第5章 入学式は晴れ舞台?
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「アルフ生徒会長〜生徒会へようこそ〜!」
生徒会室に入った瞬間クラッカーが盛大になり響いた。
「どっどういう事だ?」
「いや〜本当の事言うとこの学校全然平和なんだよね〜動画撮ったっていうのは嘘だよ」
「騙したのか?」
「そう睨むなよ〜別に悪気はないんよ〜僕たちは君達が生徒会にどうしたら入ってくれるか考えたんだけど思いつかなくてね…悪いけど美星さんにも手伝ってもらったんだよね〜」
「ご、ごめんアルフ。アルフが生徒会長になってほしくて…」
そう言って謝ってくるところをみると本当の事らしい。
「いいよ、じゃあ生徒会長でもなんでもやってやるよ」
「本当かい?、助かるよ。こう見えてこの生徒会やる事が多すぎて人手が足りなかったんだよね」
こうして普通の生徒会にアルフ達2人が入った。話によると生徒会の力は校長の次らしい。(教頭はどうなってんだ?)なので1年の学校行事は生徒会が決める事になっているので忙しいということなのだそうだ。
「それにしても入学式の段取りを入学してすぐ決めないといけなくなるとは…入る所を間違えたかもな…」
「そんな事ないよ。わ、私はアルフが……その……」
もじもじして言葉の先を言わなくなった美星はほっといて入学式の段取りを考え始めた。この学校では毎年入学式では首席の話があるらしいのだが今年は俺らしいので生徒会長の話とまとめるそうだ。
入学式の段取りを決めて家に帰ると今日美星が連れてかれそうになった時の事を思い出しその時に自分がドラゴンだった時の力が使えたのを思い出して。
(そういえば、俺テレポート使えたな)
と思ってしまうのであった。力は人前では使えないので使うことはあまりなさそうなものだがだからといって絶対に使わないという事はないので考えない事にした。
次の日
今日こそが本当の入学式だ。学校では生徒達が何故か嬉しそうにワイワイと喋っている。俺も生徒ではあるが何せ校長と並ぶほどの権力なのでどうも生徒とは言いきれない。言ってなかったが生徒会は教頭レベルでも生徒会長だけは校長レベルなのだそうだ。意味が本当に分からない。
生徒会長の話になり俺は立ち上がった。校長と話して話す内容は決まっているのだが全て俺が考えた事だった。校長は、俺が自由に決めていいとニコニコしながら言っていた。生徒会恐るべしだ。体育館のステージに上がるとドラゴンだった時の事を思い出した。そして…
「俺が生徒会長になった一ノ瀬歩武だっ!皆と同じ1年だが、色々な理由で生徒会長になった。そこで皆に提案がある」
そう言った時、体育館の中がざわめき始めた。いや、何故かざわめきと言うより黄色い声のようだ。何かとは言わないが想像にまかせる事にしよう。
「提案と言うのは、俺がこの学校の王になると言う事だ‼︎‼︎‼︎」
「キャーーーーッ!」
この学校おかしい普通は、なんだそれはっ!とか反論されそうなものなのに黄色い声がさらに増えてしまった。これはあれか?俺がいたいやつだと思われているのか?とも思ったがどうやら違うようだ。校長はいきなり立ち上がり握手を求めて来た。やはりおかしいようだ…
こうやってアルフは説明をする事なく王となり入学式を終わらせたのであった…そして、学校生活での人生が始まるのであった…
どうですか?まさに急展開というものです。
これからの物語はしばらく高校生生活ですが、体育祭や文化祭、修学旅行など様々なイベントをしていく事になります。私は、ドキドキワクワクです。(笑)