表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/43

第三十六話

 黄ばんだ原稿用紙が、三十枚ほど連なっていた。

 その瞬間に、忘れていた記憶が呼び戻された。

 これは……3年前に俺が書いた、全ての気持ちをぶつけて書き上げた、小説。

 思い出したくもない記憶だった。

 何故か手が動き、その文字列を目で追う。最後まで読みきった時には、俺は、すでに机に向かっていた。

 これを書いた時みたいなアナログな手法ではなく、パソコンでWordを立ち上げる。

 これに込められた気持ちの全てを感じ取り、止まらない空想に思いを馳せながらただただ筆を進める。書いても書いても湧いてくるインスピレーションに、時間を忘れて没頭した。

 一度目よりは上手く行ったのではないだろうか。なかなかのものに仕上がった気がしたが、書き上げた瞬間に削除を押した。

 誰かに見られたいわけじゃない。ただ、自分の気持ちをぶつけただけの駄文を、消したのだ。

 書いてる時は、それに意識を傾け、さらに考えた事を具現化できる。それだけなのだ。俺が書いた理由は、それだった。

 胸に残った不思議な感情は切り捨て、俺は掃除を再開した。

 しかし気づいた時にはもう遅かった。

 俺はさっき、何を書いた?何を思って、書いたんだ?

 Wordから削除されたその小説は、誰の目にも触れる事はない。

出来るだけ早いペースで投稿する代わりに、1話の文字数は少なくなり、意味の分からない話も増えるかもしれない。

果たしてタイトルに繋がるまでに後何話かかることやら

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ