頓」はステータスの整頓。つまり、まとめたりすることができる。
よく見たらステータスに2ページ目があった。触れるので開いて見ると、神様の加護が全てレベルMAXであった。
加護と言うのは神様からの恩寵。これによって強さが何十倍と上がるらしい。
にしても暇だなぁ。泣くことしかできないし。
(では、ステータスを整理整頓してみては…。)
(うわ!びっくりした。……うん。確かに汚いしね。分かった、やって見るよ。)
(はい。ではまとめたいスキルを全てタップして下さい。)
(ほい。)
(では、整頓開始の欄を押して下さい。)
(おおっ!まとまった!)
鑑定はタップして鑑定の欄を押すと鑑定できる。それに似てる様に出来るようだ。
凄いよなぁ。ステータスと自分のスキルが連動してる。
で、まとめた結果
八坂神 刀夜
省略
魔法
基本魔法 応用魔法 万物創造
スキル
魔力補助 魔法補助 詠唱補助 全武器適用 日常使用系統 言語理解 経験値補助 物質変化
加護
全神加護MAX
と、まとまった。
基本魔法はと言うと…